画像電子学会研究会講演予稿
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画像電子学会第248回研究会講演予稿
選択された号の論文の10件中1~10を表示しています
開催日:2009年11月27日 会場:大阪大学 中之島センター
10:45-12:00 座長: 橋本 誠(三洋電機)
13:00-14:15 座長: 物部 祐亮(パナソニック)
  • 前田 眞一郎, 藤沢 剛, 岡田 至弘
    原稿種別: 一般
    セッションID: 09-04-04
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/09/01
    会議録・要旨集 認証あり
    本報告では,動き特徴に基づく映像検索手法を提案する.動き特徴としてカメラワークの方向と速度及び,被写体の動き方向と速度を扱う.被写体抽出にはカメラワーク特徴を利用する.これにより,カメラワークを含む区間からの被写体抽出を可能とする.動き解析に時空間画像処理を用いることにより,動画像中での微小な動きに影響されることなく,大きな動きの変化を取り出すことができる.また,この大きな動きの変化を考慮した動画像の内容に基づく検索についても報告する.
  • 松本 尚也, 羽石 秀昭
    原稿種別: 一般
    セッションID: 09-04-05
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/09/01
    会議録・要旨集 認証あり
    圧縮符号化を伴うカラー動画像伝送システムにおいて,高い色再現性を維持した伝送を実現しようとする場合,主観的に劣化を知覚させない程度の適切な圧縮率(ビットレート)の設定が必要となる.そこでは,色再現性を含めた画質に関して,主観的な評価との相関性が高い客観的画質評価法が求められる.本研究では,近年利用が広がりつつあるH.264/AVC を対象として,この要求に答える画質評価法について検討した.提案手法ではまず,S-CIELABにより視覚の空間周波数特性を考慮し,さらに動画像のフレーム間の相関係数からコンテンツ毎の動きの大小を定量化して評価に組み込んだ.その結果,主観評価と高い相関を得ることができ,他の画質評価法よりも優れていることを確認した.
  • 内藤 彰子, 羽石 秀昭
    原稿種別: 一般
    セッションID: 09-04-06
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/09/01
    会議録・要旨集 認証あり
    画質評価において,主観評価と高い相関を持つ客観評価尺度の確立が求められている.我々は先にCIELAB色差に対し,視覚の空間周波数感度特性およびマスク効果といった視覚特性を加えることでカラー画像の評価が可能な画質評価法を提案した.しかし,S-CIELABを用いた画質評価法と相関性を比較したところ,圧縮画像に対して,S-CIELABの相関性を上回る相関性を得ることができなかった.そこで今回,マスク効果に対する処理に改良を加えた.この結果,主観評価値との相関性が改善し,既存の画質評価法を上回ることができた.
14:25-15:40 座長:北村 喜文(大阪大学)
  • -単眼車載カメラによる路面移動量の推定-
    楊 長輝, 本郷 仁志, 谷本 伸一
    原稿種別: 一般
    セッションID: 09-04-07
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/09/01
    会議録・要旨集 認証あり
    本論文は安全運転支援を目的とし,移動する車両に搭載した車載カメラから,車両周辺の障害物を検知する手法を提案する.本手法は,連続するフレーム間の車両回転量が微小と仮定することで導いた移動量計算式を用いて,カメラ入力画像の幾何変換から得た鳥瞰図中の路面特徴点を抽出し,路面特徴点のオプティカルフローから路面の移動量を推定する.推定した路面の移動量から,フレーム間における鳥瞰図座標系のずれを補正し,フレーム間差分を取り,今回提案する角度ヒストグラムに基づいて差分画像のノイズ除去と領域統合を行うことで,障害物領域を検知する.実車実験の結果から,本手法の有効性を示す.
  • -車軸をターゲットにした超音波画像探傷-
    山口 貴徳, 矢島 邦昭, 田山 典男
    原稿種別: 一般
    セッションID: 09-04-08
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/09/01
    会議録・要旨集 認証あり
    車軸や柱の超音波探傷は,反射エコーによる検査が行われている.昨今の予防診断の観点から考えると,波形からの判定は主観が入り,初心者と熟練者とで判断が異なる.客観的に判断する手法として画像による判定が有用であると考え,画像再構成法を用いて内部構造を可視化する方法について研究してきた.本論では,画像再構成により内部構造を可視化するために必要な計測方法について,シミュレーションを用いて,受信センサ数と送信点数による再構成画像の評価を行った.その結果から,車軸を模した試験体を用い超音波探傷装置を用いて計測した.計測データより音速,減衰分布画像を再構成する実証実験を行った.従来の探傷システムの超音波センサに,計測専用の治具を設計・製作することにより,これまで計測が困難であった伝播経路での伝播時間と減衰量を計測することが可能となった.これにより,再構成画像の精度が向上し,試験体中の欠陥を検出することが可能となった.異なる金属を挿入した試験体にて同様の実験を行い,再構成画像中に音速の異なる部分を判定することができた.
  • -三角標本化と六角形画素表現と可変標本化を用いた階層的領域分割再構成による画像再構成アルゴリズムの提案と評価-
    矢島 邦昭, 山口 貴徳, 田山 典男
    原稿種別: 一般
    セッションID: 09-04-09
    発行日: 2009年
    公開日: 2011/09/01
    会議録・要旨集 認証あり
    近年では、工業分野でもフェーズドアレイによる電子スキャン方式のものが普及してきているが深部までの検査には向いていない.WMR法は、標本化関数にウェーブレット関数を適用し、二探触法による透過超音波の伝播時間と減衰から、内部構造の可視化アルゴリズムである.しかし、未知数である標本点数と計測データの差が大きすぎると再構成が困難となる.本論文では、三角標本化と六角形画素により、標本点数を減少させて計測データ数との格差を小さくする.これにより特異値分野を解きやすくし、再構成の精度を向上させる.さらにスケーリング特性を利用した階層的領域分割による再構成法を提案する.階層的に標本化間隔を変更することで、さらに標本点数の削減を行う.シミュレーションにより、再構成精度、処理時間の評価を行いその有効性を示す.また、開発した計測システムを用いて得られたデータより、人口欠陥の検出について評価を行う.
15:50-16:50 座長: 篠沢 一彦(ATR)
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