マメアサガオに対して有効な防除体系を構築するため,広島県内のマメアサガオが蔓延するダイズ狭畦栽培圃場において,選択性茎葉処理剤であるイマザモックスアンモニウム塩液剤(2.6 g a.i. 10 a−1;以下I液剤),ベンタゾン液剤(60.0 g a.i. 10 a−1;以下B液剤)等を組み合わせた体系処理効果を検討した。本研究で検討した防除体系の中では,ダイズ出芽揃期のI液剤および5葉期のB液剤処理体系が最も有望と考えられた。本防除体系によって,マメアサガオの残草量は対照区(土壌処理剤のみ)比で94%減少し,その他の一年生雑草(シロザやエノキグサ等)に対しても高い除草効果が認められた。また,体系処理による薬害は軽微で,ダイズ収量への影響は認められなかった。
ダイズ畑におけるホシアサガオに対するトリフルラリン乳剤の土壌混和処理の防除効果について,薬剤散布から土壌混和までの時間と散布時の雑草発生程度の影響を2021年と2022年に調査した。両年とも,ホシアサガオの残草量は,散布から24時間以内の土壌混和では2–3週間後(ダイズ2葉期)まで無処理区比で40%以下に減少し,散布から5時間以内の土壌混和では1か月後以降も抑制が持続する傾向が見られた。また,散布時の雑草発生の有無に関わらず散布から2時間以内の土壌混和でダイズ2葉期まで残草量を低減する傾向が見られた。さらに,ダイズ2葉期のホシアサガオの葉齢を3葉期以下に抑制したことから,茎葉処理剤の防除効果の安定化が期待される。