愛知県の水田畦畔におけるグリホサート抵抗性ネズミムギ(Lolium multiflorum Lam.)に対する低コスト,省力的な防除体系を検討した。5月中旬~6月上旬の無処理のネズミムギ被度80~100%に対し,体系処理では,10月末(草丈20 cm)と4月初旬(草丈19 cm)のジクワット・パラコート液剤(0.7 kg ai/ha・0.5 kg ai/ha)連用,1月中旬のDBN粒剤(3.6 kg ai/ha)と4月中旬(草丈29 cm)のフルアジホップP乳剤(0.7 kg ai/ha)の体系で被度2~3%と高い効果を示した。1回処理では,1月中旬~2月中旬(草丈20~29 cm)のフルアジホップP乳剤(展着剤加用),1月中旬~2月初旬(草丈20~24 cm)の塩素酸塩水溶剤(90 kg ai/ha)で被度0~5%と高い効果を示した。