芝草研究
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10 巻 , 2 号
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  • 近藤 三雄
    1981 年 10 巻 2 号 p. 87-97
    発行日: 1981/11/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 鍋島 英男
    1981 年 10 巻 2 号 p. 99-103
    発行日: 1981/11/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 山寺 喜成
    1981 年 10 巻 2 号 p. 105-110
    発行日: 1981/11/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 角田 三郎
    1981 年 10 巻 2 号 p. 111-120
    発行日: 1981/11/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    (1) 昭和54年と55年の2年間, 程ケ谷カントリークラブ・コウライグリーン4面を使用して肥料試験を実施した。54年は年間NPK各25kg, 35kg, 45kg区を設け, 55年は年間NPK各20kg, 30kg, 40kg区を設けた。55年は冷夏に見舞われたため54年と55年の刈り込み乾重, NPK含有率, デンプン含有率, 粗脂肪含有率等の比較から, 冷夏のコウライ芝生育相におよぼす影響を調べた。
    (2) 水稲では, 一般に生育相を栄養生長期, 生殖生長期, 登熟期に分けて考え, 全乾物重もその増加速度が“S”字曲線を描くが, ゴルフ場コウライ芝の場合は刈り込みが年間100~150回におよぶので, 水稲のように各生育相を明瞭に区別することができなかった。グリーンコウライ芝では刈り高が4~6mmのため, 生殖生長を営むことが少なく, また刈り込み乾重も“S”字曲線を描けず逆“V”字形になった。
    (3) 昭和55年は年間を通じて54年より低温で, 年間の刈り込み乾重をみると55年40kg区は54年35kg区の13.5%減収であった。特に55年8月は54年8月平均温度より4.43度低いが, 刈り込み乾重はそれほど冷夏の影響を受けず, わずか12.0%減収であった。むしろ9月から11月の低温が生育に大きく影響し, 9月54.0%10月63.7%, 11月100%, 9月~11月合計で59.4%の減収であった。
    (4) 一般的に, 禾本科作物の長期雨天, 冷夏のときの施肥は子実収量低下をまねくため施肥を控えるが, ゴルフ場の芝草では, 長雨, 冷夏でも施肥量の多い40kg区の刈り込み乾重が, 他の2区よりも多かった。
    (5) コウライ芝は10月 (平均温度17.51℃) 11月 (平均温度11.56℃) の低温期でも, 晴天に恵まれてから同化作用が旺んになり, デンプンの蓄積が10月24.00%, 11月36.06%になった。生長が停止してから蓄積養分合成が旺んになり, 低温の影響を余り受けなかった。
    (6) 一般禾本科作物の粗脂肪は1.2%程度であるが, ゴルフ場グリーンのコウライ芝では3~4倍高い粗脂肪が認められた。
  • 小林 堅志
    1981 年 10 巻 2 号 p. 121-128
    発行日: 1981/11/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    1.この実験は芝地圃場におけるリゾクトニアラージパッチの人工接種による発病条件と, その発病に及ぼす管理作業の影響について行ったものである。
    2.春に病原土を100g/m2として接種を行い, 芝地圃場でのこの病害の発病とその後の定着について実験を行った。その結果, その春に発病が見られたが, 秋では見られなかった。しかし, 翌春に再び発病が見られるようになった。
    3.発病と病原菌量との関係を見るため, 病原土, 50, 100, 200g/m2について接種を行った。その結果, 接種量の少ない方が発病は大となり, これらの間に直接の関係はないように思われる。
    4.秋から春にかけて, 月, 1~2回, 病原土200g/m2の接種を行い, 発病しやすい時期について実験を行った結果, 秋と春の時期が発病しやすかった。そして, 秋から冬にかけてのいずれの時期の接種とも春になって発病が見られるようになった。
    5.張替直後とターフになった芝に病原土200g/m2を接種し, 両者の発病の難易について実験を行った結果, 張替直後の芝では接種したすぐその秋に発病が見られ, また, 翌春の発病および伸展も大きくなった。
    6.病原菌を含むサッチを除去した場合発病が軽減されるか否かを見るため, 予め病原土50g/m2を接種し, 菌糸を伸展させておいた芝地にバーチカルモアをかけ, 病原菌を含むサッチの除去を行ったが, この作業を行った方の発病が大となった。
    7.バーチカルモアをかけた芝に病原土200g/m2を接種し, バーチカルモアと発病の関係について実験を行ったが, バーチカルモアをかけた場合明らかに発病は大きくなり, 次の発病の時期への影響も大きくなった。
    8.目土と発病との関係を見るため, 病原土を200g/m2として, 接種後目土を入れた場合, 目土後接種した場合, 目土を入れないで接種した場合について実験を行った。その結果, いずれも目土を入れた場合に発病が大きい傾向を示したが, とくに, 接種後目土を入れた場合には発病が早く, 大きかった。
    9.穴あけ作業と発病との関係について, 病原土を200g/m2として実験を行ったが, 穴あけ作業を行わなかった場合と同じ程度の発病が見られ, 穴あけはこの病害の発病とは直接関係はないようであった。
  • 竹松 哲夫, 竹内 安智, 小笠原 勝
    1981 年 10 巻 2 号 p. 129-132
    発行日: 1981/11/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    マルバヤハズソウ (Kummerovia styiata (Thunb.) Schindler) の除草剤による防除方法について試験を行った結果, 発芽前の土壌処理ではmecoprop, tryclopyr, dicamba, atrazineが有効であった。また発芽後の茎葉処理については, 茎葉部が分枝木質化する以前のヤハズソウに対して, tryclopyr, dicamba, 「atrazine+mecoprop」が高い除草効果を示した。
    葉期の進んだヤハズソウに対しては, tryclopyrあるいはdicambaが効果的であった。
    以上, 除草効果については, triclopyrが散布水量あるいは展着剤濃度の如何に関わらず安定しているため最も効果的な除草剤と思われるが, 芝草に対する安全性あるいは殺草スペクトラムの面では「atrazine+mecoprop」が有効である。
    除草剤を使用する際には, 適用場面での雑草の種類密度, 葉期あるいは芝生の状態等を踏えて適切な除草剤を選ぶことが肝要である。
  • 竹松 哲夫, 竹内 安智, 小笠原 勝
    1981 年 10 巻 2 号 p. 133-138
    発行日: 1981/11/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    16種類の除草剤の土壌中における除草活性と下方移動性及び残効性について研究を実施し以下の結論を得た。
    1.7種類のイネ科植物に対して土壌処理力を調べたところ, pendimethalin, benefinは2.5~5PPm/w, atrazine, simazineは5~10ppm/wという低濃度から有効であったが, propyzamide, napropamid, asulamは10~20ppm/wとやゝ高い濃度から, その他はさらに高い20ppm/wから有効であった。
    また, asulamやatrazineは同じイネ科植物でも種類により感受性に差がみられた。
    2.6種類の広葉植物に対して阻害の大きかったものは, atrazine, simazine, mecoprop, triclopyrで5~10ppm/wから有効であり, これらに次いでpendimethalin, simazine, mecoprop, benefinが10~20ppm/wと有効であった。またatrazine, simazine, mecoprop, triclopyrなどは種類によってやゝ効果の乏しいものもあった。
    3.土壌中の下方移動はnitrofen, simazine, MK-616, benefinは埴壌土中では表層1cm以内であり, terbutol, pendimethaljn, chorthalmethylは1~2cm, siduron, napropamid, propyzamide, Orthobencarb, atrazineでは2~3cmでtriclopyr, mecoprop, bensulideは4~5cm, asulamでは7~8cmの深さまでおよんでいた。
    4.土壌中 (埴壌土) における残効性はそれらの除草剤の標準量施用でmecoprop, triclopyr, nitrofenは30日前後, atrazine, simazineなどでは50日前後でありbensulide, napropamid, terbutol, chlorthalmethyl, benefin, pendimethalinでは60日以上であった。
    5.土壌表面での横移動に関しては, simazine, nitrofen, chlorthalmethylは小さくasulamではかなり大きかった。
  • 竹松 哲夫, 近内 誠登, 竹内 安智
    1981 年 10 巻 2 号 p. 139-143
    発行日: 1981/11/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    休眠末期の芝生地 (コウライシバ) でsimazineとatrazineの挙動を調べた。その結果は以下のように要約される。
    (1) 自然放任状態で枯死葉の多い芝生地ではsimazineは散布後これらの茎葉にほとんど付着し地表面に落下しなかった。枯死葉を除去したり芝の刈高を低くしてから散布するとサッチ層まで落下したが, その下の床土までは移動・分布がみられなかった。Atrazineではsimazineほど芝草茎葉への付着が多くなかったが, 枯死葉を除いたり芝草の刈高を低くすると地表面への落下量が多くなった。地表面に落下したものはほとんどサッチ層に存在していたが, サッチ層を除いてから散布すると床土の表層2.5cm位まで分布がみられた。
    (2) 100l/ (10a) の水量でsimazineを散布した場合, 茎葉への付着が多くその後の降雨でも容易に落下しなかった。200~400l/10aの水量では直接地表面へ落下する量が100l/10aの場合よりも多かった。展着剤を加用すると散布水量が多くても茎葉に付着するようになり地表面に直接落下する量が減少した。Atrazineでは芝草茎葉への付着量はsimazineほど散布水量や展着剤加用の影響は大きく受けなかったが, 散布水量が多くしかも展着剤を使わない方が直接地表面に多く落下した。
    (3) サッチ中におけるsimazineとatrazineの除草力はいずれも床土土壌中の約1/3であった。これら2剤の除草力は殺菌によりサッチで3倍, 床土では2倍高まった。
    (4) サッチへのatrazineの吸着量は床土の場合よりも8倍大きかった。しかし吸着により不活性化される量は比較的少なく容易に脱着して除草力を発現できることがわかった。
  • 原田 純次, 吉田 正義, 廿日出 正美
    1981 年 10 巻 2 号 p. 145-154
    発行日: 1981/11/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    芝草地のみで増殖するコガネムシ (オオサカスジコガネ・チビサクラコガネ) と幼虫と成虫の摂食する餌植物が異なるコガネムシ (ドウガネブイブイ) において, 摂食および交尾の有無がその卵巣の発育や産卵におよぼす影響について明らかにするため, 羽化直後の成虫を芝草を与えた場合 (ドウガネブイブイの場合はカキの葉を給与する) と木材粉のみで飼育した場合や個別で飼育した場合と一対で飼育した場合などにおける, 羽化後の各日日の体重を測定してその減少曲線を検討するとともに, 卵巣の重量, 蔵卵数, 産卵数, 乾物重量などを測定し, 検討した。
    (1) オオサカスジコガネの雄を芝草を与えた場合と与えなかった場合, または個別飼育と一対で飼育した場合における体重の減少曲線は, いずれも同様な傾向がみられ図1に示すようであった。雌を一対で飼育した場合は芝草の有無にかかわらず雄の場合の体重減少曲線に類似した傾向がみられた。雌を個別で飼育した場合は芝草の有無にかかわらず羽化後9日目ころから緩やかになった。これは成虫を個別飼育したことにより交尾, 産卵が行われなかったためと考えられる。
    (2) チビサクラコガネの雌雄の体重減少曲線は, いずれの場合もオオサカスジコガネのそれとほぼ同様であった。
    (3) ドウガネブイブイを餌を与えずに飼育すると, いずれの場合も羽化後10~15日目で死亡した。その場合の雌雄の体重減少曲線はほぼ同様であった。餌を与えて飼育した場合は雌雄とも羽化後7~10日目までは摂食をせず, 羽化日の体重の65~75%まで減少した。その後摂食を始めてからはほぼ一定の体重を維持し, 約40~45日間生存した。
    (4) オオサカスジコガネとチビサクラコガネは摂食しなくても卵巣の発達がみられた。卵巣重量は両者とも羽化後6~9日目で最高に達した。個別で飼育した場合はその後一定の重量を維持した。一対で飼育した場合はその後急激に減少した。これは交尾, 産卵が行われたことによるものと考えられる。
    ドウガネブイブイの場合は羽化後9日目まで摂食せず卵巣重量の増加はみられなかったが, 餌を与えた場合はその後急激に増加した。
    (5) 蔵卵数の変化はオオサカスジコガネ, チビサクラコガネともに卵巣重量の場合と同様な傾向がみられた。
    (6) 産卵数はオオサカスジコガネ, チビサクラコガネともに, 一対飼育した場合に羽化後9日目頃から増加し, 個別飼育の場合は, 少数の無精卵を産出した。数値的にはチビサクラコガネの方がオオサカスジコガネよりやや多い傾向がみられた。
    (7) オオサカスジコガネ, チビサクラコガネの成虫は, 一対で飼育した場合, 飼育容器内で確実に交尾することが推察された。
  • 北村 文雄
    1981 年 10 巻 2 号 p. 156-158
    発行日: 1981/11/15
    公開日: 2010/06/08
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