画像電子学会研究会講演予稿
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画像電子学会第254回研究会講演予稿
選択された号の論文の8件中1~8を表示しています
画像電子学会第254回研究会講演予稿
開催日:2010年11月19日 会場:大阪大学 中之島センター
  • 増永 貴世, 溝端 恵実, 小町 祐史
    原稿種別: 一般
    セッションID: 10-04-01
    発行日: 2010/11/19
    公開日: 2015/01/13
    会議録・要旨集 認証あり
    Wi-Fi機能が携帯電話(ケータイ)に導入され,ケータイから公衆無線LANサービスを介してインタネットへの悪性が可能になっている.しかしそれに伴ってWi-Fiネットワーク利用上の不具合,操作・設定の制約等の問題も指摘されている.ケータイの利用者の視点で,APにおける調査,ケータイに実装されたOSに関する調査を実施して,Wi-Fiネットワークの諸問題を調査し,対応を検討する.
  • 有吉 勇二, 小町 祐史
    原稿種別: 一般
    セッションID: 10-04-02
    発行日: 2010/11/19
    公開日: 2015/01/13
    会議録・要旨集 認証あり
    個人化情報交換における設定項目には,フォント,着信メロディなどのように,多次元の物理量で設定値が指定される設定項目かあり,代替設定値の特定も可能にするためには設定値参照情報(特徴情報集合)の導入が必要である。そこでケータイの個人化情報交換におけるイルミネーションパターンと着信メロディに関する設定値参照情報を検討する。
  • 廣瀬 純, 木戸 尚治, 平野 靖
    原稿種別: 一般
    セッションID: 10-04-03
    発行日: 2010/11/19
    公開日: 2015/01/13
    会議録・要旨集 認証あり
    現在,肺塞栓症や肺腫瘤の診断において,CT(Computed Tomography) 画像が用いられている.肺塞栓症を診断する際には肺動脈の情報が,肺腫瘤の良悪性鑑別を行う際には肺静脈の情報が重要となる。そのために,肺血管を肺動脈と肺静脈に分類する必要がある.しかし,CT画像上では肺動脈と肺静脈のCT値には差異がみられないために容易に区別することはできない.上記のように肺血管はCT値に基づく閾値処理では分類できないので,本研究では,肺動脈が気管支と並走するという関係を利用する.造影CTから医師の指導の元,マニュアルトレースした肺血管と本手法で分類された肺血管を比較検討した.
  • 池田 亮, 嶋野 法之
    原稿種別: 一般
    セッションID: 10-04-04
    発行日: 2010/11/19
    公開日: 2015/01/13
    会議録・要旨集 認証あり
    色の見えモデルは被写体を多様な照明条件、つまり多様な輝度レベルや分光分布で色再現するのに極めて有用である。この目的のために被写体の分光反射率をカメラの画素の解像度で復元し、それを色の見えモデルを使用し多様な照明下で再現することが必要である。三種類の美術絵画のマルチバンド画像を多チャンネルカメラで取得し、それらのデータから絵画の分光反射率を復元した。本稿ではCIECAM02と称される見えモデルの性能についての実験結果について述べる。
  • 西野 高透, 嶋野 法之
    原稿種別: 一般
    セッションID: 10-04-05
    発行日: 2010/11/19
    公開日: 2015/01/13
    会議録・要旨集 認証あり
    美術絵画は照明により、その印象は大幅に変化する。多様な照明環境の下で美術絵画をリアルにカラー画像再現する為には画像データから絵画の分光反射率を画素の解像で正確に復元する必要がある。本研究ではカラー画像データからの分光反射率復元に関する研究結果を述べる。特に絵画においては色彩が二次元平面内で一様でないために計測した反射率は計測領域内の平均値となるので復元された分光反射率の比較が困難である。本稿では、複数画素について復元された分光反射率の平均と計測結果との比較方法に関する研究結果について述べる。
  • 竹林 佑介, 西尾 孝治, 小堀 研一
    原稿種別: 一般
    セッションID: 10-04-06
    発行日: 2010年
    公開日: 2015/01/13
    会議録・要旨集 認証あり
    近年,様々な分野で3DCGキャラクタアニメーションが幅広く利用されている.3DCGキャラクタアニメーションは,時系列情報を保持しているため,2次元画像上でその運動の内容を的確に表現することが困難である.そのため,3DCGキャラクタアニメーションを2次元画像として表現する手法が数多く提案されている.しかし,これらの手法は,2次元画像として表現する際に重要な視点選択に関する議論があまりなされていない.そこで本研究では,キャラクタの運動を認識しやすい最適な視点を決定する手法を提案する.提案手法では,キャラクタの周りに運動の方向を表す矢印を描画し,キャラクタと矢印が共に良く見え,運動の内容が認識できるような視点を最適視点として決定する.
  • 椎名 雄飛, 池永 剛
    原稿種別: 一般
    セッションID: 10-04-07
    発行日: 2010/11/19
    公開日: 2015/01/13
    会議録・要旨集 認証あり
    パーティクルフィルタは,多数の粒子による予測に基づく手法であり,ロバストな物体追跡アルゴリズムとして,様々な応用がなされている.しかし,一つの状態遷移モデルを用いて粒子の次状態を決めているため,不規則な運動物体に対しては追跡精度が損なわれるという問題があった.そこで,本論文では,垂直方向の不規則運動物体追跡を対象として,フレーム間移動量による適応型パーティクルフィルタを提案する.本提案では,重力加速度に基づくフレーム間移動量の増加に応じて粒子の状態遷移モデルを切り替えることにより,物体の急激な方向転換に対して,安定した追跡を可能にしている.本アルゴリズムをソフトウェア実装し,バレーボールのトスアップを模したシーンに適用した結果,従来例と比較して高精度な追跡が可能なことを確認した.
  • 蚊野 浩
    原稿種別: 招待
    セッションID: 10-04-08
    発行日: 2010年
    公開日: 2015/01/13
    会議録・要旨集 認証あり
    画像処理アルゴリズムとそれを実装する半導体技術が劇的に進歩したことで,画像処理機能がデジカメにおける主要な差別化技術の一つになっている.デモザイクやノイズ除去,階調制御・高ダイナミックレンジ撮影というディジタル写真のための基本機能にとどまらず,顔検出と顔認識およびこれらに基づく付加機能,画像復元方式の手ぶれ補正,子供やペットなどの動被写体を逃さない被写体追跡技術が実現されており,これらの高度化,改良が進んでいる.本講演では,これらデジカメに実用化されている画像処理のしくみを解説し,さらなる技術開発を促進する.
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