芝草研究
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15 巻 , 1 号
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 輿水 肇, 沼尻 直人
    1986 年 15 巻 1 号 p. 5-9
    発行日: 1986/10/10
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    遮光下におけるコウライシバの管理条件を求めるため, 窒素施肥量, 糖質系葉面散布剤の施用量, 刈り込み高さを変えて生育試験を行なった。
    切り採ったランナーの植え芝試験では, 全光では窒素29強/5, 000aが適量に近く, 光量が減るにしたがってこの適量は減少し, 寒冷紗1枚 (全光の70%) 被蔽では2g, 同2枚 (同45%) では2g弱, 同3枚 (同20%) では1gが妥当な施用量と考えられた。遮光下での葉面散布剤の施用効果については不明であった。
    ホールカッターで切り採ったソッドの張り芝試験では, 全光では刈り高3cmがよい結果を示した。遮光下では直立茎数と葉重は刈り高4cmが高い値を示したが, 茎重と根重や刈り取り葉重で見た再生量などから, 2cm付近の刈り高が良いと判断された。
    もともと粗放管理下にある公園などのコウライシバ芝生では, 樹林下や構造物陰などの遮光下では, 通常の管理水準よりも, 窒素成分の施用量を減じ, 刈り高を下げると良い結果が得られることが示唆された。
  • 三沢 彰, 吾田 幸俊, 江口 和弥
    1986 年 15 巻 1 号 p. 10-17
    発行日: 1986/10/10
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    調査の対象となった特殊のり面保護工は冬季, 寒冷地における施工, 急斜面あるいは転石多いのり面における施工がその被覆材の接着力, 耐水性などから優れているといえる。しかしその一方で1次植生に依存しているため在来種による植生の遷移が停滞しているなどの問題点もある。これらのことをふまえて本研究で明らかになった点をまとめると次のようになる。
    ○本工法におけるのり面では一般の植生工よりもより急傾斜まで植生が維持できる。
    ○しかしその内容としては, O.G., K.31F.などの吹き付け植物が主体であり, ススキ, イタドリなどの多年性草本の出現は10%前後にとどまり, 在来稲の侵入は全体としてもそれほどは進んでいない。
    ○またのり面の部位別に見てみると植被率は下部が高かったが木本類の侵入は上部が一番多く, また吹き付け植物では特にヨモギの上部での生育が悪いことがわかった。
    ○侵入植物のうちその出現頻度が高いススキ, イタドリ, クマイチゴ, ヤマハギについてみてみると, ススキ, イタドリは1次植生の植被が大きいところで比較的生育しており, クマイチゴ, ヤマハギなどは一次植生とは無関係に生育していた。
    以上のようなことが今回明らかとなったが, 本工法は一般の植生工と比較して, 侵入植物による多様性に貧弱な面がある。しかしこれまで植生工が不可能だったのり面に植物を定着できたことも事実である。今後その特性をいかし, のり面緑化工法の一つとしてよりよく活用されることが望まれる。
  • 大原 洋一, 竹中 勝好
    1986 年 15 巻 1 号 p. 18-24
    発行日: 1986/10/10
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    本試験において, 明らかにされたことは道路法面の方位の違いが草類植生に多大な影響をおよぼすということである。
    南斜面と北斜面とでは, 太陽からの光エネルギーの影響で, 日射量, 日照時間, 気温などの環境条件に大きな差がある。この環境要因が, 直接的には積雪, 融雪の程度, 土壌凍結, 地中温度, 照度に大きく関係し, 間接的には草類植生に影響をおよぼしている。
    草種割合については, 南斜面ではホワイトクローバ, オーチャードグラス, ケンタッキープルーグラス, チモシーなど比較的耐暑性に強く, 粗剛な: 草種の割合が高く, 北斜面では耐陰性に優るクリーピングレッドフェスクの占める割合が極めて高くなっている。
    草丈については, 環境要因および草種によって季節の生長量に差が生じている。しかし一般的な傾向として, 草丈は北斜面に比べ, 南斜面の方が大きくなっている。
  • 谷 利一
    1986 年 15 巻 1 号 p. 25-34
    発行日: 1986/10/10
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 竹松 哲夫
    1986 年 15 巻 1 号 p. 35-62
    発行日: 1986/10/10
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 吉田 正義
    1986 年 15 巻 1 号 p. 63-95
    発行日: 1986/10/10
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
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