地下電磁計測の分野において, 地中探査レーダに関する研究が盛んに行われている.地中探査レーダでは, 高分解能で地中深部を探査するために, 広帯域高出力のレーダが求められている.しかし, 使用する電波は必ずしも全て地中に入っていくわけではなく, 広帯域の電波が自由空間に漏れていく.そこで, 地中探査の分野においても電磁環境への影響を考慮することが望ましい.ここでは, 我々が用いている地中探査用ホーンアンテナをモデルに地中への入射電力, 自由空間へ放射される電力などをFD-TD法を用いて計算を行った.そして, 探査時の最適なアンテナの配置や構造について簡単な検討を行っている.
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