1993 SID国際シンポジウム(SID'93)にて発表された講演のうち、LCDの視野角改善、視野角測定およびTFTパネルの評価に関するものをまとめて報告する。各々の件数は視野角改善が6件(19.1〜4, P-49, P-58)、視野角評価が5件(12.4, P-31, P-32, P-51, P-55)、パネル評価が4件(17.1〜4)であった。視野角改善には光学補償板の利用が目立ち、TNを用いたものと新規な液晶モードを用いたものの2タイプがあった。視野角評価では視野角特性を直観的にとらえられるようなグラフ作成法を提案するものが多かった。パネルテストはアプリケーショシセッションであり、主にインラインに適用してTFTパネルのコスト削減、歩留まり向上を目的としたものが紹介された。
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