画像電子学会研究会講演予稿
Online ISSN : 2758-9218
Print ISSN : 0285-3957
画像電子学会第234回研究会講演予稿
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開催日:2007年11月2日 会場:大阪大学 中之島センター
11:00-12:00 座長:今川 太郎(松下電器産業)
  • 久保田 賢, 篠原 克幸
    原稿種別: 一般
    セッションID: 07-02-01
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/03/11
    会議録・要旨集 認証あり
    本報告はスケッチ検索とSOMを用いた画像検索システムを提案する.現在多くの画像検索システムでは検索するために類似画像が必要な場合がある.また,検索結果をランキング形式で表示するだけであるため局所解に陥りやすい.そこで,本報告ではスケッチ検索とSOMを実装することで高い検索効率を得ることができた.スケッチ検索では,ユーザの頭の中にある漠然としたイメージで検索することができる.また,SOMによりデータベース内をブラウジングすることが可能になった.さらに,インクリメント検索も実装することで素早い検索が可能となった.
  • 朝長 弘和, 阿部 拓也, 篠原 克幸
    原稿種別: 一般
    セッションID: 07-02-02
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/03/11
    会議録・要旨集 認証あり
    本報告では,写真の販売,共有サイトを対象にしたCBIRの構築を目的とし,写真画像の検索に有効な特徴量の抽出を試みた.具体的には,写真の基本的な構図に基づいて,主題が配置されると考えられる46個の領域分割パターンを定めた.次に,その分割パターンから高い注目度を持つ領域を選択した.検索には選択した領域に大きい重みをつけた類似度を用いた.Color Layoutと精度を比較した結果,提案手法が高精度となり,検索方法の有効性を確認することが出来た.
13:30-14:00 座長:井上 益孝(三洋電機)
  • 広永 美喜也, 嶋野 法之
    原稿種別: 一般
    セッションID: 07-02-03
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/03/11
    会議録・要旨集 認証あり
    デジタルアーカイブにおいて貴重な美術作品を記録し、またそれらを多様な照明環境下で鑑賞をするためには、その作品の分光反射率を正確に記録する必要がある。一般に復元される分光反射率の精度は復元モデルと入力系の分光感度分布に依存する。Wienerモデルは高精度な分光反射率復元が可能であるが、撮影する入力系のノイズ分散を求めるために絵画の分光反射率を予め複数箇所計測しなければならない。この問題を解決する一つの試みとして、筆者らは分光反射率が既知の色票を用いて入力系のノイズ分散を推定し、その値を絵画の分光反射率復元に使用する方法を提案している。本稿では筆者らの提案する方法によるカラー画像再現を更に多くのサンプルで行った結果を報告する。
14:10-15:10 座長:関沢 秀和(東芝テック画像情報システム)
15:20-16:00 座長:今川 太郎(松下電器産業)
  • 北村 喜文
    原稿種別: 招待
    セッションID: 07-02-06
    発行日: 2007年
    公開日: 2008/03/11
    会議録・要旨集 認証あり
    同一の場所を共有する比較的少人数の複数の人が顔を合わせて行う協調作業を促進するための,ユニークな特徴を持つ2 つのデジタルテーブルを紹介する.多人数共有型立体表示装置IllusionHole は,単一の固定されたディスプレイの周りを移動しながら観察する3 人以上の利用者に対して,歪みやフリッカがない適切な立体視を表示でき,光学的装置等に邪魔されることなく自然に立体像の位置まで手や指を伸ばすなどのインタラクションができるというディスプレイであり,しかも,非常に簡単な原理に基づいて実現されている.SharedHole は,単一ディスプレイ上に複数の利用者の個人情報と公共情報を共存させて表示できる対面(faceto-face)型協調作業用デジタルディスプレイであり,利用者の動きにともなって動的に個人情報と公共情報の提示領域を変更することができる.そして,複数の利用者の中の誰と,どの情報を,どのように共有するかなどをコントロールしながら戦略的な協調作業を進めることができる.
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