運輸政策研究
Online ISSN : 2433-7366
Print ISSN : 1344-3348
12 巻 , 4 号
選択された号の論文の4件中1~4を表示しています
政策研究論文
  • 石坂 久志
    2010 年 12 巻 4 号 p. 002-010
    発行日: 2010/01/25
    公開日: 2019/05/31
    ジャーナル フリー

    駅前広場にはタクシーの過度な集中,送迎バス,自家用車による長時間駐車など様々な問題が存在し,公共交通の円滑な利用のボトルネックとなっている.これらの問題解決が公共交通の活性化に必要であり,駅前広場整備の一層の促進と共に,効率的に管理することが重要である.本報告は,首都圏の駅前広場を対象に,管理の現状,課題をアンケート調査より把握し,今後の駅前広場の管理のあり方について考察した.

  • 大坪 新一郎
    2010 年 12 巻 4 号 p. 011-023
    発行日: 2010/01/25
    公開日: 2019/05/31
    ジャーナル フリー

    国際海運からのCO2排出量は全世界の約3%であるが,将来は途上国を中心とした経済成長に伴い増加が続くため,IMO(国際海事機関)でグローバル規制の審議が進んでいる.本稿では,海運が有する高い効率改善ポテンシャルを活かすための詳細制度設計,特に個船の設計時燃費効率に関する規制値の設定方法について分析する.経済的規制については,世界経済の動脈である海運の発展を妨げることなく,効果を最大化するための「個船実績評価と課金の一部還付」による燃料油課金制度の合理性について論じる.また,国際海運は,途上国を中心とした世界全体の経済成長により輸送量が定まることをふまえ,排出総量ではなく個船の効率改善を制度設計上の目標とする必要性を論じる.

学術研究論文
  • 花岡 伸也, タクシム・ハスナイン , 川崎 智也, ピシェ・クナダムラクス
    2010 年 12 巻 4 号 p. 024-031
    発行日: 2010/01/25
    公開日: 2019/05/31
    ジャーナル フリー

    タイではエネルギー消費量の38%が運輸部門に起因しており,また貨物輸送の92%がトラックによって輸送されている.トラック輸送はCO2排出の主要因の1つであることから,鉄道や水運によるインターモーダル輸送の活用が求められている.本研究では,インターモーダル輸送の活用によるエネルギー節減効果を計測するため,トラックのみ・鉄道インターモーダル・水運インターモーダルの3つの輸送機関の機関分担率を決定変数としたエネルギー消費量最小化モデルを輸送時間と輸送料金を加えた多目的最適化問題として構築した.そして,タイのバンコク-ハジャイ間の貨物輸送をケーススタディとしてエネルギー節減効果を計測し,モデルの有効性を検討した.

報告論文
  • 坪井 竹彦, 兵藤 哲朗, 脇田 哲也
    2010 年 12 巻 4 号 p. 032-041
    発行日: 2010/01/25
    公開日: 2019/05/31
    ジャーナル フリー

    近年,2008年秋の経済危機以前より,わが国の国際航空貨物は減少傾向を示している.本研究では,その要因を貿易統計から把握し,航空と競合関係にある海上輸送との分担関係を説明し得る,輸送モード選択モデルを提案する.具体的には,貿易統計から,最近の航空貨物減少の主要因の1つとして考えられる輸出入貨物の落ち込みが大きいことが確認された.また,輸送モード選択モデルでは,物流総費用を考慮し,輸送日数や輸送費用に加え,商品価格下落率や在庫費用も含んだ新たなモデルを検討した.主要都市間の輸送サービスレベルや,例として扱った電機製品の商品価格,および価格下落率などを用いたモデル感度分析から,本モデルの妥当性が検証された.

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