芝草研究
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21 巻 , 2 号
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  • 渡辺 兼五, 龍 吉生, 藍 房和, B.K. HUANG, 東城 清秀, 近藤 三雄
    1993 年 21 巻 2 号 p. 159-166
    発行日: 1993/03/31
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    芝苗の栽培に適し, 芝苗の収穫, 運搬および移植など一連の作業の機械扱い適応性の高い芝苗栽培資材について実験研究を行った。試作ウレタンフォーム, 砂, パーライト及びロックウールの保水性と透水性を把握したうえで, 芝苗栽培の比較実験を行い芝苗の生育, 芝ソッドの機械扱い適応性について検討した。
    1.試作ウレタンフォームは, 保水性についてはパーライトと同レベルの高い飽和含水率を有し, 透水性については砂とパーライト以上に優れており, 芝草の生育に適すると考えられた。
    2.芝苗の地上部の生体重, 乾物重ともに, 4供試資材実験区間に顕著な差は認められなかったものの, 試作ウレタンフォーム実験区の芝苗が最も緻密で, 緑の色度が最も大きかった。
    3.試作ウレタンフォーム実験区の芝ソッドの引張強度と剪断強度ともに他の実験区より大きい値を示し, その質量は最も小さく, 砂の場合の1/3弱であり, 機械扱いに最適であると判断された。
  • 金 錫井, 小笠原 勝, 竹内 安智, 米山 弘一, 近内 誠登, 竹松 哲夫
    1993 年 21 巻 2 号 p. 167-172
    発行日: 1993/03/31
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    コウライシバの生葉, 枯死葉, サッチおよび土壌からの除草剤の水への遊離の程度は除草剤の種類によって著しく異なり, 除草剤の水溶解度が遊離の難易に最も重大な影響を及ぼす要因であることが明らかになった。即ち, 水溶解度が5ppmのシマジンでは少量ずつ徐々に遊離し, 水に難溶のペンディメタリン (水溶解度0.3ppm) ではほとんど遊離せず, 水溶解度が5, 000ppmと極めて水に解けやすいアシュラムは急激にしかも多量に遊離することが判明した。
  • 小笠原 勝, 高橋 勝弘, 米山 弘一, 竹内 安智, 近内 誠登
    1993 年 21 巻 2 号 p. 173-177
    発行日: 1993/03/31
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    ヒメクグに対する除草効果はシバゲン>アグリーン>トーンナップの順で高かった。シバゲンおよびアグリーンの除草効果はトーンナップと異なり, 刈り込みや処理時期の影響を受けやすく, 刈り込み直後の処理で最も高いことが明らかになった。
    一方, シバゲン, アグリーンおよびトーンナップの薬量をそれぞれ, 100, 100および300g/10aとして, コウライシバの生育に及ぼす影響を調べた結果, これらの除草剤は刈り込みや目土を行わない場合には, コウライシバに対して極めて高い安全性を示したが, 目土が厚い場合や刈り込み直後に処理した場合には, コウライシバの生育を抑制することが明らかになった。このことから, ヒメクグの防除には刈り込み直後の処理が最も効果的であるが, 目土が厚い場合や刈り込み直後に処理する場合には, コウライシバに対してより安全に用いるためにも, 処理薬量に留意し均一に散布することが重要と考えられる。
  • 福山 正隆, 佐藤 節郎, 菅野 勉
    1993 年 21 巻 2 号 p. 178-182
    発行日: 1993/03/31
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    本試験では, 草地試験場造成計画研究室で保存している3系統のシバ: 造計No35 (北海道, 大野で採集) , 造計No17 (長野, 菅平で採集) , 造計No1 (鹿児島, 長崎鼻で採集) を用い, これらを, 対照区 (20℃, 夜間15℃) , 低温区 (15℃, 夜間10℃) , 低温・長日区 (2.5時間電照付加, 15℃夜間10℃) の3群に分け育成した。なお, 処理前には, 11月6日, 低温処理1週間の21日, 終了時の29日の3回, 直立茎の先端から第2葉の葉身の光合成を測定した。測定は, 毎回同じ葉を検体として, 30-33℃で行った。また, 葉身の色彩の測定は, 11月6日と29日に色差計を用い, 第2葉の切葉を検体として行った。
    (1) 光合成作用は, 対照区での低下が少なく, 低温区, 低温・長日区での低下が大きかった。その結果, 休眠に移行する時期での光合成作用の低下は加齢や日長の影響によるものではなく, 気温の低下に起因することが明らかとなった。また, 低温に起因する光合成作用の低下は, シバの系統間で大きく異なっていて, 低緯度地方から採集した系統の方が, 低温の影響を余り受けないことがわかった。
    (2) 低温による葉身の色差 (△E) は, 光合成作用の変化と関連しており, 光合成作用の低下の大きい系統の方の値が大きかった。L*, a*, b*表色系による色差の表示値の中では, a*の変化が大きかった。
    以上の結果より, シバは15℃ (夜間10℃) では, 光合成作用の低下が生じることが示され, これは葉色の変化と関連していることがわかった。また, これらは系統間で大きな差異を示し, 低緯度に分布している系統の方が光合成作用の低下が少なく, 色差も余り生じないことが明らかとなった。
  • 金 錫井, 丹後 文孝, 竹内 安智, 小笠原 勝, 米山 弘一, 近内 誠登, 竹松 哲夫
    1993 年 21 巻 2 号 p. 183-194
    発行日: 1993/03/31
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    人工的に作製した傾斜した裸地と芝生地に秋と春にシマジン, ペンディメタリンおよびアシュラムを散布し, 一定時間後人工降雨を与えた。その傾斜地から流出した土壌と水量を測定し, それらの含まれる除草剤の濃度を定量した。
    傾斜地における降雨後の水の流出は裸地では多かったが, 芝生地では少くなく, 特に刈り高が高い場合には著しく少なかった。また, 土壌の流出は裸地で多く見られ, 芝生地ではほとんど見られなかった。
    シマジン, ペンディメタリンおよびアシュラムを傾斜角度が15度の裸地と芝生地に散布した。6-72時間後に80mm/hrの人工降雨を与え, 流出した水と土壌を採取し, それらに含まれる除草剤を定量した。除草剤の流出は裸地, 芝生地とも散布後6時間後に降雨があった場合多く, その後時間の経過に伴い減少した。裸地において流出量が大きかったものはシマジンで, これに次いでペンディメタリン, アシュラムであった。アシュラムは主として水とともに流出したが, 土壌の流出にも伴って流出した。シマジンは主として土壌と, 一部は水に伴い流出した。ペンディメタリンの場合はほとんどが土壌に伴って流出した。一方, 芝生地においては土壌の流出がなく, いずれの薬剤も水に伴い流出した。流出量が大きかったのは2cm刈り高区ではアシュラムで, これに次いてシマジンであり, ペンディメタリンは極めて少なかった。5cm刈り高区の流出量はシマジンとアシュラムではそれぞれ0.3%, 0.13%以下と少なく, ペンディメタリンは検出限界以下であった。流出水中の除草剤の濃度はシマジンでは水の流出に伴い徐々に流出しており, アシュラムは水の流出直後に多く, 流出時間とともに急激に減少したが, ペンディメタリンでは水の流出初期に高いが, いずれも極めて低い濃度であった。
    傾斜角度が30度の芝生地と裸地に水和剤またはフロアブル剤のシマジン200g (10a) を200Lと400L (10a) の水量で散布した。6時間後に40mm/hrの人工降雨を与え, 流出した水と土壌を採取し, それらに含まれるシマジンを定量した。シマジンの流出量は裸地で多く, その場合フロアブル剤, 水和剤の製剤による差はほとんどなかった。一方芝生地では流出量は少なかったが, 水和剤よりもフロアブル剤の方が極くわずかに多かった。しかし, 芝草の刈り高が高い場合には製剤の違いによる流出量の差は小さかった。また, 散布水量の多少によるシマジンの流出量の差もほとんど見られなかった。
  • 佐藤 節郎
    1993 年 21 巻 2 号 p. 195-210
    発行日: 1993/03/31
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 大久保 昌
    1993 年 21 巻 2 号 p. 211-212
    発行日: 1993/03/31
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 近藤 三雄
    1993 年 21 巻 2 号 p. 213-217
    発行日: 1993/03/31
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 黒沼 茂治
    1993 年 21 巻 2 号 p. 218-222
    発行日: 1993/03/31
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 中務 二郎
    1993 年 21 巻 2 号 p. 223-226
    発行日: 1993/03/31
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 柳 久
    1993 年 21 巻 2 号 p. 227-234
    発行日: 1993/03/31
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 1993 年 21 巻 2 号 p. 235-244
    発行日: 1993/03/31
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
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