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画像電子学会研究会講演予稿
Online ISSN : 2758-9218
Print ISSN : 0285-3957
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開催日:2008年3月7日-8日 会場:広島大学
3月7日(金)
10:00-12:05 座長:小野 文孝(東京工芸大学)
Mquant の因数分解による完全ビデオ画質保存データハイディング
黄 国旭, 田中 清
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-01
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_1
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この論文では、修正されたビデオの画質が元の(圧縮) ビデオの画質と同等に完全に保存される、MPEG圧縮領域での新しいデータハイディングの一方法を提案している。我々の知る限り、情報の埋め込み後にビデオの画質を完全に保存するデータハイディングの方法はこれまでに提案されておらず、この方法は最初の試みである。マクロブロックに対するMquant 値と量子化DCT 係数値が、画質を保存しながら注意深く操作される。この方法は、また、情報の埋め込みによって生ずる修正を、修正が施されていない元のビデオに戻すことができる。この方法は既存のMPEG1/2 によって符号化されたビデオ系列のみならず、生の画像系列を符号化する過程においても利用できる。情報の埋め込みによって生ずるファイルサイズ増加の問題について言及し、ペイロード(埋め込み情報量) と符号化効率とのトレードオフを考慮しながらファイルサイズ増加を抑制する3 つの独立した解決策を示す。MPEG1 によって符号化されたさまざまなビデオに対する実験を通してこの方法の基本性能を検証する。
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(384K)
詳細な透かし画像を検出可能な電子割符の検討
東條 絵里, エルナン アギレ, 田中 清
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-02
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_9
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遺伝的アルゴリズム(GA) を用いて高品質な割符画像を生成する方法を発展させ,生成されたN 枚の割符画像の任意の2 枚の組み合わせから
N
C
2
通りの異なる透かし画像を検出する方法が提案されている.この方法は,ロゴなどの肉太な透かし画像は鮮明に復元できる一方で,細かい文字や詳細なテクチャーを有する透かし画像を再現することが難しい.そこで本稿では,この方法における透かし再現に関する評価関数に修正を加え,詳細な透かし画像も検出可能な電子割符生成について検討している.テスト画像を用いたシミュレーション実験により,提案法の効果を検証する.
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(1844K)
オーバーラップブロックマッチングを用いた超解像における画質改善と計算コスト削減の両立の検討
武久 泰夫, 田中 清
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-03
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_17
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オーバーラップブロックマッチング(OBM) を用いて密な動き推定(DME) を実現し,複数の動きベクトルを利用する改良超解像法が提案されている.また,この改良超解像法の性能を完全に維持する条件下で,得られる複数の動きベクトルの統計的な性質を利用する計算コスト削減法も提案されている.本稿では,改良超解像法の性能を完全に保存する制約を緩和したとき,さらに計算コストを削減しながら再構成画像の画質改善を図る両立が可能であるかを検討している.実験結果から,対象とする観測画像によるものの,再構成画像の画質を維持または向上しつつ,計算コストを約20.7~27.8%にまで削減できることが確認された.
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(646K)
GAによるカラー擬似濃淡画像生成の検討
太田 直哉, エルナン アギレ, 田中 清
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-04
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_23
会議録・要旨集
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本稿では,遺伝的アルゴリズム(GA) を用いたカラー擬似濃淡画像生成について検討している.これまでに,モノクロ画像を対象とする擬似濃淡画像生成法が提案され,階調再現性とエッジ部分のコントラスト表現に優れた擬似濃淡画像を生成できることが報告されている.しかし,この方法をカラー画像のRGB各平面に独立に適用してそれぞれの処理画像を重ね合わせると,干渉が生じて画質劣化を招く恐れがある.そこで,本稿ではカラー画像のRGB 信号を明度,色差を示すYuv 信号に変換して個体評価を行い,GAによって個体を進化させ,カラー擬似濃淡画像を生成する方法を提案する.生成画像に対する主観評価および客観評価によって提案法の有効性を検証する.
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(2784K)
MPEG-4圧縮動画像系列からの移動オブジェクト抽出の試み
竹内 啓太, 田中 清
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-05
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_29
会議録・要旨集
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近年, 監視カメラやウェブカメラを利用したモニタリングシステムが多くの場面で利用されている.撮影された動画像は,国際標準方式であるMPEG 形式で圧縮・蓄積されることが多い.中でもMPEG-4は,ポータブルデバイスを中心に今後さらに利用頻度が向上すると予想されている.このような観点から,本稿ではMPEG-4 による圧縮符号上で直接移動するオブジェクトを検出することを試みる.移動オブジェクトの検出はマクロブロック単位に行い,動きベクトルの種類や大きさ,周囲との関係を利用して判断する.検討した方法により,余分な誤検出領域も含まれるものの,抽出したい移動オブジェクト領域のおよそ80% 程度を検出することができた.
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(830K)
13:00-15:05 座長: 田中 清(信州大学)
排列点検支援のための手書き図書分類記号画像一括照合手法の有用性
豊田 倫明, 大場 和久, 中村 伸一, 柳本 哲也, 森 隆知, 辺見 一男
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-06
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_35
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図書館では一般に日本十進分類法の分類記号が記入された図書ラベルが貼られ,分類記号順に図書が排架される.誤排架図書発見のため,図書館職員が図書ラベルの情報を目視で確認する排列点検が日常的に実施されているが,多くの人手が必要となる.我々は排列点検支援システムの構築を目標として,分類記号と排架規則との関係に着目し,手書きの分類記号画像と,書棚ごとに動的生成したテンプレート画像との一括照合により排架の正誤を判別する分類記号画像一括照合手法を提案してきた.本稿では,分類記号画像一括照合手法を用いた実験により,誤排架図書発見にかかる図書館職員への労力の軽減について考察し,排列点検支援への有用性を検討する.
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(305K)
乗算型2 値算術符号による静止画像の可逆符号化について
高野 展寿, 長谷川 まどか, 加藤 茂夫
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-07
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_41
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静止画国際標準符号化方式であるJPEG2000 のエントロピー符号化部には,適応的算術符号化方式であるMQ-coder が採用されている.MQ-coder では,演算コスト削減のため,符号生成のための副区間の計算を簡略化しており,それにより符号化効率が低下していると考えられる.そこで,我々は先に,符号化効率の向上を目的として,副区間を精度良く求めるためにシンボルの出現確率を正確に計算する算術符号の検討を行ってきた.その結果,JPEG20000 と比較し符号化効率が約2%向上した.本研究では,従来方式における確率推定の精度を向上させることにより更なる符号化効率の向上を図る方式を提案する.シミュレーションの結果,提案方式は従来方式よりも符号化効率が向上することを確認したので報告する.
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(450K)
輝度成分に着目したJPEG画像データ量の一削減法
増田 隆志, 相川 直幸
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-08
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_47
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画像や音などを伝送や蓄積する際,設備や料金などの観点から,データ量は出来るだけ小さくすることが要求されている.特に画像データは膨大な情報量を持っているため,圧縮操作を施している.中でもDCTを用いたJPEGの画像圧縮は圧縮フォーマットとしてよく使用されている.しかしながら,JPEG圧縮によってデータ量を小さくすると,ブロックひずみやエッジ付近にモスキートひずみが著しく生じ,見た目上で画質が低下してしまう.そこで,本報告では,画像の輝度成分補正とPOCSアルゴリズムを用いたJPEG圧縮画像のファイルサイズの低減法を提案する.画像の輝度成分補正では,輝度の急峻な変化のある部分に対して局所的にガウシアンフィルタによって,ひずみを低減させる.また,POCSアルゴリズムを繰り返し用いることにより,輝度成分補正によってひずんだ画像に補正を加える.提案法の特徴として,符号化の前処理として行うため,復号化側に新たな演算負荷を与えない.その結果,復号側は従来のJPEG形式で復号化でき,既存のソフトや従来システムに影響を与えることなく,組み込むことが容易にできるという利点がある.
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(425K)
画像処理による大相撲中継のメタデータ抽出
吉川 潤, 小杉 信, 向井 信彦
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-09
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_53
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本研究では大相撲に注目し、中継映像からのメタデータ抽出、これに基づくダイジェスト作成を行ったので報告する。まず、映像から対戦字幕、立合い、対戦中、決まり手などのシーンを領域の色・面積など画像特徴やテロップ情報を用いて自動判別した。これを元に「対戦」については 98%、同様に「勝敗」、「決まり手」は99%、「対戦力士」は100%のメタデータを抽出することができた。さらに、約1時間の映像中の対戦シーンは約3~9分のダイジェストとなること、また、力士や決まり手を指定したダイジェスト作成が可能であることを示した。
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(2062K)
組織的ディザ画像のロッシー符号化
- 多値伝送方式と黒画素数伝送方式の比較 -
小野 文孝, 北村 誠
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-10
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_59
会議録・要旨集
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組織的ディザ画像のロッシー符号化として、ロッシー多値画像伝送方式(LML)と、ブロックあたりの黒画素数を伝送する方式(BPN)とを提案・評価した。LMLとしてはJPEG2000符号化を採用し、BPNの設計パラメータであるブロックサイズが4と16の場合について、LMLの符号量とBPNのエントロピーが同一となるよう設計し画質を評価した。画質評価の指標として逆ハーフトーン化画像の、原多値画像に対するPSNRと、ロスレス2値逆ハーフトーン化画像に対するPSNRとを求めた結果、後者の方が主観的印象によくあい、ビットレートが高い場合はBPNがLMLより優れ、低くなるほど相対的にLMLが向上する傾向があることが判明した。
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(348K)
15:25-16:15 座長: 金田 和文(広島大学)
«招待講演» Calibrated Computer Graphics
- キャリブレーションに基づく高精度画像合成 -
浅田 尚紀
原稿種別: 招待
セッションID: 07-05-11
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_65
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本稿では,キャリブレーションに基づくコンピュータグラフィックス(CG) について述べる.これは,コンピュータビジョン(CV) における実世界のモデル化とキャリブレーション技術を用いて,実写画像と同等の品質のCG 画像の生成および実写画像との高精度な画像合成を目指したものである.本稿では,実カメラのモデル化とカメラキャリブレーション,実物体の反射特性のモデル化と反射パラメータのキャリブレーションを中心に,それらの結果を用いた画像合成について筆者らが行った研究を紹介する.また,最近のキャリブレーションに基づくCG の適用例として,被爆資料の仮想展示について述べる.
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(847K)
16:15-17:30 座長: 金田 和文(広島大学)
コンテンツ利用認証を用いた動画像配信システムの一検討
児玉 明
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-12
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_73
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近年,ネットワークの高速化,低廉化に支えられ急速にコンテンツサービスが普及しはじめている.反面,コンテンツのネットワーク利用に対して,各種DRM 技術を利用し,アクセス利用制限を設けることで,コンテンツの不正流通に対する耐性を考慮したコンテンツ配信を実現しており,ネットワークの利便性に対するコンテンツ不正利用の拡大が課題として有する.このような不正利用防止を目指し,データ伝送時にはコンテンツ情報を分離した状態で扱い,コンテンツ利用認証を踏まえた後,利用再生時のコンテンツ合成を利用した,分離合成処理とコンテンツ利用認証処理を組み合わせたコンテンツ配信システムを提案する.システムの実現性について,データ量の観点から考察する.
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(719K)
フレーム間相関を用いた煙抽出技術の検討
寺澤 侑樹, 小宮 一三
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-13
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_79
会議録・要旨集
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現在,屋外の広範囲な火災検知技術の確立が望まれている.これに対し本研究では、火災の初期に発生する煙に着目し、その視覚的特徴(濃度、移動方向、形状)を特徴量とした検出アルゴリズムを提案する。従来より、煙の形状変化や動きから煙の特徴を定義する方法が検討されているが、煙には、これら形状、動き以外に時間の経過とともに濃度が透明化していく視覚的特徴が見出される.そこで,本研究では煙の視覚的特徴パラメータとして濃度・移動方向・形状の3要素を対象に煙の特徴量抽出手法を検討した。具体的には,映像監視用DVカメラから得られる映像をフレーム間差分処理により,時間の経過とともに透明化して移動する形状を表す特徴量を定義し、煙の判定アルゴリズムを求め,実験によりアルゴリズムの妥当性を検証した。今後はアルゴリズムの精度向上,監視システムの実験を進める.
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(1702K)
衛星画像データ解析システムの開発
伊藤 淳也, 中村 彰宏, 朴 鍾杰, 松下 孝太郎, マッキン ・ケネス・ジェームス, 大城 正典, 山崎 和子, 布広 永示
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-14
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_85
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東京情報大学では,学術フロンティアの研究成果として蓄積されている衛星画像MODISデータの中から必要な画像情報を抽出して解析するシステムの開発を行っている.本システム開発の適応問題としては,近年,環境問題の要因として注目されている林野火災に関する発生状況の分析を行う林野火災地域抽出や目的とする画像と類似する領域を検出する類似画像探索を取り上げ,その機能を実現した.現在,本システムの操作をシームレスに行うことが可能なGUIを開発し,Web化に向けた機能強化とシステムの性能改善を行っている.本稿では,衛星画像データ解析システムの概要,機能強化内容,性能評価結果について報告する.
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(2554K)
3月8日(土)
9:00-10:40 座長: 児玉 明(広島大学)
空間方位補間による画像の高精細化
久下 哲郎
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-15
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_89
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(84K)
三次元計測データを利用した画像強調手法の検討
- Lambertian 画像と距離画像を用いた濃淡強調 -
小林 裕一
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-16
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_91
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最近,立体表示装置の開発や立体映像の上映など,立体視する機会が身近になりつつある.また,三次元デジタイザーなどの三次元形状の測定装置や手法が開発され,特に凸形状の物体については高精度に計測できるようになった.一方,筆者はこれまでに,二次元の自然画像のコントラスト強調手法の開発に取り組んできた.その際の主観評価において,遠景の風景画像のコントラスト強調を施した場合に「奥行き感」を強く感じる結果を得た.これを参考にして,より近距離で撮影した画像の奥行き感を増すような強調効果を得る方法について検討を行った.具体的には,適当な三次元物体を近距離で撮影した画像,および三次元計測装置で計測したデータから生成した三次元モデルに基づいて計算した距離画像とレンダリング画像を用いて,コントラスト強調手法を適用することにより,奥行き感を増すような新たな強調手法について検討した.その結果,距離画像に基づいた大域コントラスト強調と,陰影情報に基づいた局所コントラスト強調を合わせ持つ強調により,従来法に比べてコントラスト強調効果を向上できることを確認した.
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(2518K)
疑似ドメインを用いたフラクタル画像圧縮の高速化法
並木 孝之, 牧野 浩典
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-17
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_99
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従来のフラクタル画像圧縮は、最適のアフィンな変換を見つけるために膨大な時間を必要とするので、非実用的な圧縮である。本研究では最適のアフィン変換を疑似ドメインによって置き替え、計算時間を減少させる新しいフラクタル画像圧縮法を提案する。この手法は圧縮時間を従来法の1/30 程度に短縮することができる。
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(451K)
ウェーブレットパケットを用いた回転不変な顔検出
大澤 和也, 松本 幹, 内田 理
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-18
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_105
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顔認証を行う際,前処理として背景を含む画像の中から顔領域を検出しなければならない.顔が傾いている場合でも正しく検出できることが望ましく,これまでにも回転に不変な特徴量を利用した顔検出法が提案されている.本研究では,検出精度と計算速度の向上を目的として,2つの新しい回転不変特徴量を提案した.また,顔検出に特に有効な特徴量のみを用いて計算を行うことにより,従来手法と同程度の精度を保ちつつ高速に顔検出が行えることを実験により確認した.
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(296K)
9:00-10:40 座長: 関沢 秀和(東芝テック画像情報システム)
胸部 CT 画像からの気管支領域抽出に関する研究
佐藤 達人, 青木 工太, 長橋 宏
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-19
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_109
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本論文は胸部 CT 画像からの気管支領域を抽出することを目的とし,3次元モルフォロジー演算を利用した新しい抽出手法を提案する.提案手法は主に2つのステップで構成される.1.計算領域の作成:2.3次元モルフォロジー演算による気管支領域抽出:ステップ1,2を再帰的に繰り返し気管支領域を抽出する.2つのステップは自動的に行われ,従来手法のように人がパラメーターを設定する必要はない.従来手法の抽出結果との比較を行い,提案手法の抽出精度を検証した.
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(1303K)
非剛体エージェントの自律的な動作獲得に関する研究
細野 恭平, 青木 工太, 長橋 宏
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-20
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_117
会議録・要旨集
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本稿では,メッシュ構造によって構成された非剛体エージェントが過去の行動からより効率的な動作を自律的に学習し,目標方向へ動作するための動作を獲得するアニメーションシステムを提案する.非剛体エージェントの柔軟な形状変化を表現するためにspring-mass システムを用いる.提案システムでは,エージェントは形状変化させることで環境から力とトルクを受けて運動する.目標方向はユーザによって設定される.選択された行動パラメータは交叉および,突然変異操作によって更新される.エージェントは行動パラメータを更新しながら動作を繰り返すことによって目標方向を目指す.
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(1105K)
カメラ画像による室内空間の三次元モデル化に関する研究
麻島 修一, 長橋 宏, 青木 工太
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-21
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_125
会議録・要旨集
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本論文は、単一カメラから得られた連続画像による3 次元復元システムについて書かれたものである。本システムは具体的には以下の3 つのステップから成る。(1) 因子分解法による画像中の特徴点の3次元復元.(2)RANSAC を用いたカメラパラメータの推定と、因子分解法により取得した三次元データの統合.(3) 高解像度データの低解像度データへの付加.このシステムにより、ユーザーはモデルの三次元的な情報と、その詳細なテクスチャ情報を取得することができる。
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(4810K)
光ビームを用いた二層構造物質の表面下散乱シミュレーション
高村 幸平, 益池 功, 玉木 徹, 金田 和文
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-22
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_133
会議録・要旨集
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半透明物質をリアルにレンダリングするためには, 物質表面上だけでなく, 物質内部における光の散乱である表面下散乱を考慮しなければならない. 本研究では光ビームを用いて表面下散乱方程式を解くことにより物理学的に表面下散乱をシミュレーションする. また物質を層としてとらえることにより, 多層物質や, 半透明物質が重なり合っているようなシーンを表現することを目指す.
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(521K)
10:55-12:35 座長: 小町 祐史(大阪工業大学)
携帯電話で撮影された顔画像に対する瞳検出手法
西村 章太, 松本 幹, 内田 理
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-23
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_141
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近年,携帯電話のカメラ機能で撮影した顔画像を利用した眼鏡の試着や髪形のシミュレーションを行うシステムが開発されている.しかしそれらのシステムの多くは,顔の位置補正を手動で行う必要があり不便である.本研究では,携帯電話で撮影された画像から瞳の位置を特定する手法について検討する.これまでに,SSR フィルタを用いた瞳検出手法が提案されているが,大きなサイズの変動などには対応していなかった.そこで本研究では,複数のSSR フィルタの利用,及び新しく提案する2 つのフィルタの利用により,高速かつ高精度に瞳位置を特定する手法を提案する.
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(433K)
A Robust Face Detection Method Using Probability Maps and Modified Local Binary Patterns
松本 幹, 内田 理, 中西 祥八郎
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-24
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_145
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顔検出は,顔認証やビデオサーベイランス,ヒューマンコンピュータインターフェース等のアプリケーションにおいて,重要な役割を担っている.本稿では,Probability Mapsを用いた新しい顔検出法を提案する.本手法の基本概念は,顔の複雑な領域と平坦な領域の位置の偏差の性質を利用することである.実験結果より,提案手法は大きさや角度の変化および顔の一部の隠蔽に対して従来手法よりも頑強であることを確認した.
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(289K)
SIFTを用いた幾何変形にロバストなハイブリッド型電子透かし
篠原 学, 後藤 佑太, 内田 理
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-25
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_151
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近年,ディジタルコンテンツの著作権を保護する手法の一つとして,電子透かし技術の研究が盛んに行われている.電子透かしには元のコンテンツの品質を維持することやアタックに対して十分な耐性を持つことが求められる.しかし,一般的な透かし埋め込み手法は,画像に対する幾何学的な攻撃に弱いことが知られている.本論文では著者らが提案したハイブリッド型電子透かし手法をベースに,より幾何変形に対して耐性を持つよう埋め込み手法を改良した.また,SIFT(Scale Invariant Feature Transform)特徴量を用いたマッチングにより,さらに幾何変形にロバストな透かし埋め込み手法を実現した.
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(350K)
再撮耐性を有する電子透かしシステムの開発
山田 浩之, 藤井 亮介, 鈴木 光義, 伊藤 浩, 高井 重典, 谷 愉佳里, 合志 清一, 真島 恵吾, 中村 晴幸
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-26
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_159
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再撮耐性を有する電子透かしシステムを開発したので報告する。本システムは、HDTV 映像にリアルタイムで電子透かしを埋め込む装置と、Windows PC 上で動作し、映像データをキャプチャ、解析することで埋め込まれた電子透かしを検出するソフトからなる。動作検証では、埋込装置により35 ビットの電子透かしを埋め込んだ映像を再撮し、検出ソフトで再撮映像の5 分間部位から埋め込んだ全35 ビットの電子透かしが検出可能であることを確認した。
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(821K)
10:55-12:35 座長: 羽鳥 好律(東京工業大学)
漆工芸の質感表現
宮田 一乘, 櫻井 快勢, 友井 俊弘, 田下 博, 今尾 公二, 坂口 嘉之
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-27
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_165
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都市エリア産学官連携促進事業として採択された石川県南部エリアでは,伝統工芸素材の持つ高級な質感をCG で表現する手法の研究開発を推進している.本報告では,漆工芸に用いられる金箔および漆素材の計測データ(S-BRDF: Spectral Bidirectional Reflectance Distribution Function)を用いた質感の高い素材表現を報告する.また,素材の組み合わせをプロシージャルに行う手法や,金箔の破れなどをシミュレーションする手法を提案し,計測だけではカバーできない表現手法も報告する.
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(2753K)
印刷帳票用地紋への情報埋め込み手法の開発
三輪 智也, 松田 純一, 水上 嘉樹, 多田村 克己
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-28
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_171
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本論文では,電子交付される印刷帳票にイラストベースの地紋透かしを用いることにより,書類としての見た目の美しさにも配慮した情報埋め込み手法を提案する.通常の地紋には,無意味なドットの集合を使用することが多く,書類として違和感を与えることが少なくない.これに対して提案手法では,イラスト画像を変換した画像を地紋として用いることによりこの問題を回避する.このために,イラスト画像から情報埋め込みに適したドット画像への変換手法を開発した.さらに,交付された電子ファイルを印刷し,それをスキャナで読み取る過程で生じる誤りをできるだけ低減する情報埋め込み手法を開発した.提案手法により作成した地紋入り印刷帳票画像を用いて,見た目と読み易さに関する被験者実験を行い,提案手法の有用性を評価した.
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(1255K)
コンピュータグラフィックスによる降雪表現手法の開発
木下 理恵, 水上 嘉樹, 多田村 克己
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-29
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_179
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本論文では,コンピュータグラフィックスによる現実感の高い降雪景観画像生成手法を提案する.雪片は形状が複雑であり,また風の影響を強く受けるため,雪片の落下軌跡が複雑になり易い.そこで,提案手法では,それらを簡略化して,実用的な計算コストで現実感の高い降雪を表現するための雪片の落下運動モデルを開発した.さらに,雪片と物体との間の衝突検出を効率良く,かつ正確に行うため,複数の異なる視軸から見た複数のデプスマップを用いた新しい衝突検出方法を提案する.そして,雪片と物体との衝突情報を利用した,積雪開始時の物体表面を表現可能な簡易積雪表現モデルを提案する.提案手法を実装し,適用例によりその有効性を確認した.
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(1930K)
室内を撮影したカメラ画像からの撮影位置推定
脇本 一彌, 妻鹿 大祐, 浜田 長晴
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-30
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_185
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近年、街ナビなどで位置推定技術が使われているが、GPSが主流であり、電波の届かない場所での位置推定には向いていない。本報告では、室内を対象としワンショットのカメラ画像からの位置推定方式を提案するとともに、実用的な位置推定精度が得られることを実験的に確認したことを報告する。
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(373K)
13:25-15:30 座長: 佐野 睦夫(大阪工業大学)
近赤外画像を用いた可視画像の簡易HDR化
北島 翔, 柴田 啓司, 堀田 裕弘
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-31
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_189
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一般的なディジタルカメラは夜間や暗い場所といった照度の低い場所ではシャッタースピードを遅くしたり,照明に頼らなければ光量が不足しているため撮影できない. しかし,撮影条件が拘束されている場合には,このような撮影は行えない. 本研究ではこのような状況において,相手(被写体)に知覚されない近赤外線画像の階調情報を用いることで,ダイナミックレンジの狭い可視画像の低輝度部分を人間の知覚に近いダイナミックレンジに改善する輝度画像改善手法を検討した.
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(2167K)
テクスチャ解析を用いた道路画像の路面状態解析
吉田 伸一朗, 細野 雅文, 岩田 大輔, 柴田 啓司, 堀田 裕弘, 對馬 勝年
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-32
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_193
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近年ITS(高度道路交通システム)の一環として,道路路面の危険度予測が提案,研究されている.これは路面状態(水膜,積雪,凍結など)を計測し,その状態や気象データなどをもとに危険度の予測を行い,適切な対処を行うことで事故を未然に防ぐことを目的とした研究で,早期の実現が望まれている.本稿は,危険度予測の前段階である道路の路面状態を可視画像を用いて計測し,画像解析により判定を行い,システム実現の一助とするものである.
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(1272K)
全方位カメラと偏光板を用いた全方位偏光画像の取得
林 祐司, 松本 雄太, 柴田 啓司, 堀田 裕弘, 林 和則, 諸橋 康平, 土肥 貞
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-33
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_199
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路面状況を認識する技術として偏光特性を用いて路面の湿潤状況の認識する技術が提案されている.この方法では,同時に水平・垂直成分を取得するために2 台のカメラを用いることが必要となる.本研究では全方向,周囲360 度の広い領域を取得できる全方位カメラと偏光板を使用し,水平・垂直偏光画像を一度に全方位取得可能な方法について提案する.
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(3360K)
Ajax による地上解像度にスケーラブルなハザードマップの構築
前田 恵, 柴田 啓司, 大西 宏冶, 堀田 裕弘, 田島 正登, 広瀬 貞樹
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-34
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_203
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ハザードマップは,主に地震・津波のための減災対策として作成されてきたが,雪に対するハザードマップの構築は遅れている.本研究では,雪ハザードマップに対する利用者・媒体・内容等について検討を行い,WWWによるGIS サーバにAjax を取り入れたプロトタイプを構築した.気象情報等をXML データベース化し,空間補間によるレイヤの生成により地上解像度にスケーラブルでリアルタイムなハザードマップを表現することが可能となった.
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(1560K)
映像・音響の伝送情報量が臨場感に与える影響の解析
川除 佳和, 海棠 輝彦, 柴田 啓司, 堀田 裕弘
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-35
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_209
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本研究では,マルチメディア品質評価モデル開発のための基礎的研究として,映像・音響の伝送情報量が臨場感に与える影響の解析を行った.そのために,SD 法による主観評価実験を行い,その結果を因子分析した.その結果,3 つの因子が得られそれぞれ,「総合的な品質を表す因子」,「映像の品質を表す因子」,「コンテンツの静けさに関する因子」であることが推測された.これら3 つの因子得点から,“ 立体感がある-ない ” という形容詞対で得られた臨場感を推定したところ,精度よく推定することができた.さらに,映像・音響の伝送情報量から3 つの因子得点をある程度推定することができた.よって,映像・音響の伝送情報量が臨場感に影響を与えていることが確認できた.
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15:50-17:30 座長: 久下 哲郎(NHK放送技術研究所)
感情表出動作認識のための動画像処理方式の検討
池邨 和也, 佐野 睦夫
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-36
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_215
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人間とロボットが感情を伴ってコミュニケーションを行うためには,身振り・手振りの果たす役割は大きい.しかし,従来のモーションキャプチャでは,特殊な環境やマーカの装着が必要となり,データの欠落や飛びもしばしば発生する[1].そこで本論文では,比較的安定して追跡可能な顔と両手に着目し,パーティクルフィルタに基づき,これらの軌跡を信頼良く検出することを目標とする.ステレオ視により求められた距離特徴と肌色特徴から顔らしさ・手らしさの尤度算出を行い,パーティクルフィルタに適用する.実際,9 つの代表的な表出動作に対して,顔と両手の軌跡が安定よく検出され,簡単識別実験も行い,提案手法の有効性を確認した.
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パーティクルフィルタを用いた視線運動推定とうなずき検出
出水 祐樹, 佐野 睦夫, 西口 敏司
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-37
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_221
会議録・要旨集
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人間とロボットが円滑なコミュニケーションを実現するには,人間の意図や注意を認識することが必要となる.特に視線や顔の動きは,人間の意図や注意を認識するのに大きな役割を果たしている.本稿では,画像からの黒目の輪郭を抽出し,その情報を利用して視線推定を行う.瞬きのある場合にも追跡できるようにするためにパーティクルフィルタを採用し,黒目の輝度を考慮した尤度を提案する.うなずきの検出を行い,またうなずきの成分についても検証を行った.
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マルチメディア情報機器設計におけるペットプロテクション
佐々木 学, 崎谷 歩美, 小町 祐史
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-38
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_227
会議録・要旨集
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マルチメディア情報機器が提供する情報は,人間だけでなく,ペットに対しても興味を引くまたは強い反応を引き起こすことが多い.そのため,ペットが情報機器に対して攻撃をかけたり,情報機器が提供する情報がペットに不快な刺激となる可能性が高まっている.以前IEC/TC100で提示されたこの問題について,マルチメディア情報機器の設計上の視点からさらに検討を深め,対応を検討する.
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フォント情報交換国際規格に関する最新動向とその課題
鈴木 俊哉, 小町 祐史
原稿種別: 一般
セッションID: 07-05-39
発行日: 2008年
公開日: 2008/10/07
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.07-05.0_233
会議録・要旨集
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現在,広く用いられているフォントファイル様式として重要なものにTrueType フォント様式がある.昨年,ISO/IEC JTC1/SC29 はこれを国際化・多言語対応したものとしてOpen Font Format(OFF)をMPEG-4 の一部(ISO/IEC 14496-22)として標準化した.既存のフォント情報交換規格は,ファイル様式や文字符号に依存しないように定められているが,ISO/IEC 14496-22 はこれらに強く依存したものとなっている.本稿では,既存のフォント情報交換の規格であるISO/IEC 9541 とISO/IEC 14496-22 を比較し,OFF 資源の情報交換に関する課題を整理する.また,ISO/IEC JTC1/SC34 で進められている2 つの規格の整合作業について報告する.
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