植草学園大学研究紀要
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最新号
選択された号の論文の12件中1~12を表示しています
植草学園大学研究紀要
  • 植草学園大学研究紀要第16卷編集委員会
    原稿種別: その他
    2024 年 16 巻 p. 00
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/06/06
    ジャーナル オープンアクセス
  • 植草学園大学研究紀要第16卷編集委員会
    2024 年 16 巻 p. 01
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/06/06
    ジャーナル オープンアクセス
  • 實川 慎子, 砂上 史子
    2024 年 16 巻 p. 1-12
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/06/06
    ジャーナル オープンアクセス

    トラウマインフォームドケアとは , トラウマの影響を含めて行動を理解するための臨床心理的アプローチ の一つである 。 本研究の目的は , 気になる行動や不適切な養育が疑われる親子への地域子育て支援の支援者 の実践知を明らかにし , 支援者のさらなる専門性向上に向けて , トラウマインフォームドケアの必要性を探 ることである 。 地域子育て支援の支援者にインタビューを行なった結果 , 支援者の実践知として , 外部の専 門機関と連携しながら , 親子の観察を通して , 子どもや母親のニーズへ敏感で的確な対応をしていることが 示された 。 一方 , トラウマインフォームドケアの観点からは , 親子の行動の背景にトラウマの影響がある可 能性や支援者自身への心理的二次受傷のリスクに関する理解のさらなる必要性が考察された 。 地域子育て 支援において , 親子への適切な支援を行ない , 支援者のメンタルヘルスを維持するためにはトラウマイン フォームドケアが必要である 。

  • 髙木 夏奈子
    2024 年 16 巻 p. 13-23
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/06/06
    ジャーナル オープンアクセス

    徳島県立近代美術館と協働し , 聴覚障がい者・視覚障がい者などが参加するユニバーサルな音楽・美術 ワークショップを 2015 年から 2022 年の間に 4 回実施した 。 これらの活動を概観し , ユニバーサルな音楽・美 術ワークショップの音楽学習上の意義を ,① 音楽を身体全体で感受できる ,② 感受した音楽を様々な媒体で 表現することにより鑑賞が深まる ,③ 様々な人が参加するユニバーサルな活動により , より多様な鑑賞の共 有が可能になる , と考察した 。 このワークショップを他機関でも実施可能とするため , 活動の留意点を抽出 し , 事前準備として ① 情報保障と会場設定 , 活動場面として ② 受容的・共感的な場の創出 ,③ 導入となる補 助的な活動の設定 ,④ 活動のための合理的配慮 , 活動後として ⑤ 障がい者の主体的な参加を可能にする関わ り , の 5 点に整理した 。

  • ―― 文字情報のみによるやり取りを通じて ――
    長谷川 修治
    2024 年 16 巻 p. 25-37
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/06/06
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    2020 年 4 月から新型コロナウイルスの感染拡大に伴い ,X 大学では大学 1 年生対象の前期必修「英語 Ⅰ 」 の授業を , 急遽 ,Google Classroom による遠隔で実施することになった 。 本研究の目的は , その際に教材と して使用した TED Talks を文字情報のみのやり取りで学習した場合 , 大学生の英語力が向上するかを検証す ることであった 。 参加者は , 新入生の男女合計 74 名である 。 1 回の授業につき TED Talks 1 話を使用し , 合 計 10 話 10 回の授業を実施して , その事前・事後を授業とは無関係の英語テストの成績で比較した 。 また , 情 意面に関する 15 項目の事後アンケートを 5 件法で実施し , 成績との関係を調査した 。 その結果 , 参加者全体 では英語力の向上はなかったが , 授業ごとに行った「確認テスト」の成績が平均より高い参加者は英語力が 向上した 。 事後アンケートからは , 学習上どのような点に効果があったのかが示唆された 。

  • 早川 雅晴
    2024 年 16 巻 p. 39-46
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/06/06
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    植草学園大学の敷地内に生息している両生類と爬虫類の調査を行った 。 その結果 , 両生類は千葉県レッド リストで保護生物に指定されている 3 種を含む 4 種を確認できた 。 現在千葉市では 10 種の両生類が生息して いるとされているが , 生息域が特定の場所で孤立化している種や , 既に絶滅していると考えられている種も 含まれているため , ヌマガエルを除けば実質的にはこの地域に生息する可能性が考えられる種は , すべて含 まれていた 。 爬虫類は 9 種を確認し , 全てが同レッドリストで保護生物に指定されている種であった 。 千葉 市では 13 種が確認されており , このうちカメ類 3 種については大学内で 1 種も確認できなかった 。 一方 , ト カゲ類は 3 種すべてを , ヘビ類は 7 種のうち 6 種を確認できた 。 両生類・爬虫類を環境指標とすると , 植草 学園大学で確認された種は , この地域で見られる可能性のある種をほぼ網羅していることから , 良好な陸水 域環境であると考えられる 。

  • 窪谷 珠江, 實川 慎子, 入澤 里子, 栗原 ひとみ
    2024 年 16 巻 p. 47-52
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/06/06
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    〔目的〕保育職の腰痛保有状況を調査し , 保育活動および運動習慣との関係性について検討した 。 〔方法〕 年齢 , 勤務時間 , 休憩時間 , 腰痛保有状況 , 保育活動中の作業環境および運動習慣についてインターネッ トによるアンケート調査を実施した 。 〔結果〕 192 名から回答が得られた 。 腰痛を有する者は 157 名 (81.8%) であった。χ2分析の結果 , 腰痛の有る者は腰痛の無い者と比較して, 勤務先での作業台の高さが「適して いない」および作業をおこなうスペースが「十分に無いことが多い」が有意に多かった。また, 腰痛の有る 者は無い者と比較してストレッチの実施日数は有意に多かったが, 筋力トレーニング実施日数には有意差が 認められなかった。〔結語〕腰痛保有状況は, 作業環境および運動習慣と関係性が認められた。

  • 窪谷 珠江, 實川 慎子, 入澤 里子, 栗原 ひとみ
    2024 年 16 巻 p. 53-58
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/06/06
    ジャーナル オープンアクセス

    〔目的〕保育職を対象に腰痛およびその他の運動器症状の発生状況を調査し , 予防に関するニーズを把握 すること 。 〔方法〕インターネットを用いたアンケート調査をおこなった 。 〔結果〕 192 名の保育職より回答 が得られた 。 最も多かった運動器症状は腰痛であり 157 名 (81.8%) が症状を有していた 。 その他の部位に 症状を有する者は 130 名 (67.7%) であった 。 特に「肩」に症状を有する者は 99 名 (51.6%) であり , 最も多 かった 。 疼痛予防講座のテーマとして最も関心の高かったのは , 腰痛 106 名 (55.2%) であった 。 〔結語〕保 育職は腰背部痛を有している割合が多く , とくに , 腰痛予防への関心は他の症状と比較して高いことが明ら かになった 。

  • ── 大学生および小学生による学習内容の比較 ──
    窪谷 珠江, 角 正美, 植草 泰憲
    2024 年 16 巻 p. 59-66
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/06/06
    ジャーナル オープンアクセス

    〔目的〕健常な大学生および小学生を対象に車いす体験学習を実施し,観察された行動および感想を年代 別に比較することで,学習内容の検討および改善を図ることを目的とした。〔方法〕大学生5名,小学生3 名が参加した。参加者は車いすで,廊下,アスファルト,坂道および段差の移動を体験した。車いすの操作 は,自走,介助あるいは被介助の3種類とし,体験後に感想を記載してもらった。体験中に観察された行動 は筆者が記録した。〔結果〕自走および被介助において,大学生では坂道でスピードの速さに対する恐怖心 があり,また段差でも座面の傾斜による恐怖心があった。一方で,小学生では恐怖心はなく逆にスリルを楽 しんでいたことが特徴的であった。〔考察〕体験学習での指導において,小学生には,車いす利用者が恐怖 心を抱きやすい場所を理解させ,安心される介助法について考えられるよう,意識づけることが望ましいと 考えられる。

  • 植草学園大学研究紀要第16卷編集委員会
    2024 年 16 巻 p. 67-71
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/06/06
    ジャーナル オープンアクセス
  • 植草学園大学研究紀要第16卷編集委員会
    2024 年 16 巻 p. 73-79
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/06/06
    ジャーナル オープンアクセス
  • 植草学園大学研究紀要第16卷編集委員会
    2024 年 16 巻 p. 80
    発行日: 2024/03/31
    公開日: 2024/06/06
    ジャーナル オープンアクセス
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