Webアプリケーションの広がりにより,システム開発におけるWebユーザインターフェイス(Web UI)の開発コストの低減が課題となっている.本論文では, XMLスキーマ等のXML技術を適用したWeb UIの自動生成手法を提案する.本手法は, UIとして表示されるデータはXMLであることを前提としており, XML構造に,レイアウトパターンを対応させることにより,そのレイアウトに従ったHTMLに自動的に変換する.その対応付けにはXMLスキーマを利用しており,その型定義を有効にUIに利用できる.単純型(数値・文字・時刻等)・複合型に従った表示や制約チェックができ,複数の型を組み合わせたレイアウトを容易に実現することができる.本手法は定型的なUIを持った,企業内のOAシステム等への適用が有望であり,実際に, XML利用システムの開発工程におけるデータ作成・確認などのテストツールとして適用された実績がある.
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