芝草研究
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28 巻 , 1 号
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  • 廣森 創, 鈴木 弘則, 廿日出 正美
    1999 年 28 巻 1 号 p. 5-12
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    害虫の総合防除の試みとして, 生物防除資材と化学薬剤の併用を検討するため, コガネムシ類幼虫に対し高い殺虫能力を持つ昆虫寄生性線虫S.teinernema kushidaiを用い, 10種類の化学殺虫剤 (有機リン剤6種, 合成ピレスロイド剤1種, IGR剤3種) に対する耐性およびコガネムシ類幼虫に対する協力効果を調査した。
    薬剤溶液中での線虫の活動性は, すべての薬剤処理区においての200ppmでは低下した。特に有機リン系殺虫剤処理区においては顕著に影響を受け, すべての薬剤処理区において, 10ppmでも波動個体数は低下傾向を示した。一方, ペルメトリンおよびテフルベンズロン処理区では, ある程度の耐性が確認された。
    土壊中での線虫の生存率は有機リン系殺虫剤処理区においては, いずれも無処理区に比べて低い値を示した。一方, ペルメトリン, クロルフルアズロン, フルフェノクスロン, テフルベンズロン処理区においては対照区と同程度, もしくはそれ以上の生存率と波動率を示した。
    また, チビサクラコガネ3齢幼虫を用いて行った, S.kushidaiと2種薬剤 (ペルメトリン, テフルベンズロン) の併用によるポット試験では, ペルメトリンでわずかに協力効果が認められた。
  • 白川 憲夫, 深澤 正徳
    1999 年 28 巻 1 号 p. 13-21
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    コウライシバを供試して、圃場で木酢液の長期連用処理試験を行い、その作用性を検討した。
    1.1994年2月24日から1997年1月11日に亘り、木酢液を連続36回 (1回/月) 処理したところ、コウライシバ地上部積算生体重は1a当たり木酢液5l処理区>11処理区>0.5l処理区>0.1l処理区≒対照区の順となり、とくに1l、5l処理区での生育促進作用が大きかった。
    2.根部の生育への影響については、木酢液12回処理後29日目、24回処理後6日目、36回処理後21日目の3回調査したが、いずれの調査時期でも根長および根部重の増大が認められ、このうち1a当たり木酢液の0.5l処理区がもっとも効果は大きく発現した。
    3.木酢液を長期連用処理した場合の芝育成土壌のpHは、木酢液の処理量が1a当たり0.1~5lの範囲ではほとんど変化しないことが判明し、木酢液の植物生育促進作用の機構は、単なる土壌pHの変化によるものでは無いことが明らかとなった。
    4.木酢液の長期連用最終回処理後の地上部生育促進期間は、1a当たり木酢液の0.1l処理区で231~262日、0.5l処理区で488~592日、1l処理区で592~649日5l処理区で699日以上であった。また、根部および匍匐茎を含む地上部の生育は、木酢液最終回処理の後13ヵ月後の調査では、いずれの処理区も対照区に比べてすぐれた生育促進作用を示した。
    5.以上の結果を総括すると、木酢液の実用場面における使用基準の1つとして、1a当たり0.5~14を504に水で希釈して、コウライシバに毎月1回処理する方法は、コウライシバの地上部および根部にきわめて良い影響を与えると同時に、その効果が長期間持続することが判明した。
  • 勝本 博, 浅野 義人, 伊東 靖之, 丸 諭
    1999 年 28 巻 1 号 p. 22-26
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    パーティクルガン法によりノシバ及びクリーピングベントグラス‘チバグリーンB-1’に遺伝子導入を図ることを目的に, 導入条件の最適化を検討した。すなわち, β-glucuronidase (GUS) 遺伝子の一過性発現によって, DNAの金粒子への吸着法, 金粒子のサイズ, 標的細胞の高浸透圧処理および処理時間が導入効率に及ぼす影響について検討した。
    ノシバにおいては, PEGを用いるDNA吸着法, 金粒子サイズ1.0μm, 0.5M mannitol添加による高浸透圧処理 (24時間) で最も効率的に遺伝子が導入され, 従来法の6倍前後の導入効率が得られた。クリーピングベントグラスでは, DNA吸着法, 金粒子のサイズは導入効率にほとんど影響を及ぼさないが, 0, 75Mmannitol添加による細胞の高浸透圧処理で導入効率が約5倍に向上した。
  • ラオシンワッタナ チャムルーム, 米山 弘一, 竹内 安智, 小笠原 勝, 近内 誠登
    1999 年 28 巻 1 号 p. 27-36
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    コウシュンシバ茎葉部の水抽出液はイヌビユの種子発芽と幼植物伸長を強く阻害した。茎葉部のメタノール抽出液からイヌビユの種子発芽阻害活性を指標にして阻害物質を各種カラムクロマトグラフィーおよびHPLCにより精製した。活性物質を含むODS-HPLC溶出区をメチルエステル/TMS誘導体とし, GC-MSにより分析した。
    その結果、阻害物質として9つの脂肪酸 (C10-C18) と2つのフェノール酸 (p-クマール酸、p-ハイドロキシベンゾイックアシド) が得られた。特にフェノール酸の阻害活性が高かった。
  • 朴 章〓, 飯島 健太郎, 近藤 三雄
    1999 年 28 巻 1 号 p. 37-41
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    セントオーガスチングラスの耐凍性を究明することを目的に、斑入種と緑葉種を対象にして凍結処理気温による生存状況とハードニング処理 (の影響) について実験を行った。
    その結果、緑葉種では茎葉の先端は-3℃、基部は-9℃で、斑入種では茎葉の先端は3℃、基部は-3℃で枯損する恐れのあることが明らかとなり、斑入種は緑葉種に比較して耐寒性が劣った。
    ハードニング処理すると緑葉種は-11℃まで、斑入種は-7℃まで生存した。このようなハードニング処理による耐寒性の増大効果は、同処理による葉の水ポテンシャルの低下からも裏付けられた。
  • 浅野 義人, 浪久 裕子
    1999 年 28 巻 1 号 p. 42-44
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    日本芝3種類 (ノシバZoysia japonica Steud., コウライシバZ.matrella (L.) Merr., ビロードシバZ.tenuifolia Willd. ex Trin.) 29系統を用いて, 耐塩性を比較した。圃場に植え付けた苗に対し4%NaCl処理を行い, 約4ケ月後に茎葉部と根部の乾重を測定した。塩水処理に対して全般的にコウライシバは強く, ノシバは弱い傾向が認められ, 耐塩性と採取地 (海岸からの距離) との関連が認められた。T/R率はコウライシバの一部とビロードシバ2系統で高くなった。塩水処理による全量の変化とT/R率の変化の関係から, 耐塩性に関する日本芝の分類を試みた。
  • 寺嶋 芳江, 藤家 梓
    1999 年 28 巻 1 号 p. 45-48
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 野間 豊
    1999 年 28 巻 1 号 p. 49-51
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 1999 年 28 巻 1 号 p. 55-55_2
    発行日: 1999/10/15
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
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