糖尿病
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47 巻 , 3 号
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  • 南條 輝志男
    2004 年 47 巻 3 号 p. 193-195
    発行日: 2004/03/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
  • 岩瀬 正典, 野原 栄, 佐々木 伸浩, 姫野 利隆, 西田 真理子, 吉成 元孝, 吉住 秀之, 向井 直子, 土井 康文, 森園 茂明, ...
    2004 年 47 巻 3 号 p. 197-201
    発行日: 2004/03/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    我が国におけるメトホルミン投与量を再検討する目的で, メトホルミン250mg経口投与後の血中薬物濃度を測定し, その薬物動態パラメーターを検討した.対象は健常者6名と治療上メトホルミン投与が必要と判断された食事療法中の2型糖尿病入院患者5名.最高濃度到達時間 (Tmax) は健常者および糖尿病患者とも約4時間であった.薬物最高濃度 (Cmax) は健常者0.54±0.15μg/ml, 糖尿病患者0.85±0.19μg/mlで, 海外の報告と大差がなかった, 血中濃度半減期 (T12) は健常者289±0.90時間, 糖尿病患者4.38±1.55時間であった.糖尿病患者におけるメトホルミン500mg/日の7日間連続投与では投与後3日以降定常状態に達しており, 7日目の血中濃度は初回単回投与時の血中濃度から予測される範囲内であり, Tmax, Cmax, T12も初回投与時と有意差はなかった.日本人常用量のメトホルミン血中薬物動態について報告した.
  • 東 宏一郎, 島田 朗, 猿田 享男
    2004 年 47 巻 3 号 p. 203-207
    発行日: 2004/03/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    スルホニル尿素薬は体重増力口をきたしやすい欠点が指摘されている.glimepirideの体重変化に及ぼす影響につき, gliclazideと比較検討した.外来通院中の過体重~ 肥満2型糖尿病患者24名 (男16女8, 年齢61±11歳, BMI 25.4±29, FPG 192±30mg/dl, IRI 11±7μU/ml, HbA1c8.5±0.996) を交互にglimepiride投与群 (13名), gliclazide投与群 (11名) に振りわけ, 4カ月間追跡した.体重増力口は平均0.4kgで, glimepiride群で少なかった (P<0.01).HbA1cの改善や, 血圧, 脂質の変化に関しては, 両群間で有意差は認めなかった.今回の検討より, 日本人過体重~肥満2型糖尿病患者において, 短期間の検討ではあるが, glimepirideは少なくともgliclazideと比べて体重に及ぼす影響が少ないと考えられた.
  • 高池 浩子, 内潟 安子, 佐藤 麻子, 三浦 順之助, 奥平 真紀, 大澤 真里, 岩本 安彦
    2004 年 47 巻 3 号 p. 209-216
    発行日: 2004/03/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    当センターへ過去13年間に入院した新規1型糖尿病患者108名について, 発症時の臨床的特徴, および劇症1型糖尿病の有無を検討した.発症時HbA1cが低いほど高血糖 (p<0.001) 状態であり, 高年齢 (p<0.05) で, 高血糖症状出現から糖尿病診断までの期間が短かった (p<0.0001).また, GAD抗体価が明らかな98名中, 初診時GAD抗体陰性かつHbA1c 8.596以下の症例は13例であった.この群は高血糖の有症状期間が短く, 診断時高血糖であるにもかかわらずHbA1cが低値であり, 劇症1型糖尿病が疑われた.しかし, 急性膵炎が先行するもの, 膵外分泌酵素の上昇がみられないもの, IA-2抗体が弱陽性の症例もその中に存在した. また, HLA DRB 1*0405-DQB 1*0401 haplotypeが関与する可能性が示唆された.
  • 鈴木 薫, 若杉 隆伸, 中條 大輔, 山秋 直人
    2004 年 47 巻 3 号 p. 217-220
    発行日: 2004/03/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    ケトアシドーシスを呈し劇症1型糖尿病と考えられた3症例で, 初診時血糖, HbA1c, 動脈血pH, 膵関連酵素やインスリン分泌能, 糖尿病関連抗体, HLA遺伝子型の検索を行い, 比較検討した. 各症例のHbA1c, 抗GAD抗体はそれぞれ, 症例1で6.696, 3.6U/ml, 症例2で8.896, 陰性, 症例3で5.6%, 2.2U/mlだった1抗GAD抗体弱陽性の2例はHbA1c低値であり, 抗GAD抗体陰性の1例はHbA1c高値だった.今回の3症例に限っては, HbA1c値の高低は症状出現までの経過の長短を反映していると考えられたこと, 低いHbA1c値の症例で抗GAD抗体陽性で後日陰性化したことから, 劇症1型糖尿病の発症後, 来院までの超急性期に抗GAD抗体陽性の時期があり, その後陰性化することもあるという可能性が考えられた.
  • 荒古 道子, 中 啓吾, 貴志 豊, 江川 公浩, 澳 親人, 西 理宏, 古田 浩人, 中尾 大成, 佐々木 秀行, 南條 輝志男
    2004 年 47 巻 3 号 p. 221-225
    発行日: 2004/03/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    症例は71歳の女性で, 1999年よりプランマー病と診断されるも, 甲状腺機能異常は認めずβプロッカ-のみで治療されていたが, 2001年8月より甲状腺機能亢進症が出現し, バセドウ病の合併 (Marine-Lenhart症候群) と診断した.チアマゾール (以下MMIと略す) による治療を開始するも肝障害が出現したため入院した.肝機能障害の精査中に高インスリン血症 (IRI 82-4μU/ml, CPR 2.18ng/ml, IRI/CPRモル比0.79) の存在が確認され, 75gOGTT 2時間後でIRIは最大1, 785μU/mlまで上昇し, 3時間後には低血糖 (28mg/dl) を認めた.インスリン負荷試験で感受性は正常, インスリンレセプター抗体は陰性, インスリン抗体は7396と高値であった.HLAタイプはクラスIIのDR4, HLA-DR遺伝子解析ではDRB 1*0406であり, インスリン注射歴がないことよりインスリン自己免疫症候群 (以後IASと略す) と診断した.プロピルチオウラシルに変更後は肝機能は正常化し, 低血糖症状も認めずインスリン抗体価の低下も認められた.-ASはその発症にSH基を有する薬剤の関与が指摘されており, MMI服用により発症したと考えられるIASを経験したので報告した.
  • 小島 敏弘, 山本 眞由美, 安田 圭吾
    2004 年 47 巻 3 号 p. 227-232
    発行日: 2004/03/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    症例は73歳, 女性. 発汗, 下痢, 体重減少を自覚して受診.FT3, FT4, TSHの高値と, 頭部MRIで径8mmの下垂体前葉腫瘤の所見などより, 下垂体TSH産生腫瘍と診断.経蝶形骨洞下垂体腺腫摘出術, ブロモクリプチン内服を試みたが甲状腺機能亢進状態は改善せず, 再手術施行後に甲状腺機能が正常化した. 免疫染色病理組織診断はTSH産生腺腫であった. 75gOGTTによる耐糖能は, 術前糖尿病型であったが, 再手術後正常化した. インスリン抵抗性の指標 (HOMA-R) やインスリン分泌能の指標 (insulinogenic index, グルカゴン負荷試験) は, 術前術後で大きな変化を認めなかった, 本例のようなTSH過剰による甲状腺機能亢進状態でも, 原発性甲状腺ホルモン過剰状態と同様に, 耐糖能が低下し, 甲状腺機能正常化とともに正常化した症例を経験したので報告する.
  • 松崎 純子, 中村 昭伸, 小野 百合
    2004 年 47 巻 3 号 p. 233-237
    発行日: 2004/03/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    【目的】糖尿病患者において動脈硬化の危険因子を知るため, 頸動脈エコー検査所見の有無と他の動脈硬化関連因子および糖尿病コントロール, 合併症との関連を検討した.【方法】241名に頸動脈工コー検査を行い, 異常所見を認めたA群, 認めなかったB群に分け, 2群間における各種検査項目, 動脈硬化危険因子との関連を検討した.【結果】脈波伝播速度 (PWV), 内膜中膜壁厚 (IMT), 高血圧症の罹病率, 年齢, 糖尿病罹病期間, 合併症の有無はA, B両群間で有意差を認めた. 糖尿病大血管症発生群 (40名に出現) およびPWV1, 600cm/sec以上群においてもほぼ同様の結果を認めた. PWV, IMT肥厚度, 高血圧症罹病率は頸動脈エコー所見の重症度および糖尿病大血管症発生に伴い元進していた.【結語】動脈硬化の進展は力口齢, 高血圧に依存するところが多く, 糖尿病患者は血糖コントロールのみならず血圧の管理が重要であると考えられた.
  • 本田 育美, 神谷 千鶴, 栗原 宏子, 大徳 真珠子, 南茂 隆生, 佐藤 智己, 奥宮 暁子, 宮川 潤一郎, 江川 隆子
    2004 年 47 巻 3 号 p. 239-245
    発行日: 2004/03/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
    糖尿病患者142名に対し, 6種類のサイズのSemmes-Weinstein monofilament (SWM) を用いて, 左右の足底面を3カ所ずつ測定し, 測定部位および閾値の算出法の違いによる糖尿病性神経障害 (DN) の診断精度の変化を検討した. DNの判定は, 糖尿病性神経障害を考える会の「糖尿病性多発神経障害の簡易診断基準」を参考に, 自覚症状・振動覚・アキレス腱反射の3項目のうち2項目以上で異常を認めた場合とした. その結果, SWMの判定は, 最大値を示した閾値を採用する方法が曲線下面積 (AUC) 値は高く, カットオフポイントを4.56 (4g) とした時の精度が一番高かった, また, SWM単独でDNを判定する場合は, 複数箇所を測定し判定する方が診断精度は高いものの, 1カ所のみで判定する際は, 第1趾底面での評価が優れていた. さらに, アキレス腱反射, 振動覚, 自覚症状の中の2項目にSWMを力口えて判定すると, 感度は73%以上と向上し, 特異度は83%以上に維持された1これより, SWMを使った圧覚閾値の判定は, DNの簡易診断基準の項目としての有用性が示唆された.
  • 2004 年 47 巻 3 号 p. 247-263
    発行日: 2004/03/30
    公開日: 2011/03/02
    ジャーナル フリー
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