芝草研究
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9 巻 , 2 号
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  • 眞木 芳助
    1980 年 9 巻 2 号 p. 97-108
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 庄司 忠男
    1980 年 9 巻 2 号 p. 109-111
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 中村 直彦
    1980 年 9 巻 2 号 p. 113-117
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 小林 堅志
    1980 年 9 巻 2 号 p. 119-125
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    1.この実験はリゾクトニアラージパッチの発生消長と合せて, 病原菌の発生消長, 病原菌の生息範囲について行なったものである。
    2秋の病斑はコウライシバの休眠中でも痕跡が見られ, その大きさ, 形がそのまま春の病斑に移行し, さらに拡大するようであった。しかし, 春の病斑は夏場完全に回復することにより, 秋の病斑は新たに発生するようであった。また, 春の裸地化した激発型の病斑の回復は, その内側の裸地化した部分からも見られた。
    3.この実験での病害の発生消長は, 春では3月下旬から4月中旬に始まり, 6月中旬まで続き, 発生盛期は4月中旬から5月中下旬であった。また, 秋では10月上旬に始まり12月下旬まで続き, 盛期は10月中下旬から11月下旬までであった。
    4.この病害の病原菌とされるRhizoctonia solaniの発生消長は前の病害の発生消長とほぼ同じであったが, 秋に比べると春の方が分離率は高かった。また, 春, 秋の病斑発現前に既に病原菌の増加が見られた。さらに, 春の発生後期では病斑が見られても, 病原菌は分離されなくなり, 夏場では皆無であった。これに対し, 秋の場合には発生後期, 冬のコウライシバの休眠中でも, 病原菌は低率であるが分離され, 春の増加に移行した。
    5.病原菌の生息範囲は土壌表層部から地表部にあると考えられ, また, 罹病地点に隣接した健全地点にも菌糸が伸展しているものと考えられる。
  • 小林 堅志
    1980 年 9 巻 2 号 p. 127-131
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    1.この実験はRhizoctonia solaniのコウライシバへの人工接種によるリゾクトニアラージパッチの発病と, その接種方法を用いて, その病害の発病条件について実施したものである。
    2.Rhazoctonia solaniをフスマと土壌で混合培養した病原土を接種源とし, その5~40g/鉢を振り掛け接種すると, 接種後30日で55~70%の発病が見られた。しかし, その量の多少による発病の差は明らかでなかった。
    3.人工接種による発病実験で, 土壌水分がほぼ同じで, 接種室内も飽和湿度の場合に, 散水間隔が短かいほど発病が大となった。
    したがって, 雨が多い場合にこの病害の発病が容易であるのは, とくに芝が湿潤であるためと考えられる。
    4.サッチの除去を行なって, 人工接種により発病させると, これを行なった方が発病が大となった。これは, サッチが除去され発病環境が改善されることより, この除去作業により芝に傷が付き発病が容易になることによると思われる。
    5.生育中および萠芽後の芝に対して, 人工接種により発病させると, 芝の老若の葉より, 茎の発病が大となった。
    6.日本芝類間のこの病害に対する感受性を人工接種によって見ると, ヒロハコウライ>チュウパコウライ>ノシバ>ヒメコウライの順に発病し, 日本芝類間でも感受性が若干異っていた。
  • 田浜 康夫
    1980 年 9 巻 2 号 p. 133-136
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    ホコリタケおよびコムラサキシメジによるシバのフェアリーリングスについて観察した結果, 次のことが明らかとなった。1) リングを生じない場合がある。2) 緑化型のリングを生ずる。3) 緑化葉枯型のリングを生ずる。4) 葉枯型のリングを生ずる。葉枯部分の茎葉からCurvularia菌が検出された。以上のことから, キノコによって発生するリングそのものは直接にキノコによって発生する病徴ではなくて, 地下部にキノコの菌糸の存在することによって, 2次的に緑化または葉枯を生ずるものと考えられた。
  • 竹松 哲夫, 近内 誠登, 竹内 安智
    1980 年 9 巻 2 号 p. 137-142
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
  • 竹松 哲夫, 近内 誠登, 竹内 安智, 小笠原 勝
    1980 年 9 巻 2 号 p. 143-148
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    Triazine系除草剤のatrazineをorthobencarb及びMCPPと混合し芝生地での適用試験を行った。
    「atrazine+MCPP」は, 従来の土壌処理剤では防除困難だったマメ科雑草等の広葉雑草に対し高い除草活性を示した。また処理適期幅も雑草の発芽前から発芽後で拡大された。
    「atrazine+MCCP」を茎葉処理した場合, チドメグサ, カタバミ, スズメノヒエ等の多年生雑草や葉期の進んだスズメノカタビラ, ヤハズソウ等ほとんどの草種に対し高い除草活性を示した。株化したスズメノヒエを防除するには, 反復処理や処理後の刈取が有効である。
    芝草に及ぼす影響につていは, 昨年来, 圃場試験, ポット試験, 水耕試験を行って来たが, 通常薬量ではほとんど薬害は認められなかった。
    以上atrazineとorthobencarbまたはMCPPと混合した場合除草力の面では, 非常に良好な結果が得られた。
    芝草に及ぼす影響についても基礎的試験では全く薬害は認められなかった。今後, 連年施用した場合, あるいはサッチ層との関係, 温度, 湿度, 土壌との関係等薬害及び安全については更に詳細な試験を行う必要がある。また土壌中の残効性, 移動性についても芝生地の条件下での試験を行う必要がある。
  • 三嶋 公明, 杉山 日出男
    1980 年 9 巻 2 号 p. 149-153
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    芝生土壌害虫防除には殺虫剤を土壌中へ浸み込ませる事が重要であるが, 殺虫剤だけでは高濃度で多水量散布を行っても2cm以下へは殺虫剤成分は浸み込まない。そこで各種界面活性剤の中から, より優れた土壌浸透剤の検討を目的として幾つかの試験を行った。
    (1) スミチオン1000倍溶液に界面活性剤を1%の濃度で加えた時はTSG―79AGが858で最も優れており続いてWIの377でTSG-1399を除いてどれも無添加よりも浸透量の増加が見られた。0.2%の時は増加率は小さくなったがTSG-79AG, 1400, 1402が約2倍量に増加した。
    (2) スミチオン500倍溶液に界面活性剤を0.5%濃度で加えた時はTSG―79AGは1334, TSG―1402は1264で全ての界面活性剤で浸透量は増加した。
    (3) チビサクラコガネ3令幼虫をB層土壌で飼育すると10日後の死亡率は無添加では14.3%であったが, TSG1402区は93.3%, TSG-79AG区は90.0%と増加しており界面活性剤添加の効果がみられた。
    (4) チビサクラコガネ3令幼虫をスミチオンの各濃度段階の砂土で飼育を行い10日後の死亡率を見ると0.6ppm以上の濃度で100%, 0.1ppmでは12.5%であった。
    (5) 各種界面活性剤の布地への浸透性 (ぬれ) と表面張力測定を行ったところTSG―7606が最高であったが, この薬剤は土壌浸透効果は劣っていた。反対に土壌浸透効果の高かったTSG―1402は布地への浸透は劣っていた。植物浸透と土壌浸透とは関係がないように思われる。
    (6) 薬剤散布後24, 48, 72時間にB層土壌を定量すると水の移動と共に薬量の増加が見られたが, TSG79AG, TSG80Gの両添加とも無添加に比べて大きな増加がみられた。
  • 三澤 彰
    1980 年 9 巻 2 号 p. 155-174
    発行日: 1980/11/30
    公開日: 2010/06/08
    ジャーナル フリー
    植栽の有する防音効果について各種の実験・測定調査を実施した。その定性的な結果の概要は以下のとおりであった。
    樹林による防音効果は吸音効果と反射効果に大別されるが, 反射の方が吸音よりも効果として重要であることが判明した。これは従来の主張とは異なっている。反射効果は樹葉の密度と形態に相関し, 群葉が密であるとともに葉形が大きなことが反射量を増大させる。したがって防音効果からは広葉樹の方が針葉樹より優れている。
    またこれを周波数別に見ると, 特に反射効果の場合, 高周波数域において顕著な効果がみられた。これに対して草地における実験ではむしろ500Hz以下の低周波数域において減衰が大きく, その効果は草種による差というよりは地表面土壌の膨軟性に相関するものと考察された。
    樹林地を対象とした透過減衰測定では一般に縦軸に減衰量をとり, 横軸に周波数を対数尺でとったグラフ上でU字型を示すが, その原囚は以上に示した理由による。これに対して生垣状に植栽された場合は逆L字型となる。これは生垣の場合幅が狭く, 地表面による擦過吸収が無視できる程小さいからである。
    以上から防音効果にとって最適な植栽は, 単に樹林幅が問題ではなく, 音の伝搬径路に群葉をいかに多く存在させるかであり, そのためには密植はさけ個々の樹木が地際までクローネを有するようにすることが重要となり, 植栽形式的には音の伝搬径路に対して直角に生垣状に多数列植栽し, 植栽地の土壌をできるだけ膨軟に保つことであるといえる。
    一方, 植物自体が発生する音によって不快な騒音をmaskingさせる効果については, その発生する音の周波数組成から自動車走行騒音を対象とした場合, 物理学的には期待できないものの, 心理学的にはさらに検討されてよいものであると判断された。
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