運輸政策研究
Online ISSN : 2433-7366
Print ISSN : 1344-3348
14 巻 , 4 号
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学術研究論文
  • 佐々木 公明, 徳永 幸之
    2012 年 14 巻 4 号 p. 002-012
    発行日: 2012/01/30
    公開日: 2019/04/27
    ジャーナル フリー

    アマルティア・センは,人が所有する財とその特性を用いて人は何をなしえるか,つまり「機能」を考察しなければ,「福祉」を評価することはできないと主張する.地域交通を評価するときも,そのシステムの「機能」と「機会」をセットで考える「潜在能力アプローチ」が必要である.例えば,立派な自動車道路があっても,高齢者,病人,自動車を保有しない人,運転免許を持たない人たちの幸福度あるいは福祉に及ぼすその効果はゼロに近い.本稿では,アマルティァ・センの「潜在能力」アプローチを反映させるように,住民諸活動満足度調査結果に基づき,住民の幸福の視点から地域交通システムを評価する試みを行う.

  • 柴田 つばさ, 小坂 弘行
    2012 年 14 巻 4 号 p. 013-023
    発行日: 2012/01/30
    公開日: 2019/04/27
    ジャーナル フリー

    本研究では,1965年から2000年の5隔年注1)8時点の全国9地域間産業連関表から多地域多部門モデルを構築し,我が国の基幹的な3つの高速交通インフラ(高速道路,高速鉄道,航空)の代表路線を対象として,それらの整備の進展が地域経済や産業立地にどのような影響をもたらしてきかについて定量分析を行った.これにより,今日に至る日本の高速交通インフラ整備は各地域に経済成長をもたらしたが,その恩恵は大都市圏よりも地方地域にあったこと,今日の地域問題である地方圏から大都市圏へ人の流出,大都市圏の経済の集中を生みだすことにもつながったことを説明することができた.

論説
紹介
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