画像電子学会研究会講演予稿
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Print ISSN : 0285-3957
画像電子学会第230回研究会講演予稿
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
開催日:2007年2月22日 会場:機械振興会館
10:50-12:00 座長:植田 秀昭(ダイソー)
  • 北村 誠, 小野 文孝
    原稿種別: 一般
    セッションID: 06-05-01
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/18
    会議録・要旨集 認証あり
    ハーフトーン画像の圧縮符号化方式として、多値画像を伝送し、受信側でハーフトーン化を行うという処理に着目し、Viterbi 復号の考えを利用して、与えられたハーフトーン画像を作成しうる、復元多値画像の中で情報量が最小の画像を求める提案を行った。その結果、2次元的な相関を取り入れた情報量評価をおこなうには、ブロックタイプの誤差拡散の導入が必要であること、復元画像を求めるために導入したエントロピー基準方式と予測誤差基準方式とでは、簡易な後者においても、低周波が支配的な画像では効果があること、復元多値画像はオリジナルの多値画像の情報量を30~40%程度減少させうることが分かり、さらに高い解像度の画像では、復元4bit画像の情報量はハーフトーン化された1bit画像の情報量より小さくなりうることも分かった。
  • 杉山 徹, 工藤 芳明, 高山 洋一
    原稿種別: 一般
    セッションID: 06-05-02
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/18
    会議録・要旨集 認証あり
    最近,グラフィックアーツの分野では,モニタ上で印刷物の色調を確認する,ソフトプルーフが普及しつつある.しかし,モニタと印刷物の白色を測色値で合わせても,両者の見た目が一致しないという問題がある.本報告では,モニタ光源や照明光源に含まれる輝線スペクトル成分を,分光放射輝度計で正確に測定できないことが原因であると仮定して,その補正方法を考案し,3種類の照明下で検証する.まず,モニタと用紙の目視マッチングを行い,両者を測色したところ,すべての条件で用紙のほうがモニタよりも赤く測定された.そこで,測定された分光放射輝度に対して先鋭化処理による補正を行ってから測色値の計算をやり直すと,モニタの白色と用紙の白色の測色値を一致させることができた.
13:00-15:15 座長:鈴木 薫(日立製作所)
15:30-16:40 座長:柴田 滝也(東京電機大学)
  • 三好 孝治, 木戸 孝宣, 李 偉青, 中前 栄八郎
    原稿種別: 一般
    セッションID: 06-05-07
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/18
    会議録・要旨集 認証あり
    デジタル地図が広く普及している今日にあっても,紙地図も盛んに併用して使われている.道路設計CAD分野では,道路に沿って複数の地図をスキャナで読み込み,隣接地図を連結してベクトル地図を作成する要望がある.しかしながら,このラスタ地図には,伸縮あるいは湾曲歪みが存在するため,隣接ラスタ地図の連結時に,隣接境界における等高線・道路などの画像の不連続,隙間,重複が生じる場合がある.連結した地図のベクトル化に支障を生じる.本研究の目的は,これらの問題に対処するために,隣接地図の連結に適した歪み補正法を提案し,連結後の隣接境界近傍におけるラスタ画像の連続精度を確保し,ベクトル化の自動化に寄与することである.
  • 横田 哲也, 橋本 岳, 武田 智, 加藤 誠, 下平 美文
    原稿種別: 一般
    セッションID: 06-05-08
    発行日: 2007年
    公開日: 2007/12/18
    会議録・要旨集 認証あり
    近年,様々な分野で忠実な色再現が求められており,撮像装置には被写体の色情報を正確に取得することが望まれている.そこで本研究では,XYZ三刺激値の取得が可能な静止画カメラを試作した.さらに高品質な画像を得る方法として画像合成によりダイナミックレンジを拡大する方法に着目し,合成に用いる画像の露光比を撮影シーンに対し適応的に選択する方法を提案した.選択された露光比を用いて画像の合成を行った結果,原画像に対し低輝度部でノイズが少なく,合成境界の擬似輪郭が無い,自然で鮮明な合成画像が得られた.
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