近年,自治体や公益法人が管理・運営する専門図書館には,誰でも自由に利用ができる公共図書館に近い存在のものが増えてきている。本稿では,女性センターの側からの地域ネットワークの必要性を明らかにするとともに,ネットワーク構築の方法についても実態に基づいて具体的に述べた。専門情報提供機関が様々な専門情報にアクセスしたいという市民の要望に応え,公共図書館同様,あらゆるライフステージの人々の活動や生涯学習をサポートできる可能性がある。この専門情報提供機関としての機能をさらに有効にするのが地域ネットワークである。
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