芝草研究
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8 巻 , 2 号
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  • 牛島 忠広
    1979 年 8 巻 2 号 p. 97-104
    発行日: 1979/10/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 柳 久
    1979 年 8 巻 2 号 p. 105-114
    発行日: 1979/10/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 柳 久, 加藤 寿夫
    1979 年 8 巻 2 号 p. 115-121
    発行日: 1979/10/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 小林 堅志
    1979 年 8 巻 2 号 p. 123-127
    発行日: 1979/10/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    本報告は2, 3殺菌剤を用い, それらの散布時の稀釈水量がブラウンパッチの防除効果に及ぼす影響を調べ, かつ散布後の散水による薬剤の芝生層への透過について実験したものである。結果の概要は以下の通りである。
    1.薬剤散布時の稀釈水量を0.1, 0.5, 1, 2, 4.l/m2の5段階に分けて散布した結果, キャプタン2g/m2, チウラム2g/m2およびTPN1.6g/m2を稀釈した場合, 防除効果は稀釈水量が少ないと低下した。TPNでは稀釈水量が多い場合にも防除効果が低下した。一方, チオファネートメチル0.8g/m2, SKKF-1 2g/m2を稀釈した場合にはいずれも稀釈水量に関係なく防除効果が高かった。
    2.キャプタン2g/m2, チウラム2g/m2およびTPN2g/m2を1.0, 0.5, 0.1l/m2の水で稀釈したのち散布し, 0.5と0.1l/m2区には散布直後およびその翌日に, それぞれ0.5, 0.9l/m2の散水を行ったところ, いずれの薬剤も散水による防除効果は高くならなかった。しかし, SKKF-1は散水とは関係なく高い防除効果を示した。
    3.キャプタン2g/m2を1~8l/m2の水量で稀釈し, 芝生層に散布したところ, 稀釈水量が多いほど芝生層への薬剤の透過は大きかった。また, キャプタン2g/m2を0.5l/m2の水量で稀釈し, 芝生層に散布し, その直後および翌日に, 4, 8l/m2の散水を行ったところ, いずれの散水区においても, 芝生層への薬剤の透過は大きくならなかった。
    4.稀釈水量を4l/m2として, キャプタン2g/m2チウラム2g/m2, TPN2g/m2およびSKKF-1 2g/m2を散布し, それぞれの薬剤の芝生層への透過性を比較したところ, キャプタン, チウラム, TPNの透過性にはほとんど差がなく, いずれも低かった。しかし, SKKF-1では顕著な差がみられ, 他の供試薬剤に比べ透過性が大きかった。
    5.キャプタン2g/m2を1l/m2の水量で稀釈し, 最終濃度が500倍と1000倍になるように展着剤を加用して散布したところ, 展着剤の加用によってブラウンパッチの防除効果が非常に高くなった。
  • 吉田 正義, 早川 隆弘, 廿日出 正美
    1979 年 8 巻 2 号 p. 129-135
    発行日: 1979/10/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    砂丘地に造成されたゴルフ場の芝草地において1977年11月~1978年12月の期間, スナコバネナガカメムシによる芝草の被害について調べるとともに, その生活史や発生経過などについて調査した。
    (1) この虫による被害は砂土または砂壌土地帯の芝草地の南面した傾斜地のノシバに起こる。芝草の地下部の汁液が吸害されるため, 地上部の茎葉が枯れ, つづいて土壌が洗われて流出するため, 地下茎のみが繊維状に露出するようになる。このような被害は8月下旬頃から翌年の5月頃まで続き, その面積は次第に拡大されている。
    (2) 成虫の雌雄の区別は腹部の生殖節の形状によりて行う。産卵数の平均値はこの実験では4.1粒であった。これは, 成虫をペトリー皿に入れて産卵させたため, 成虫が早いうちに死亡したためであろう。産卵期間は4.5日であった。
    (3) 卵の長径と短径の平均値は, それぞれ0.92mm, 0.45mmであり, 吸水成長はみられない。卵期間は20°, 25℃および室温ではそれぞれ30.5日, 17.6日, 18.4日であった。ふ化率はいずれの場合も良好であった。
    (4) 仔虫のふ化は6月から始まり, 9月まで続く。その間仔虫は次第に成長し, 5令を経て8月以降から新成虫が羽化し始める。越冬は, 主として成虫で行うが, 一部は仔虫でする個体もある。越冬した成虫は翌年の5月中旬頃から産卵を始めるものと推察される。
  • 廿日出 正美, 山下 賢一, 吉田 正義
    1979 年 8 巻 2 号 p. 137-143
    発行日: 1979/10/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    芝草を加害するスナコバネナガカメムシに対する有効な薬剤を探索するために, 16種類の殺虫剤について評価を行った。
    1.ろ紙接触法による殺虫試験では, この虫の成虫に対して殺虫効果の高いものは, cartap, salithion, r-BHC, PHC, fenitrothion, fenthion, diazinon, CVPの順であった。
    2.各種薬剤の土壌中への浸透移行性に関する試験では, 粒剤より液剤の方が土壌の下層へ浸透しやすい傾向を示した。
    液剤における試験では, 最も優れた浸透性を示したものはPHCであり, 次にfenthionとfenitrothionでありcartapやsalithionの効果は劣った。
    粒剤において散水回数の相違による土壌中への浸透移行はPHCだけが4回の散布でB層まで, 他のfenthionやdiazinonでは散水回数を多くしてもB層まで浸透しなかった。
    3.6種薬剤の残効性試験によれば, 4l/m2散布区でPHC水和剤が散布後15日目においても30%以上の死亡率を示した。他の薬剤では散布後5日目で30%以下の死亡率を示し, 殺虫効果の劣ることを示した。
    4.本昆虫の農薬による防除には, この虫の成虫の発生がピークに達し, 地際に最も多く生息する時期, すなわち5月中旬から6月上旬にPHC水和剤, fenthion乳剤およびfenitrothion乳剤などの1000倍液を4l/m2以上散布することが望ましい。
  • 竹松 哲夫, 近内 誠登, 竹内 安智
    1979 年 8 巻 2 号 p. 145-150
    発行日: 1979/10/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    スズメノヒエの種子と地下茎は北関東においてはノシバやコウライシバよりも20日~30日位遅れて4月下旬~5月上旬に発芽する。
    その後やや高温~高温条件下で旺盛な生育を示し, 幅広いpH, 水分に適応する多年生雑草である。芝生地では踏圧や刈取に強くしかも通常の除草剤では容易に防除され難い。スズメノヒエ種子は種皮の水の不透過性に原因する休眠を有するがこれらは湿潤, 低温条件下で打破される。スズメノヒエの発芽前に通常の土壌処理型除草剤を使用しても耐性を示すが, atrazine, triclopyr, cremart等をやや多目に施用することにより防除でさる。さらに3~4葉の幼植物に対してはatrazine, DSCP, triclopyr等の茎葉処理で抑制~枯殺できる。多年生化したスズメノヒエに対しては初期のうちatrazineを施用するか, atrazine, asulam, triclopyr, またはDSCPを施用し1週間後位に地上部の刈取を組合せることにより完全に防除が可能である。
  • 竹松 哲夫, 近内 誠登, 竹内 安智
    1979 年 8 巻 2 号 p. 151-158
    発行日: 1979/10/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 森中 定治, 富岡 博美, 白川 憲夫, 竹松 哲夫, 近内 誠登
    1979 年 8 巻 2 号 p. 159-164
    発行日: 1979/10/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    CATとアトラジンの混合剤の芝生適用性について, 特にカタバミ防除を中心として一連の試験検討を行なった。その結果を下記に要約する。
    1) CAT, アトラジンのそれぞれ単用によるカタバミ殺草効果を検定した。アトラジンはCATの5倍程度の強い殺草力を示し, カタバミに対する効果は, CAT単用では300g/10a以上, アトラジン単用では80g/10a以上で安定した高い効果を示した。
    2) CATとアトラジンの混合によるカタバミ殺草効果を検定した。本検定では, CATとアトラジンの混合は明らかに共力的殺草効果を示し, 最少の薬量で最大の効果を発現する薬量比はCAT: アトラジンが10: 1.9であった。また, CAT: アトラジンが10: 0.8~4.4の範囲であれば, ほぼ同様に共力的殺草効果が発現した。
    3) CATとアトラジンの混合による芝生への影響を調査した。本調査では一部に僅かな葉先枯れが観察されたが早期に回復し, 他には影響はみられなかった。従って本実験では, CAT: アトラジンが10: 0.03~8の範囲かつCAT300g/10a+アトラジン40g/10a以内の供試薬量では, 特に薬害は観察されなかった。
    4) CAT: アトラジンが10: 1の混合水和剤を用いて圃場での効果および薬害を検討した。本実験では, CAT125g/10a+アトラジン12.5g/10a区, CAT250g/10a+アトラジン25g/10a区, CAT500g/10a+アトラジン50g/10a区のいずれの区もカタバミ, メヒシバ, カヤツリグサ, スズメノカタビラ, キク科雑草などに高い効果を示し, また芝生への影響は全く観察されなかった。
  • 三嶋 公明, 江川 文英, 杉山 日出男
    1979 年 8 巻 2 号 p. 165-168
    発行日: 1979/10/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    ゴルフ場芝生害虫, 特にコガネムシ幼虫を防除対象とした時の殺虫剤の土壌中への浸透について実験を行った。
    1.コガネムシ2令幼虫対象ではMEP, EPNの両薬剤とも, 表面から4cmの深さまでは効果があったが, 4cm以下では効果なかった。
    3令幼虫対象では2cmまでしか効かなかったが, アニオン系の浸透助剤を添加すると2cmから4cmの層で死虫率がわずかだが増加した。これは浸透助剤のため2cm下への浸透移行量が増加した結果だと思われる。
    2.ガスクロマトグラフにより土壌中に残留する薬量を測定したところ, m2あたり4lという多水量散布でも薬剤の有効成分は表面から2cmまでの土壌層に残留したままである。検出された総薬量のうち2cmまでに, 砂地土壌で97%が, 黒ぼく土壌で99%が残留していた。
    2cmから4cmまでの層の濃度は2ppm以下になる。実用散布量である1l散布では99.9%が2cmまでに残留していた。
    コガネムシ幼虫など土壌害虫を対象とした時は, 薬剤をいかに土壌中深くまで浸み込ませるかが重要であると思われる。現在, 浸透助剤および薬剤散布適期について検討中である。
  • 高田 秀治
    1979 年 8 巻 2 号 p. 169-174
    発行日: 1979/10/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    (1) ゴルフ場で刈りとられるコウライシバの刈りかすを主原料にして発酵有機肥料製造装置を使って堆肥作りを試みた。
    (2) コウライシバの刈りかすは比較的C/N率が低く繊維素含量の多いわら類に属し生ものは特に堆肥の材料に適していることを知った。
    (3) コウライシバの刈りかすに家畜糞等を加えてC/N率を調整し, 更に水分, PH値の調整を行い加温装置のあるロータリー・キルンを使って発酵を促進させ比較的短期間に良質の堆肥を得た。
    (4) これで得た堆肥の肥効試験をコマツナ種子で発芽試験, そのあと生育調査を行なったところ基礎土 (砂土) に対し醸製堆肥は重量にして4~5%, 容量にして9~11%の施用で発芽状況, 生育状況とも良い結果を得た。
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