糖尿病

特集境界型と軽症糖尿病特集にあたって

川上正舒

2004 年 47 巻 1 号 p. 1
発行日: 2004/01/30
公開日: 2011/03/02

DOIhttps://doi.org/10.11213/tonyobyo1958.47.1

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特集境界型と軽症糖尿病糖尿病診断基準における境界型の意義

葛谷健

2004 年 47 巻 1 号 p. 3-5
発行日: 2004/01/30
公開日: 2011/03/02

DOIhttps://doi.org/10.11213/tonyobyo1958.47.3

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特集境界型と軽症糖尿病境界型および軽症糖尿病の病態と治療方法

小沼富男

2004 年 47 巻 1 号 p. 6-8
発行日: 2004/01/30
公開日: 2011/03/02

DOIhttps://doi.org/10.11213/tonyobyo1958.47.6

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特集境界型と軽症糖尿病危険因子としての意義-大血管症

伊藤千賀子

2004 年 47 巻 1 号 p. 9-11
発行日: 2004/01/30
公開日: 2011/03/02

DOIhttps://doi.org/10.11213/tonyobyo1958.47.9

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特集境界型と軽症糖尿病危険因子としての意義-細小血管症

羽田勝計

2004 年 47 巻 1 号 p. 12-13
発行日: 2004/01/30
公開日: 2011/03/02

DOIhttps://doi.org/10.11213/tonyobyo1958.47.12

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特集境界型と軽症糖尿病糖尿病型への進行の可能性とその対策: 生活習慣への介入による糖尿病予防研究

葛谷英嗣

2004 年 47 巻 1 号 p. 14-17
発行日: 2004/01/30
公開日: 2011/03/02

DOIhttps://doi.org/10.11213/tonyobyo1958.47.14

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2型糖尿病患者におけるLDL相対移動度とankle brachial index (ABI), pulse wave velocity (PWV) との関連

文野真樹, 日比野彰, 大谷晴久, 宗正敏

2004 年 47 巻 1 号 p. 19-25
発行日: 2004/01/30
公開日: 2011/03/02

DOIhttps://doi.org/10.11213/tonyobyo1958.47.19

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動脈硬化症の発症および進展に重要な役割を担っているLDL粒子サイズを推定できるLDLの相対移動度 (migration index: 以下LDL-MI) を用いて2型糖尿病患者におけるLDL-MIとankle brachial index (以下ABI), pulse wave velocity (以下PWV) や臨床背景との関連について検討した.【対象・方法】2型糖尿病患者150名. リボ蛋白電気泳動を行いLDL-MIを求めた. またABI formを用いてABI, PWVを測定し, 臨床背景と併せて検討した.【結果】LDL-MI の平均値は0.367±0.037と健常人 (0.332±0.026) よりも有意に高値であった (p<0.0001). LDL-MIはbaPWV, FBS, HbA₁c, TC, TG, HDL-Cと有意に相関を認めた. 微量アルブミン陽性例, 脳血管障害既往例では有意にLDL-Mlが高値を呈した.【結語】2型糖尿病患者ではLDL-MIが高値を示し, small, dense LDLの存在が示唆された. LDL-MIは他の動脈硬化の指標や臨床症状と良い相関が認められ, 糖尿病患者の動脈硬化症のリスクファクターとして有用であると考えられた.

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PCR-SBT法によるHLA遺伝子タイピング

小児期発症1型糖尿病の多様性との関連について

野元けい子, 大津成之, 田久保憲行, 横田行史, 松浦信夫

2004 年 47 巻 1 号 p. 27-34
発行日: 2004/01/30
公開日: 2011/03/02

DOIhttps://doi.org/10.11213/tonyobyo1958.47.27

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HLAのなかでも特に多様性に富み1型糖尿病に関連性の高いDQA 1, DQB 1, DRB 1のDNAタイピングが解析用ソフトを利用したSequencing-Based Typing (SBT) 法によって多数の検体を容易かつ正確にできた. 小児期発症1型糖尿病ではDQA 1*03-DQB 1*0303-DRB 1*0901, DQA 1*03-DQB 1*0401-DRB 1*0405, DQA 1*03-DQB 1*0302-DRB 1*0802が対象群に比して有意に高く, DQA 1*03-DQB 1*0302-DRB 1*0403, DQA 1*0102-DQB 1*0602-DRB 1*01501, DQA 1*0103 -DQB1*0601-DRB1*01502, DQA1*0103-DQB1*0601-DRB1*0B03が有意に低かった.発症年齢別では, 0～4歳発症群でDQA 1*03-DQB 1*0303-DRB 1*0901が10～15歳発症群に比して有意に高かった. よって, 0～4歳発症群は5歳以上の小児期発症糖尿病群とは臨床症状や抗GAD抗体陽性率の違いに加えてHLAクラスll抗原遺伝子の頻度の違いから異なった発症要因の可能性が示唆された.

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典型的な糖尿病症状を呈さず, 胃腸症状のみで意識障害を呈した劇症1型糖尿病の1例

菅順子, 井上達秀, 福永康智, 袴田康弘, 榎本哲也, 佐古伊康

2004 年 47 巻 1 号 p. 35-39
発行日: 2004/01/30
公開日: 2011/03/02

DOIhttps://doi.org/10.11213/tonyobyo1958.47.35

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症例は41歳, 女性. 2001年3月5日に食欲不振, 心窩部痛が出現し, 3月7日昼, 近医を受診したところ胃腸薬を投与された (初診時Na 125mEq/l). 典型的な糖尿病症状はなかったが, 夕食後急激に意識が低下したため救急外来を受診し, 血糖1, 240mg/dl, 尿ケトン4+, 動脈血pH6.93, HCO-32.3mmol/l, Na 116mEq/l, K6.7 mEq/lにより糖尿病性ケトアシドーシスと診断された. HbA1c 5.296, インスリン分泌の枯渇, 膵酵素のー過性上昇を認めたことより, 劇症1型糖尿病と考えられた. 劇症1型糖尿病では, アシドーシスや電解質異常による致死的不整脈, 妊娠の場合は流産の危険性が報告されている. 軽度の胃腸症状のみで, 典型的な糖尿病症状がない患者でも, 劇症1型糖尿病の場合があることを念頭におく必要があると考えられた.

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高分子型IGF-II産生未分化型肝細胞癌による低血糖昏睡, 低血糖脳症を呈した31歳女性の1例

住友秀孝, 長谷川亮, 吉村弘子, 寺師聖吾, 樫山麻子, 田中重之, 宮川高一

2004 年 47 巻 1 号 p. 41-44
発行日: 2004/01/30
公開日: 2011/03/02

DOIhttps://doi.org/10.11213/tonyobyo1958.47.41

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症例は31歳, 女性.既往歴, 家族歴に特記事項なし.1995年6月, 低血糖昏睡 (血糖20mg/dl) にて入院.上腹部巨大腫瘤を触知.HBs抗原陰性, 同抗体陽性, HCV抗体陰性.AFP730,000ng/mlと著明な上昇あり.CTにて多発性肝腫瘍を認め, 針生検にて原発性未分化型肝細胞癌と診断.血清IGF-I値の低下と高分子型血清IGF-II値の中等度上昇を認め, 肝細胞癌による非ラ氏島細胞腫瘍由来低血糖 (non-islet cell tumor hypoglycemia;NICTH) と診断.遷延性意識障害を認め低血糖脳症と診断.抗癌剤動注療法後退院.1997年永眠.低血糖の鑑別診断に際しては, 40歳以下の若年症例においても, 非常に稀ではあるが肝細胞癌によるNICTHを考慮する必要がある.また, 近年の報告のように, 高分子型IGF-IIが肝細胞癌の増大に相加的に関与した可能性が推察された.

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バセドウ病と1型糖尿病を同時発症し高力価抗GAD抗体陽性を示した1例

土井賢, 深井希, 小澤直子, 萩原康二, 松下美加, 泉山肇, 名和知久礼, 岩科將虎, 今井泰平, 七里眞義, 内村 ...

2004 年 47 巻 1 号 p. 45-50
発行日: 2004/01/30
公開日: 2011/08/04

DOIhttps://doi.org/10.11213/tonyobyo1958.47.45

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バセドウ病と1型糖尿病を同時発症し高力価抗GAD抗体陽性を示した1例を報告する.症例は57歳, 性.1999年7月,, 糖 (500mg/dl台) を認め糖尿病と診断され,, よりインスリン療法を導入された, ま, 同時, 状腺機能元進症を認めたが, 無痛性, 炎と診断され, 無治療で,.2000年4月当科入院, TSAb高, 22496), 甲状腺シンチ, ィーの取り込み元進よりバセドウ病と診断, MMI (30, 日) 投与を開始した.尿中C-peptide低値 (8.7μg/日) で, 抗GAD抗体高値, 4,100U/ml), ICA陽性であり1型, と診断, 強化インスリン療法を導,.患者血清とラット内分泌臓器抽出物とを反応させウェスタン解析を施行した.患者血清中に膵臓, 甲状腺, 副腎組織に存在, 子量約, Daの蛋白を認識する抗体が認められた.本症例では, 1型糖尿病とバセドウ病が同時, たことから共通の自己免疫異常が推察された.

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有効利用のための血糖自己測定の指導とその有効性についての検討

実測値に対する認識の重要性

松尾直美, 中原以智, 田中有香, 黒澤寿子, 三浦順之助, 内潟安子, 岩本安彦

2004 年 47 巻 1 号 p. 51-56
発行日: 2004/01/30
公開日: 2011/03/02

DOIhttps://doi.org/10.11213/tonyobyo1958.47.51

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当院入院中の患者29名を対象に血糖自己測定 (SMBG) 既指導群 (A群), 導入群 (B群) に分け, 測定値の解釈及び日常生活での利用法を指導した. 退院後, SMBGに対する意識や活用方法の変化, 予測値と実測値の相違をアンケート調査し, 測定回数やHb Alcの推移と共に検討した. 退院2カ月後では血糖値の解釈, 予測にする主観的な判断, 予測値と実測値の差は両群間に有意差は見られなかった. 退院6カ月後のHbA₁cは入院前と比較してA群では有意な低下ではなかった (p=0.16) が, B群では有意に低下した (p<0.05). なお, 両群とも6カ月後までは退院時より少ないSMBG回数で血糖コントロールを維持できていた. 両群とも入院中のSMBGの指導に対する反応は良好であったが, 導入早期に有効活用の方法を教育する方が, 少ない測定回数でよりよい血糖コントロールを得ることができるようになると推察された.

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第68回日本糖尿病学会中部地方会

2004 年 47 巻 1 号 p. 57-64
発行日: 2004/01/30
公開日: 2011/03/02

DOIhttps://doi.org/10.11213/tonyobyo1958.47.57

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