目的・方法 縫製システムにおいて省人化と生産性向上を目的にして, 従来からあるラインバランシングの理論に不均衡時間なる概念を導入してワークステーション数ならびにサイクルタイムの決定の簡易計算手法を提案し, 実際のシステムに適用した.成果 8人編成の縫製ラインでワークステーション数の計算手法を適用することにより1人減員でき, 7人編成で同一生産量を得ることができる.同一の縫製ラインに対してサイクルタイムの計算手法を適用することにより9名の作業員とした場合, 1日8hr稼働で1人当り63着の生産量から78着 (24%向上) に増加できる.これより, 本手法の実用性と有用性が検証でき適用可能性の高いことがわかった.
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