雑草研究
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43 巻, 2 号
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  • 汪 光煕
    1998 年 43 巻 2 号 p. 81-87
    発行日: 1998/07/20
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
  • 平瀬 寒月
    1998 年 43 巻 2 号 p. 88-93
    発行日: 1998/07/20
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
  • デューク ステフェンオスカー
    1998 年 43 巻 2 号 p. 94-100
    発行日: 1998/07/20
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    Crops made resistant to herbicides by biotechnology are being widely adopted in North America and other parts of the world. The major impact will be from crops containing transgenes imparting resistance to post-emergence, non-seletctive herbicides for which there is only one commercially successful analogue, such as glyphosate and glufosinate. These products allow the farmer to more effectively use reduced- or no-tillage cultural practices, eliminate use of some of the more environmentally suspect herbicides, and use fewer herbicides to manage nearly the entire spectrum of weed species. In some cases, non-selective herbicides used with herbicide-resistant crops even reduce plant pathogen problems because of their toxicity to some microbes. There is concern among weed scientists that eventual over reliance on fewer weed management strategies will result in evolution of resistance to the more useful herbicides and/or weed population shifts to naturally resistant species. Environmentalists are concerned with gene flow from transgenic crops to closely related wild relatives; however, herbicide resistance transgenes alone confer no fitness advantage outside of fields treated with the herbicide, making it unlikely that they would affect plant populations in natural areas. The next ten years should clarify the eventual impact of these powerful new tools on weed science and weed management.
  • 近藤 直彦, 松本 哲男, 松谷 邦, 片橋 久男, 今井 康史
    1998 年 43 巻 2 号 p. 101-107
    発行日: 1998/07/20
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    シハロホップブチル, [R-(+)-n-butyl-2-(4-(2-fluoro-4-cyanophenoxy) phenoxy) propionate] はダウ・アグロサイエンスにより開発中の水稲用選択性除草剤である (Fig. 1)。本剤は, 茎葉処理において5-6葉期までのイヌビエ等に卓効を示すものの, 現在の日本の稲作の現状を考えると, シハロホップブチルの粒剤の製剤開発が必須である。しかしながら, これまでシハロホップブチルの一般的な押し出し粒剤では, 期待された十分な効果を発揮させることは困難であった。そこで, 押し出し粒剤の粒基剤の界面活性剤及びその粒基剤にシハロホップブチルを含浸させる際に使用する溶剤の組み合わせを変えることにより, 生物効果の向上が図れることが判明した。これらの組み合わせからなる各種シハロホップブチル0.6%押し出し粒剤の生物効果を温室内にて評価した。押し出し粒剤の粒基剤中に3%のマレイン酸ポリマー系界面活性剤を添加することにより, シハロホップブチルのイヌビエに対する効果が増強されることがわかった (Table 2)。また, 溶剤の組み合わせの中では, 9% di-tridecyl phthalate に3%のイソパラフィンを添加したものが最も安定したシハロホップブチルの生物効果を示し (Fig. 3, Table 2, 3), また, シハロホップブチルの水面浮上率の改善に貢献した。
    これらの結果より, シハロホップブチル押し出し粒剤の粒基剤及びシハロホップブチルの含浸用の溶剤を工夫することにより, 期待されるシハロホップブチルの生物効果を引き出すのが可能であることが判明した。
  • 中谷 敬子, 谷阪 隆俊, 山末 祐二
    1998 年 43 巻 2 号 p. 108-113
    発行日: 1998/07/20
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    南緯7°から北緯44°にわたる9ヵ国の水田から種子を採取した20系統のタイヌビエ (Table 1) を25℃で12、14と16時間の日長条件下で育成して, その到穂日数から基本栄養生長相 (basic vegetative phase, BVP) と感光相 (photosensitive phase, PSP) の日数を求めて日長反応性を調べた。北緯30°以北由来のタイヌビエの系統は, PSPが30日より大きく (Table 2), 強感光性と弱感光性であった (Fig. 1-B, 1-C)。また, これらの系統間には, 14時間日長条件下の到穂日数と採取地の緯度との間に有意な負の相関 (r=-0.904, n=11, P<0.01) がみられ, 日長反応性に地理的クラインが認められた (Fig. 2)。一方, 北緯30°以南の亜熱帯と熱帯由来の7系統のタイヌビエは, PSPが30日より小さく (Table 2), これらはすべて非感光性であった (Fig. 1-A)。したがって, この地域のタイヌビエは多様な水稲栽培に広い適応性をもつと考えられた。
  • 保田 謙太郎, 山口 裕文
    1998 年 43 巻 2 号 p. 114-121
    発行日: 1998/07/20
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    野生アズキ (ヤブツルアズキ) と雑草アズキ (ノラアズキ) の自生集団の現地調査をもとに, それらの生活史特性 (出芽時期, 生育型, 開花の早晩性など) と生育地の特徴を考察し, 攪乱環境下における自生地保全への見解を述べた。両者の出芽は, 5月下旬から10上旬まで確認され, 除草によって被度の低下した時期に集中した。ヤブツルアズキは群落として共存する他の植物に蔓性の茎を巻き付けながら生長した。一方, ノラアズキは, 直立して生育していたが, 生育地の被度が高い場合には他の植物に寄りかかるように茎を伸ばし生長した。9月上旬からヤブツルアズキでもノラアズキでも開花は観察された。10月上旬から11月中旬の間に莢は完熟し, その後, 種子の散布がみられた。両者の繁殖成功率は非常に低く, 集団は少数の個体で維持されていた。また, 種子散布のなかった翌年にも出芽がみられたことから両者とも自生地に永続的シードバンクを形成していると考えられた。両者の自生地では頻繁に除草が行われ, その頻度は, ヤブツルアズキの自生地よりノラアズキの自生地で高かった。また, 平均被度はノラアズキの自生地で低かった。両者の生活史特性と生育地の特徴は密接に関わっており, 両者を遺伝資源として自生地で保全するには除草圧の抑制による個体数と植生の適切な管理が必要であると考えられた。
  • 伊藤 操子, 河原 裕子, 浅井 元朗
    1998 年 43 巻 2 号 p. 122-128
    発行日: 1998/07/20
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
    アリルオキシフェノキシ系除草剤シハロホップブチルのイネ科植物種間の選択性について, その傾向を明らかにする目的で, 作物, 牧草, 雑草にわたる26属29種のイネ科植物の3~4葉期の実生に対して同剤を100g/haおよび300g/haの薬量で茎葉処理し, その反応を調査した。
    チガヤを除いたキビ亜科ならびにスズメガヤ亜科に属する種はいずれも感受性で, 100g/ha処理で全個体が枯死した (Table 1)。これらのなかには水田および畑の主要夏雑草であるタイヌビエ, イヌビエ, ヒメタイヌビエ, ヒメイヌビエ, アゼガヤ, メヒシバ, オヒシバ, アキノエノコログサなどが含まれていた。スズメノテッポウおよびレッドトップ (いずれもイチゴツナギ亜科) も同様に感受性であった。一方, イチゴツナギ亜科のうちシバムギ, スズメノカタビラ, ウマノチャヒキ, チモシー, オオムギおよびコムギの6種, イネ亜科の2種すなわちイネおよびエゾノサヤヌカグサならびにチガヤは300g/ha処理でも全く枯死せず, 耐性であることが認められた (Table 1)。他の4種 (イチゴツナギ亜科) は中間の反応を示した (Table 1)。イネは最も耐性が高く, 300g/ha処理でも生長に全く影響がみられなかった (Table 2)。以上のように, イネ科植物に対するシハロホップブチルの選択性には亜科の単位で一定の傾向がみられた。
    シハロホップブチル処理によって生じる典型的な肉眼的症状は, 未展開の抽出葉の枯れ込みおよび展開した最上位葉の伸長停止と葉身下部の黄白化であり, これらの症状は程度の差はあるものの, イネ, ウマノチャヒキを除くすべて種に共通して現れた。他の展開葉は感受性種においても変化がなく長期間緑色を維持した。しかし, 植物体の生死はこれらの症状ではなく, 展開葉の活性が失われる前に新しいシュートが形成されるかどうかに依存しているとみられた。また, これらの新シュートはほとんどの場合分げつ (あるいは根茎先端の上向き出芽) として発生した。また耐性種の生存個体では, 処理によってむしろ分げつが増加する場合も認められた (Table 2)。チガヤの実生では感受性種と同様に処理後10日以上も完全に生長が停止したが, その後形成されたごく短い根茎の頂芽から出芽して生き延びた (Table 3)。これらの観察結果から, イネ科植物のシハロホップブチルに対する感受性には, 茎頂における腋生の形態形成力が関係していることが示唆された。
  • ウォンワッタナ チャレムチャイ, ナナコン マリー, スラワタナノン スィーソム, 小林 勝一郎
    1998 年 43 巻 2 号 p. 129-133
    発行日: 1998/07/20
    公開日: 2009/12/17
    ジャーナル フリー
  • ナナコーン マリー, スラワタナノン スィーソム, ウォンワッタナ チャレムチャイ, ナムウォンプロム カモルパン, スワンナチット スィリ ...
    1998 年 43 巻 2 号 p. 134-137
    発行日: 1998/07/20
    公開日: 2009/12/17
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  • 一前 宣正, 朱 漢, 王 占升, 高橋 英紀, 松本 聰
    1998 年 43 巻 2 号 p. 138-140
    発行日: 1998/07/20
    公開日: 2009/12/17
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  • 一前 宣正, 本江 昭夫, 李 立, 李 代瓊
    1998 年 43 巻 2 号 p. 141-143
    発行日: 1998/07/20
    公開日: 2009/12/17
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  • 沈 利星, 三浦 励一, 石川 枝津子, 橘 雅明, 内野 彰, 石坂 真澄
    1998 年 43 巻 2 号 p. 144-151
    発行日: 1998/07/20
    公開日: 2009/12/17
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