雑草研究
Online ISSN : 1882-4757
Print ISSN : 0372-798X
ISSN-L : 0372-798X
23 巻, 4 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 酒井 博
    1978 年23 巻4 号 p. 151-159
    発行日: 1978/12/25
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
  • 駒井 功一郎, 大崎 和彦, 植木 邦和
    1978 年23 巻4 号 p. 160-164
    発行日: 1978/12/25
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    (1) 主として日本各地より採集したハマスゲ塊茎の精油成分の差異から, ハマスゲを次の3タイプに大別した。
    H型; 双環性セスキテルペンのα-cyperone とβ-selinene を主成分とするもの。
    O型; 三環性セスキテルペンの cyperenone と cyperene を主成分とするもの。
    M型;α-cyperone, β-selinene, cyperene および cyperenone の4成分を主成分とするもの。
    (2) H型は本州, 四国, 九州など比較的高緯度地域を中心に分布する。O型は沖縄諸島を中心に分布するが, 種子島以北の九州, 四国, 本州では認められなかった。またM型は九州の一部と沖縄, 西表島でわずかに認められるだけであった。
    (3) 精油組成から大別されたH型とO型の両タイプのハマスゲは, 痩果重, 痩果数, 小穂長あるいは塊茎生産数などの形質に差異が観察された。
  • III. 生育と土壌反応との関係
    猪谷 富雄, 肱元 茂善
    1978 年23 巻4 号 p. 165-169
    発行日: 1978/12/25
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    セイタカアワダチソウの生育と土壌反応との関係を調べるため, N源としてNH4-NとNO3-Nを用い, pHを2.0~9.0に調節した水耕試験と, 2種の土壌による石灰用量試験および本草の繁茂している現地土壌のpH調査とを行った。得られた結果の概要は次のとおりである。
    1) 水耕試験で, NH4-Nの場合はpH 7.0~8.0, NO3-Nの場合はpH 4.0~9.0の区で良好な生育を示した。
    2) 水耕試験の植物体の主要無機成分含有率を分析した結果, K, Ca, Mgの含有率はpHの上昇とともに増大したが, この傾向はNH4-Nの場合に特に著しかった。また, NO3-Nの場合のK, Caの含有率は, NH4-Nの場合のおよそ2倍にもなっていた。
    3) 石灰用量試験の結果, pHが高まるにつれ, 原野産マサ土では生育が劣ったが, 水田土壌では逆に若干優れた。
    4) 現地繁茂土壌は, 休閑田のpH 5程度から道路わきのpH 8以上にわたり, 広範なpH値を示すことが分かった。
    5) 以上の結果から, 本草が他植物と比べ, 幅広い土壌反応適応性をもつことが明らかになった。
  • 第7報 熟畑から原野化に至る過程における雑草植生の変化
    菅原 清康
    1978 年23 巻4 号 p. 170-175
    発行日: 1978/12/25
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    1. 本研究は, 熟畑を13年間放任し, その結果原野化する過程における雑草植生と土壌の化学的性質との関係を究明しようとしたものである。
    2. 無耕うん区では, 放任1年後は畑地雑草, 2~4年後は畑地雑草と山野草, 5年後は山野草の植生に転換し, これに伴って草種数, 個体数, ならびに生草重がおおむね中→多→少といった傾向が認められた。
    3. 耕うん区では, 放任3年後までは畑地雑草, 4~7年後が畑地雑草と山野草との混生, 8年後から山野草に転換した。それぞれの雑草植生の段階でみられた雑草の草種数, 個体数, ならびに生草重の傾向はおおむね無耕うん区の場合と同じであった。
    4. 熟畑から原野化への過程における雑草植生の変化は, 畑地雑草→畑地雑草+山野草→山野草の経路をたどり, これが熟畑状態の雑草植生→未熟畑状態の雑草植生→原野状態の雑草植生とみることができる。
    5. 土壌の化学的性質は原野化によって変化し, 特に耕うん区に比較して無耕うん区は酸性化が早く, 雑草植生の転換と密接な関係を示した。
    6. 熟畑状態の雑草植生から未熟畑状態の雑草植生に転換する土壌の化学的性質の段階は, 土壌pH (KCl) 5.00, 置換酸度 (y1) 1.0, ならびに石灰飽和度50%, また原野状態の雑草植生には, それぞれ4.40, 10.0, ならびに20%を境点として転換するようである。
  • 野口 勝可, 中山 兼徳
    1978 年23 巻4 号 p. 175-180
    発行日: 1978/12/25
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    関東地方平坦部における主要雑草の生育と施肥との関係について検討した。
    1) 施肥の有無が雑草の生育に及ぼす影響についてみると, 草丈・主茎長, 茎・分枝数, 地上部乾物重は, いずれの供試植物とも施肥区の生育が優れた。無肥料区との差は初~中期ほど顕著であり, 生育後期には減少した。メヒシバとシロザは草丈・主茎長, 地上部乾物重ともその絶対量が大きく, これらは施肥区では播種51~70日以降, 無肥料区でも91日以降施: 肥区の陸稲に優った。
    2) RGRは播種後29~50日では施肥区が優れたが, 70~91日では逆に無肥料区が優れた。また, 施肥区において, 播種後29~51日, 51~70日では供試全雑草のRGRが陸稲のそれに優り, 無肥料区でも, 51~91日のRGRはすべての雑草が陸稲に優った。
    3) 施肥の有無は, 出穂・開花期にも影響し, 各雑草とも無肥料区では遅延した。イヌビユが最も遅延が大きく, メヒシバ, シロザでは影響が比較的小さかった。
    4) 施肥法も雑草の生育に影響した。メヒシバ, スベリヒユ, カヤツリグサの生育は, 条施区では畦内>畦間, 全層施肥区では畦間>畦内であり, 特に全層施肥区の畦間の生育が優れた。
    5) 以上の結果から, 供試雑草はいずれも肥料養分に対して敏感に反応することが明らかになった。また, 夏作における施肥法として, 全層施肥は雑草防除の面から問題があること, 条施の場合, 畦内に発生した雑草は早期に除去する必要のあることが明らかとなった。
  • 古谷 勝司, 片岡 孝義
    1978 年23 巻4 号 p. 180-185
    発行日: 1978/12/25
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    (1) 播種から出穂までの日数は野生ヒエの変種, 系統で異なったが, 播種時期による差は早生のヒメイヌビエで最も小さく, 晩生のヒメタイヌビエで最も大きかった。
    (2) タイヌビエの株当たり種子数は, 乾田直播栽培で水稲播種20日後までに発生したものでは約3,000粒, 稚苗移植栽培で水稲移植直後に発生したものでは約2,000粒で, 両栽培法ともタイヌビエの発生時期が遅いほど種子の生産は少なくなった。乾田直播栽培の播種後50日以降, 稚苗移植栽培の移植後30日以降に発生したものでは, 種子の生産はみられなかった。稚苗移植の場合, タイヌビエの発生密度が5~40本/m2の範囲では, 発生密度の違いによる株当たり種子数の差は小さかった。
    (3) タイヌビエの茎葉風乾重と種子生産量との関係は発生時期が同じ場合には密接であったが, 単位茎葉風乾重当たりの種子数は発生時期によって異なった。
  • 第1報 雑草の発生消長
    千坂 英雄, 草薙 得一
    1978 年23 巻4 号 p. 185-190
    発行日: 1978/12/25
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    水稲不耕起直播栽培における雑草の出芽の経過を耕起直播と比較した。
    (1) タイヌビエ・コナギ・キカシグサ等の一年生雑草は, 種子が耕土表層に分布する不耕起直播で多発し, それぞれ耕起直播の3~5倍, 4倍, 40倍であった。
    (2) タイヌビエは, 耕起の有無にかかわらず, 乾田の全期間にわたって不整一に出芽が継続した。
    (3) ミズガヤツリの場合, 不耕起直播では耕起によるストローンの切断がないため, 増殖源である塊茎群数は耕起直播の約1/2であり, これが主因となって塊茎由来の親株が少なかった。しかし出芽期が早いので, 生育・分株形成が盛んで, 結局耕起直播に比べ乾田期間の生育株数と繁茂量は著しく多くなった。
    (4) クログワイの出芽と増殖は, 耕起の有無によってほとんど変らなかった。
  • 古谷 勝司, 児嶋 清, 芝山 秀次郎
    1978 年23 巻4 号 p. 191-196
    発行日: 1978/12/25
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
  • 1978 年23 巻4 号 p. 197-199
    発行日: 1978/12/25
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
feedback
Top