画像電子学会研究会講演予稿
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画像電子学会第204回研究会講演予稿
選択された号の論文の11件中1~11を表示しています
  • 高等学校情報教科コンピュータデザイン科目のために
    河野 とも江, 長 篤志, 三池 秀敏
    原稿種別: 一般
    セッションID: 03-03-01
    発行日: 2003/09/19
    公開日: 2003/10/31
    会議録・要旨集 認証あり
    高等学校の「コンピュータデザイン」科目では、視覚伝達分野においてコンピュータを用いたデザインの基礎的な知識や技術の習得を目的としている。コンピュータとデザインの両方を学ぶこの科目の授業に基礎デザイン教育を取り入れることは、上質なデザインの創出に必要とされる造形力、美的判断力、表現力を育成するために必要と考える。しかし、基礎デザイン課題の作品の評価は専門家もしくはデザイン教育を受けた人材でないと難しい。そこで本研究では、課題作品の評価支援装置を提案する。今回は基礎デザインの中の色彩構成課題を取り上げ、提案する評価支援装置を用いてその評価支援を行う方法を述べると共に装置の性能や使用感を考察する。
  • 恩田 浩司, 菊池 司, 岡崎 章
    原稿種別: 一般
    セッションID: 03-03-02
    発行日: 2003/09/19
    公開日: 2003/10/31
    会議録・要旨集 認証あり
    現在の人々は娯楽分野におけるCGのリアルな表現に,強い感動を得ることができなくなってきている.それは形や材質,動作までも再現して見せるという表現がCGでは当たり前のものとして認識されているからである.そこで本研究ではCGの新たな表現方法として「見えないものを見せる」という可視化に着目し,透明なオブジェクトを複数の粒子との衝突により可視化させ,さらに粒子の属性を変化させることにより,見ている人に与える感性の違いを調査した.作成した可視化映像からどのような感性を得たのかアンケート調査を実施し,7段階の評定尺度によって得られたデータに基づいて因子分析を行い,感性の違いを明らかにした.
  • 宋 光顯, 田口 哲典, 青木 輝勝, 安田 浩
    原稿種別: 一般
    セッションID: 03-03-03
    発行日: 2003/09/19
    公開日: 2003/10/31
    会議録・要旨集 認証あり
    解像度の高い画像の方が脳にやさしく、解像度が高くなればなるほどより多くのα波が発生するという研究報告がある。しかし、著者らは、画像コンテンツがもつ認識的距離が遠い場合には、必ずしも解像度が高くなるほどより多くのα波が発生するわけではないことを脳波測定実験により明らかにした。これは解像度以外に認識的距離がα波の発生量に影響を及ぼしたためであると考えられる。そこで本研究では、画像コンテンツがもつ認識的距離に基づく適切な解像度の存在を提案する。本提案により、画像コンテンツ自身がもつ情報から適切な解像度を導き出すことで、そのコンテンツが「良い」コンテンツであるかどうかを判定するモデルを導出した。
  • Pei-Jeng Kuo, Terumasa Aoki, Hiroshi Yasuda
    原稿種別: 一般
    セッションID: 03-03-04
    発行日: 2003/09/19
    公開日: 2003/10/31
    会議録・要旨集 認証あり
    The rapid expansion of personal digital multimedia content in recent years requires a systematic indexing, categorizing and browsing interface to manage these enormous data. To tackle this crucial problem, the MPEG-7 standard was initiated with the intention to allow for efficient searching, indexing, filtering and accessing of multimedia content. We propose a MPEG-7 based multimedia content description tool which annotates multimedia data with twelve main attributes regarding its semantic representation. The twelve attributes include answers of who, what, when, where, why and how (5W1H) the digital content was produced as well as the respective direction, distance and duration (3D) information. We define digital multimedia contents including image, video and music embedded with the proposed semantic attributes as Dozen Dimensional Digital Content (DDDC). The establishment of DDDC would provide an interoperatable methodology for multimedia content management applications at semantic level. We also envision novel algorithms associate with DDDC attributes for semantic based content retrieval in the future.
  • SHEN Jinhong, Seiya MIYAZAKI, Terumasa AOKI, Hiroshi YASUDA
    原稿種別: 一般
    セッションID: 03-03-05
    発行日: 2003/09/19
    公開日: 2003/10/31
    会議録・要旨集 認証あり
    This paper describes a knowledge-based approach to set up a scene, determining the corresponding shot types and shot sequence. Screen layout and virtual camerawork dependent on the cinematic expertise stored in a domain knowledge base. We model the filmmaking knowledge and rule-based reasoning strategies in expert system language CLIPS.
  • 渡部 昭彦, 臼杵 潤, 小宮 一三, 西 哲則
    原稿種別: 一般
    セッションID: 03-03-06
    発行日: 2003/09/19
    公開日: 2003/10/31
    会議録・要旨集 認証あり
    近年,番組の多チャンネル化を可能にするデジタル放送やブロードバンドインターネットを利用したオンラインでの動画コンテンツの配信,また巨大映像サーバの構築によるコンテンツの蓄積が容易になることで,視聴者が好みの映像をいつでも視聴可能になりつつある.本論文では,大容量の番組映像の中から特定のシーンを検索することを目的とし,映像から求めた動きベクトルを統計的処理して特徴パラメータとして定義する.この中で,検索のための特徴パラメータの定義において,パラメータの最適な設定値について検討した.今回は,検索対象の映像に野球を用い,投球シーンの自動抽出を行う最適なパラメータについて数値実験を行った結果について報告する.
  • 鈴木 俊哉, 児玉 明
    原稿種別: 一般
    セッションID: 03-03-07
    発行日: 2003/09/19
    公開日: 2003/10/31
    会議録・要旨集 認証あり
    ブロードバンドインフラの整備に伴い,高詳細の動画像など大容量のデータを家庭からアクセスする形でのサービスの現実性が増してきている.我々は,複数品質の動画像を蓄積,伝送する際に含まれるデータの重複を解消する方法として,階層符号化を提案してきた.本稿では,高・低二品質のVODサービスにおいて,階層符号化を適用した,配信-受信サイト間の中間蓄積方式を提案する.提案方式では,従来のサイマルキャスト方式での中間蓄積方式に比べ,配信-受信サイト間のトラヒックを軽減でき,ユーザの待ち時間を短縮できることを示す。
  • 耳介軟骨の接続特徴についての考察
    岩崎 哲也, 篠原 克幸
    原稿種別: 一般
    セッションID: 03-03-08
    発行日: 2003/09/19
    公開日: 2003/10/31
    会議録・要旨集 認証あり
    バイオメトリクス認証技術は,脆弱性の軽減など,より信頼性のある技術が求められる段階にある.本稿では,「かたち」という視点からバイオメトリクスを用いた個人認証について考察した.そして,「かたち」の持つ隠れた特徴の重要性を指摘し,脆弱性の軽減について検証した.
  • 川口 和也, 和田 敏弘, 篠原 克幸
    原稿種別: 一般
    セッションID: 03-03-09
    発行日: 2003/09/19
    公開日: 2003/10/31
    会議録・要旨集 認証あり
    耳介軟骨の輪郭のみ抽出する方法について検討した.その結果,wavelet多重分解により得られるレベル2以上の高周波成分のみから再生した信号に標準偏差がs=1からs=0.625のガウシアンラプラスフィルタを作用させる方法が有効であることがわかった.
  • 節目・木目の自動評価法
    小堀 康功, 松浦 真悟, 岡本 裕幸
    原稿種別: 一般
    セッションID: 03-03-10
    発行日: 2003/09/19
    公開日: 2003/10/31
    会議録・要旨集 認証あり
    本家屋においては多方面において木材を使用し,特に化粧板としての表材は外見のみの視覚検査より等級づけされている.木材の種類や使用目的に応じて多種類の等級に分類されているが,基本的に強度に無関係に節の数や大きさおよび木目のきれいさにより評価される.現状は目視で評価されているが,効率化や品質の安定化などを目的として自動評価システムの開発が望まれている.ここでは評価の基本となる節目および木目の検出法と,木目品質の一評価法を検討したので報告する.
  • 別宮 喬, 真鍋 知久, 金田 和文, 山下 英生
    原稿種別: 一般
    セッションID: 03-03-11
    発行日: 2003/09/19
    公開日: 2003/10/31
    会議録・要旨集 認証あり
    本論文では、照度分布の補間手法を用いることにより、光の相互反射を考慮してあらかじめレンダリングされた画像から光源位置を変更したときの画像を生成する手法を提案する。すなわち、等照度線の補間と物体面上のパッチ頂点の照度値の補間の2種類の補間手法を組み合わせることにより、光源移動の際の現実感ある画像を高速に生成する手法を提案する。提案手法を室内のモデルに適用し、その有用性を示す。
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