巻号一覧
47 巻 (2002)
- 4 号 p. 229-
- 3 号 p. 147-
- 2 号 p. 57-
- 1 号 p. 1-
- Supplement 号 p. 2-
47 巻, 2 号
選択された号の論文の10件中1～10を表示しています
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程 岩松, 堀内 孝次, 大場 伸哉2002 年 47 巻 2 号 p. 57-65
発行日: 2002/07/25
公開日: 2009/12/17
ジャーナル フリーイネ科雑草のヒメイヌビエ (Echinochloa crus-galli var. praticola) の生育に及ぼすハーブ類の他感作用効果を調査するため, 発芽実験とポット実験を行った。その結果, ヒメイヌビエ種子の発芽は, アオジソ, マルバハッカ, アマドコロ (地上部) の蒸留水抽出液と, アオジソ, イチョウ (果皮), ハナハッカ等9種のメタノール抽出液によって強く抑制された。発芽後の初期生育はスイカズラ, マルバハッカ, タイマツバナ, ウコンの蒸留水抽出液とイチョウ (果皮), アオジソ, マルバハッカ等6種のメタノール抽出液で強く抑制された (第1表)。また, スイカズラとマルバハッカの植物体乾燥砕片を土壌に混入してヒメイヌビエをポット栽培したところ, 生育は著しく抑制された。特に土壌の表層と全層にスイカズラ砕片を土壌重量の1.6%施用すると, 植物体乾物重は, それぞれ対照区の33.6%と23.0%に減少した。マルバハッカ砕片を施用した場合は, 乾物重も表層と全層の1.6%施用区ではそれぞれ50.9%と40.8%に減少した (第2表)。この傾向は, 施用砕片量の増加に伴って顕著となった。さらに砕片混入による生育抑制効果の持続性を見るため, 栽培後の土壌を用いて次年度にヒメイヌビエを栽培したところ, スイカズラとマルバハッカは, ヒメイヌビエに対する抑制効果を示さなかった (第3表)。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1039K) -
内野 彰, 渡邊 寛明, 伊藤 一幸2002 年 47 巻 2 号 p. 66-73
発行日: 2002/07/25
公開日: 2009/12/17
ジャーナル フリー寒冷地におけるタイヌビエ (Echinochloa oryzicola Vasing.) の葉令進展と発生終期について水田地温との関係を調べた。水田で発生したタイヌビエが各葉令に達するまでの代かき日からの日数 (DL) の逆数 (1/DL) をとると, その期間の地温平均値 (TA) との間に高い正の相関関係があった。また, 発生終期に達するまでの代かき日からの日数 (DE) の逆数 (1/DE) をとると, その期間の日最高地温平均値 (TM) との間に高い正の相関関係があった。これらの関係から, DLとDEについてそれぞれ1/DL=aTA+b (aは回帰係数, bは定数項), log(1/DE)=aTM+bの回帰式を得ることができた。これらの回帰式を用いることでタイヌビエの葉令進展と発生終期は水田地温で推定でき, さらに回帰式から得られるDE-DLは, 発生生態から見た場合の雑草防除に必要な除草剤残効期間の推定値となる。この推定値は, 寒冷地水田における除草剤散布の指標として利用可能と考えられる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (955K) -
一前 宣正, 西尾 孝佳, 劉 国彬, 李 代瓊, 黄 瑾, 渡辺 香織2002 年 47 巻 2 号 p. 74-78
発行日: 2002/07/25
公開日: 2009/12/17
ジャーナル フリー中華人民共和国黄土高原の丘陵地において, Panicum virgatum, シバムギおよびセイバンモロコシの種子を播き, 翌年の越冬株数を調査した。その結果, 3草種のいずれにおいても, 越冬株数と冬季の日最低地温との間には正の相関が認められた。Panicum virgatum, シバムギ, セイバンモロコシの根茎は, それぞれ-20. 1, -20.4, -11.6℃以下で全て死滅した。Panicum virgatum とシバムギの根茎における脂質含量と不飽和脂肪酸比率はセイバンモロコシの根茎の場合よりも高く, この差異が根茎の低温耐性の発現に関与していると考えられる。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (568K) -
山河 重弥2002 年 47 巻 2 号 p. 79-81
発行日: 2002/07/25
公開日: 2009/12/17
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伊藤 操子, 山口 祐子, 梅本 信也2002 年 47 巻 2 号 p. 82-88
発行日: 2002/07/25
公開日: 2009/12/17
ジャーナル フリーAnnual bluegrass (Poa annua L.) is one of the most serious weeds in golf courses in Japan. Recently, anecdotal reports of unusual types of this species have been made. In order to determine the extent and importance of these plants, a survey was carried out in 2000 by sending a questionnaire to superintendents of golf courses across Japan. Two hundred and twelve responses were obtained. The most common characteristics observed in the unusual P. annua plants were year-round growth, followed by prostrate habit and difficulty in control. This indicated that they were mostly identified P. annua L. var. reptans Hausskn. The number of golf courses infested by this variety has apparently increased since 1993. It occurs in up to 60% of golf corses in southern Kanto district, while less in the area south of the Tokai district. The most probable route of invasion by this variety is assumed to be as a contaminant of imported commercial turfgrass seeds. From the early 1990's, inter-seeding of new bentgrass cultivars on bentgrass putting greens and/or over-seeding of cool season grasses in winter on Zoysia turf of fairways, tee-grounds and green-edges were increasingly applied, particularly in southern Kanto. Infestation of the weed seems to have coincided with these turf improvement procedures. Plants appeared predominantly in putting greens suggesting their high adaptability to intensive mowing and rolling. The risks of weed contamination in imported turfgrass seeds are discussed.抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (2378K) -
小林 勝一郎2002 年 47 巻 2 号 p. 89-96
発行日: 2002/07/25
公開日: 2009/12/17
ジャーナル フリー除草剤は, 土壌中において, 吸着, 脱着, 移動や化学変化 (分解・代謝) などの挙動を示し, また, その挙動は, 除草剤の理化学的性質, 施用される土壌の性質やその他の環境要因に支配される。殺草作用や選択性は, こうした除草剤の挙動に依存するとともに, 作物や雑草の性質 (種子の休眠性, 出芽時期, 出芽深度や吸収部位など) などの植物要因も密接に関与して発現する。土壌中における除草剤の挙動および殺草作用については, 多くの研究が実施され, 両者の関係, ならびに, それらを支配する土壌要因も明らかにされつつある。しかし, 土壌中における殺草作用は, 除草剤-植物 (雑草)-土壌の3者が複雑に関与する相互作用の結果として発現するものであり, 未解決な課題も残されている。土壌中における除草剤の挙動と殺草作用発現に関するこれまでの知見を整理し, 土壌中における除草剤の挙動が殺草作用発現にどのように関わっているのかについて論議し, 殺草作用の直接的支配要因について考察する。抄録全体を表示PDF形式でダウンロード (1124K) -
千葉 和夫, 露崎 浩2002 年 47 巻 2 号 p. 97-103
発行日: 2002/07/25
公開日: 2009/12/17
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山口 裕文2002 年 47 巻 2 号 p. 104-106
発行日: 2002/07/25
公開日: 2009/12/17
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春原 由香里, 郷原 雅敏, 石川 枝津子, 三浦 励一, 大段 秀記, 伊藤 松雄2002 年 47 巻 2 号 p. 112-118
発行日: 2002/07/25
公開日: 2009/12/17
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小林 勝一郎2002 年 47 巻 2 号 p. 119
発行日: 2002/07/25
公開日: 2009/12/17
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