テレビジョン学会技術報告
Online ISSN : 2433-0914
Print ISSN : 0386-4227
18 巻, 33 号
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
  • 原稿種別: 表紙
    1994 年 18 巻 33 号 p. Cover1-
    発行日: 1994/06/17
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 原稿種別: 目次
    1994 年 18 巻 33 号 p. Toc1-
    発行日: 1994/06/17
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
  • 浦山 慎一, 江島 義道
    原稿種別: 本文
    1994 年 18 巻 33 号 p. 1-8
    発行日: 1994/06/17
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    黄一青反対色系の持つ非線型特性を, 白色順応下のもとで, 色相打ち消し法を用いて測定した. 実験では,黄色と青の混色光を白色順応光の上に重畳し, パラメータとして, 白色順応光の照度とその上に重畳する黄色光の波長及び照度を変化させた. 結果として得られた非線型特性は, 白色順応光の照度と, テスト光に用いた黄色の波長に依存した. 白色順応光による影響は, 順応光の照度率化に対する, S錐体とL, M錐体の変化の相違により説明できた. 波長体存性に関しては, 錐体の持つ非線型特性だけでは説明出来ず, 錐体より高次の層において, 2つ以上の非線型システムが関与していることが示された.
  • 尾島 修一, 矢野 澄男, 清水 俊宏, 江本 正喜
    原稿種別: 本文
    1994 年 18 巻 33 号 p. 9-16
    発行日: 1994/06/17
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    ヒトの姿勢制御系は、視覚系、前庭迷路系、体性感覚系の動的な相互作用でなされる非線形開放系である。この機能の中で、視覚系に着目し、視覚情報による姿勢制御の数理モデル構築のための基礎データ収集および視覚特性に整合したディスプレイの表示方法を探ることを目的として、特に奥行き情報が姿勢制御に与える影響を検討する。実験では、往復直線運動する立体と平面パターンを用い、奥行き情報が姿勢制御系に与える影響を重心動揺を計測し評価する。重心動揺の解析には総軌跡長などの従来手法とリアプノフスペクトル解析を用いる。上記のどちらの手法でも広視野の立体と平面パターンで顕著な違いが見られ、奥行き情報が姿勢制御に大きく寄与していることが示される。最後に、眼球運動と頭部運動の計測結果を示し、OKNの違いを検討する。
  • 中川 貴, 合原 幸隆
    原稿種別: 本文
    1994 年 18 巻 33 号 p. 17-20
    発行日: 1994/06/17
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    CRTディスプレーを用いて, ひとつの領域の色が近接する他の領域の色の知覚に及ぼす影響を調べた. 空間和の範囲を調べたところ, 青は約20分, 赤は約5分, 緑はさらに狭い範囲であった. また, 色の異なる二つの帯状領域を隣接して呈示したとき, あたかも隣接する領域の色が境界を越えて混入し合い, 混入先の領域全体に広がって領域全体を均等に変色させたように見えた. このことは, 視覚系が, ひとつの光景を明度に基づいて均質とみなされる単位領域に分解したあと, 空間分解能の低い色彩チャンネルからの情報に基づいて各単位領域毎に色彩を割り当てることを示唆する. このプロセスを単純な数式モデルで表わし, モデルでの理論値が変色の実測値を近似することを確かめた.
  • 鹿毛 裕史, 山田 訓, 塩野 悟
    原稿種別: 本文
    1994 年 18 巻 33 号 p. 21-27
    発行日: 1994/06/17
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    サル大脳皮質視覚連合野の一つであるMST野のニューロンは一般に広視野の光刺激に対し方向選択性を持つ。特に光刺激の面積を受容野内で変化させた時、狭領域と広領域の場合で最適方向が逆転し、狭領域の光刺激に対する反応は受容野内の位置にほぼ依存しないという二つの特性を持つものが存在する。狭領域を視標、広領域を背景に対応させれば、このニューロンは視標と背景の動きをその面積により区別しており、相対運動の検出に重要な役割を果たしていると思われる。本発表では、このニューロンの持つ二特性を再現するためのモデルを紹介し、更に本モデルが視覚モデルとしてどのような位置づけになるかについて述べる。
  • 松井 利一
    原稿種別: 本文
    1994 年 18 巻 33 号 p. 29-36
    発行日: 1994/06/17
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
    視覚系の基本現象(ボケと視野の相互依存特性)と網膜神経節細胞(X・Y・W細胞)の性質をシステム論的に組み合わせ、フリッカーやドリフト正弦波に対する時空間視知覚応答特性の定量的再現を可能にする時空間視覚モデルが既に提案されている。本報告では、フリッカーやドリフト以外のより一般的な動き画像に対する視覚応答も計算可能とする為に、ヒルベルト変換を利用して視覚系時間インパルス応答を推定し、視覚モデルに導入した。一解析例として瞬間提示正弦波に対するコントラスト感度・閾値特性を理論的に計算したところ、実測結果と良く一致することが示せ、インパルス応答推定方法及び本時空間視覚モデルの正当性が確かめられた。
  • 原稿種別: 付録等
    1994 年 18 巻 33 号 p. App1-
    発行日: 1994/06/17
    公開日: 2017/10/13
    研究報告書・技術報告書 フリー
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