植草学園大学研究紀要
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最新号
選択された号の論文の17件中1~17を表示しています
  • 2020 年 12 巻 p. 1
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/04/23
    ジャーナル フリー
  • 2020 年 12 巻 p. 3-4
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/04/23
    ジャーナル フリー
  • 髙木 夏奈子, 中野 聡子, 實川 慎子
    原稿種別: 研究論文
    2020 年 12 巻 p. 5-16
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/04/23
    ジャーナル フリー

    少子・超高齢化社会における地域活性化の一助となることを企図し,音楽を伴ったお手玉遊びによる幼児と高齢者の交流プログラムを試行した。実施後に保育者及び高齢者の会のサポーター各2 名を対象とした半構造化インタビューを行い,Steps for Coding and Theorization (SCAT) を用いて分析した結果,次の点から本プログラムの有効性が示唆された。①幼児と高齢者の協同活動によって,両者とも自己肯定感が高まった。②お手玉遊びは他者とのふれあいを促し,参加者の発達や身体状況に適した難易度の活動を設定しやすい。③音楽・歌を伴うことで楽しさが高まり,拍・リズムに合わせることで協同活動がしやすくなる。

     今後,交流プログラムとして実施する際には,①参加者に適した活動の設定が重要であり②お手玉に慣れるための予備的な活動を行っておくことが望ましい。また,活動後も子どもがお手玉で遊ぶためには,お手玉の安全・衛生管理への留意と,お手玉製作に関わる支援が必要である。

  • ロールプレイの有効性尺度の構成
    金子 功一, 金子 智栄子
    原稿種別: 研究論文
    2020 年 12 巻 p. 17-26
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/04/23
    ジャーナル フリー

    本研究では,教職課程の授業「教育相談」で実施したロールプレイの有効性を明らかにし,自己並びに友人関係の効力感にどのような影響を与えるかを検証した。研究Ⅰでは,ロールプレイによる気づきに関するカテゴリー分類を行った。研究Ⅱでは,研究Ⅰのカテゴリー分類をもとに全64 項目で構成し,大学生364名を対象にロールプレイの有効性尺度の作成を行った。その結果,5 因子(コミュニケーション力, うなずき効果, 受容効果, 伝達の難しさ, 自己発見)の計33 項目が抽出され,ロールプレイの有効性尺度が構成された。また,ロールプレイの有効性尺度と効力感に関する尺度による重回帰分析を行った結果,ロールプレイの有効性尺度の各下位尺度が効力感を高めることが示唆された。「教育相談」におけるロールプレイは,学生の基礎的知識や技法を培うだけでなく,効力感を高めることにも有効であることが明らかとなった。

  • いじめ経験が友人関係と自尊感情に及ぼす影響性
    金子 功一
    原稿種別: 研究論文
    2020 年 12 巻 p. 27-35
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/04/23
    ジャーナル フリー

    本研究では,大学生117 名 ( 男性: 31 名 ; 女性: 86 名) を対象に,過去のいじめの影響を長期的に捉えるために,過去のいじめが現在の友人関係と自尊感情に及ぼす影響について検討することを目的とした。いじめの否定的な影響の「情緒的不適応」は友人に対する価値観と友人との葛藤解決効力感に有意な負の影響を及ぼし,「情緒的不適応」や「他者評価への過敏」は自尊感情に負の影響を与えていた。いじめの肯定的な影響の「他者尊重」は価値観と葛藤解決効力感に有意な正の影響を及ぼし,「精神的強さ」は自尊感情に正の影響を与えていた。今後の課題として,ピア・サポートやストレスマネジメントを実践することでいじめ防止対策を推進していくことや,電子機器等の情報メディアの活用がいじめにどのような影響を与えるかについて調査する必要性を論じた。

  • アクティブ・ラーニングを学生がアクティブにするための考察
    安藤 則夫, 長谷川 修治
    原稿種別: 研究論文
    2020 年 12 巻 p. 37-48
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/04/23
    ジャーナル フリー

     大学を中心とした教育現場で,アクティブ・ラーニング(AL) が推し進められてきた。AL には意欲と学習形態の側面があり,意欲があってこそ形態が意味を持つ。しかし,学生は積極的活動への意欲が乏しいようである。本研究では,AL に積極的に取り組めるための要因について学生にアンケート調査を行い,その結果について考察した。理解できないために積極的に参加ができない学生がいることから,英語が理解できることが重要と考えられた。また,授業で積極的に話すよりは,講義を聞いて考えまとめることを好む学生が多かった。見た目に能動的でない休憩や聞く活動にも能動的側面があるし,短時間で少人数の話し合いにも学習効果があるので,一見能動的でない活動も含め,誰もが参加できる多様な活動を学生に提供し,次第に能動的参加につなげていくことが大切と思われる。

  • 實川 慎子, 北田 沙也加, 栗原 ひとみ, 髙木 夏奈子, 山田 千愛, 髙野 良子
    2020 年 12 巻 p. 49-60
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/04/23
    ジャーナル フリー

    保育現場の負担軽減を図るため,保育の周辺業務における保育現場と地域ボランティアとの連携の可能性を検討することを目的に,千葉市内公立保育所・私立保育所・小規模保育園を対象に,質問紙調査を行った。主な質問項目は保育の周辺業務に関する負担感や地域ボランティアへの依頼希望及びボランティア参加者に求める配慮についてである。分析の結果,公立保育所は私立保育所や小規模保育園より周辺業務への負担感が大きく,公立保育所と私立保育所は小規模保育園より地域ボランティアへの依頼希望が多かった。また地域ボランティア受け入れに際して,園はボランティア参加者に対し《園や子どもに関する情報の守秘》《衛生面・安全面の管理》等を重視していることが示された。さらに公立保育所では,地域ボランティアへの依頼について《経済的理由による難しさ》があることが示唆された。

  • 英語の教科化に対応できる小学校教員養成のために
    長谷川 修治
    原稿種別: 研究論文
    2020 年 12 巻 p. 61-72
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/04/23
    ジャーナル フリー

    リスニング力は他の英語力への転移が大きいと言われる。そこで本研究の目的は,小学校教員養成課程の必修授業で,ICT 教材への理解を深める一環として,5・6年生用デジタル教材の学習を経験することで,英語力に不安を抱える大学生のリスニング力が向上するかを調査することであった。そのため「初等英語教育通論」の受講生35 名(1年生27 名+2年生以上8 名)に,授業の冒頭15 分で,独自に開発したデジタル教材による一斉学習を5回体験してもらった。英検準2 級のリスニングテストで事前・事後の成績を測定した結果,受講生全体と2年生以上では有意な差はなかったが,1年生は成績が向上し5%水準で有意な差があった。事後に実施した情意面に関する5 件法のアンケートでは,「この教材は楽しい」「このような教材でもっと勉強したい」という項目で,1年生の平均値が2年生以上より高く,5%水準で有意な差となった。よって5・6 年生用デジタル教材は,英語力に不安を抱える大学1 年生の英語力向上に活用できるのではないかと示唆された。

  • 保育所の地域環境による違い
    山田 千愛, 實川 慎子, 髙木 夏奈子, 栗原 ひとみ, 北田 沙也加, 髙野 良子
    2020 年 12 巻 p. 73-84
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/04/23
    ジャーナル フリー

     本研究では,保育者の語りから保育所における地域の身近な人との関わりを検討した上で,地域環境との関係について明らかにすることを目的とした。保育所の保育者を対象とした半構造化面接の内容について Steps for Coding and Theorization(SCAT)を用いて質的分析を行った結果,「保育所の子どもと地域の身近 な人との関わり」は 2 カテゴリー,9 サブカテゴリー,12 構成概念,「保育所の保育者と地域の身近な人との関わり」は2 カテゴリー,7 サブカテゴリー,10 構成概念が抽出された。

    その結果,保育所における地域の身近な人との関わりは地域環境や開設からの年数により異なっているが,園庭の有無における明らかな違いは見られなかった。また,全園で子どもは〔地域住民〕に対して〈挨拶・会話〉を行っていることから,子どもは日頃から地域の身近な人との関わりから,見守られている安心感や地域に対する親しみを感じていると考えられる。

  • 川口 由起子
    原稿種別: 研究論文
    2020 年 12 巻 p. 85-96
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/04/23
    ジャーナル フリー

    本稿の分析の対象は,人権侵害に関する苦情や批判を直接のきっかけとして謝罪に至る日本国内の広告等の発行物の文章事例である。本稿の目的は,その謝罪の発信者の伝達内容と意図に対して,日常会話理解の理論における話し手の意図概念を用いた分析が適用可能か,検討することである。語用論先行研究では,推論的に導出される非字義的内容は取り消し可能であるとされてきた。本稿は,2019 年の1 文章事例で,聞き手が導出する非字義的内容の取り消しを認めない批判が存在することを確認し,先行研究の事例と比較検討した結果,当該事例では取り消し可能性の問題が発話と話し手を対象とする道徳的非難と倫理的免責性に関連していること,および,先行研究における意図概念と取り消し可能性の議論に修正が必要であることを示した。

    スマートフォン等からインターネット上の情報にアクセスしやすくなり2),SNS(ソーシャルネットワークサービス)等で低コストで意見が発信できるようになった。その結果,公メッセージに対する迅速かつ多数の批判が容易になり,いわゆる「炎上」状態に至ることもある。批判を受けた公メッセージの撤回の告知や謝罪も,紙媒体だけでなくウェブサイトやSNS 公式アカウント等で発信されるようになった。これらの結果,公メッセージと,批判を受

    けて取り下げ謝罪をする場合の告知の両方が,広く一般市民の目に触れることとなった。

  • 縄文オペラ《加曽利貝塚物語》の創作過程を通して
    川端 眞由美, 小池 和子, 渡邉 章, 三浦 達浩, 金子 功一
    原稿種別: 研究論文
    2020 年 12 巻 p. 97-105
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/04/23
    ジャーナル フリー

    幼児の造形活動の創造的取組を展開している「レッジョ・エミーリア・アプローチ」の手法を,創作音楽劇に応用するプロジェクトを2017 年から行っている。本プロジェクトは,幼児ではなく5 年生の児童が音楽劇を創作する1 年ごとの活動で,加曽利貝塚での多くの体験学習から湧き出た感性と創造力を駆使して紡ぎ出された物語と,5 千年前の人々の生活様式を想像して描いた音の形や図形から,オペラ研究家が子どもたちとの協議を重ねつつオペラの台本と音楽を創作したのが,縄文オペラ《加曽利貝塚物語》である。本研究では,2019年2月7日の初演後の振り返りの授業を通して,児童が1年間の授業で学んだことの報告をする。分析の結果,児童は,縄文オペラ上演に至る過程で,加曽利貝塚の歴史を深く学び,その学びを創作音楽劇の上演時の知恵や工夫に活かすだけでなく,千葉市若葉区の地域社会への関心も高めていた。

  • 模擬授業と協議の積み重ねを通して
    村上 悦子
    原稿種別: 症例報告
    2020 年 12 巻 p. 107-116
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/04/23
    ジャーナル フリー

    植草学園大学は,「徳育」を教育の根幹としている。思いやりのある共生社会を作り出す人間の育成と共に,道徳の授業を通して思いやりをはじめとする「徳育」を教育できる教員の育成を目指している。それには,自信をもって道徳の授業を実践できることが必要であると考える。また,道徳は平成30 年度から小学校で教科化され,子供主体とした「考え,議論する道徳」を行うために,指導技術を獲得する必要がある。そこで,指導技術を獲得する手段として「道徳教育指導法」で模擬授業と協議を充実させる取り組みを行った。その結果,学生の指導技術の向上が確認できた。受講後のアンケートでは,受講者全員が,授業で得た指導技術を教育実習等で役に立てたいと回答した。今後,受講者が獲得した指導技術を活用し,教育現場において子供の道徳性を育てる授業を展開するためにも近隣の小学校と連携を取り,実践できる環境を整える必要がある。

  • 早川 雅晴
    原稿種別: 症例報告
    2020 年 12 巻 p. 117-124
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/04/23
    ジャーナル フリー

    野鳥は生活圏で日常的に観察できる優れた生物教材と考えられるが,教育にまつわる実践報告は限られている。野鳥の動きは迅速で,その存在に気がつく事は容易でも,名称の同定には困難が伴う。この同定の困難さを解決できれば,野鳥の理解を高め,生物教材としての価値を生かすことができる。野外で森林性の小鳥類の観察を継続できる時間は平均32.3 秒であった。この時間内に野鳥を同定する手法として,出現可能性の高い野鳥を予め予測,抜粋し,カードとしてまとめた「カード式図鑑」を考案した。10 種類にまとめた「カード式図鑑」を用いると,観察可能時間よりはるかに短い,平均8.3 秒で同定できた。通常の図鑑を用いると同定に3 分ほど掛かることを考えると,「カード式図鑑」は観察と並行して同定を可能にする,有用な手段であると思われる。フィールドワーク時の同定を容易にする「カード式図鑑」により,野鳥を介した生物教育の進展を期待する。

  • ICT を用いた効果的な指導を目指して
    遠藤 隆志, 加藤 悦子
    2020 年 12 巻 p. 125-132
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/04/23
    ジャーナル フリー

    本研究では,ICT を用いた逆上がりの効果的な指導を可能にするために,慣性センサ式モーションキャプチャを用いた動作解析を行った。12 名の被験者(4 名男性,8 名女性)は,全身にストラップを利用して19個の小型の慣性センサを装着して逆上がりを行い,その動きを記録した。逆上がりの踏み込み時における全身の関節角度が解析された。6 名が逆上がりに成功し,他の6 名は逆上がりに失敗した。動作解析の結果,逆上がりの成功群では,失敗群に比して,踏み込み時において,踏み込み脚の股関節屈曲角度が深いこと,肩関節が伸展していること,両腕が均等に動作していること,頭部の後屈が浅いこと,が明らかになった。以上より,慣性センサ式モーションキャプチャシステムを用いることで簡便に詳細な運動解析が可能になり,このシステムを用いることで,ICT を利用した学校の体育授業における効果的な学習に繋がる可能性が示唆された。

  • 原稿種別: その他
    2020 年 12 巻 p. 133-138
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/04/23
    ジャーナル フリー
  • 2020 年 12 巻 p. 139-147
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/04/23
    ジャーナル フリー
  • 2020 年 12 巻 p. 148-
    発行日: 2020/03/31
    公開日: 2020/04/23
    ジャーナル フリー
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