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画像電子学会研究会講演予稿
Online ISSN : 2758-9218
Print ISSN : 0285-3957
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開催日:2011年10月28日 会場:富山県立大学
画像電子学会第258回研究会講演予稿
レーザーレンジセンサーを使った液体表面計測
渡邉 祐也, 辻合 秀一
原稿種別: 一般
セッションID: 11-02-0
発行日: 2011/10/28
公開日: 2016/12/20
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.11.02.0_1
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レーザーレンジセンサーは,レーザーによる距離測定と回転を組み合わせたものである.このセンサーにヨーイングできる装置を付加したシステムにより3次元計測できるようにする.このシステムで液体の構造を捉えることができるか検証を行った.
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(291K)
拡散現象を制御可能とした水と墨汁の流体シミュレーション
林 彦力, 伊藤 弘樹, 菊池 司
原稿種別: 一般
セッションID: 11-02-02
発行日: 2011年
公開日: 2016/12/20
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.11.02.0_5
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本論文では,水の中で拡散する墨汁の運動を制御可能とするシミュレーション手法を提案する.本手法では,水の中で拡散する墨汁の流体計算を2 次元非圧縮流体方程式に基づいてグリッドベースでモデル化し,Kolmogorov spectrum を利用して 3 次元流体場に拡張する.そして,墨汁の拡散現象を利用して意図した形状を表現したい場合,アニメータは拡散現象を制御したい形状をあらかじめ用意し(これをターゲットシェイプと呼ぶ),3次元流体場の内部で定義する.ターゲットシェイプが定義された3次元流体場においては,流体場にしたがってボクセル1つ分に相当する大きさのパーティクルをターゲットシェイプ内で運動させ,パーティクルとターゲットシェイプの衝突判定を行う.すなわち,パーティクルの運動軌跡にしたがって3次元流体場を更新するものとする.これにより,ターゲットシェイプ内で新しい3次元流体場を生成することが可能となり,アニメータが意図した形状内で墨汁の拡散現象を表現することが可能となる.
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(901K)
ERPシステムのための可視化モデルに関する検討
蘇我 貴俊, 大野 邦夫
原稿種別: 一般
セッションID: 11-02-03
発行日: 2011/10/28
公開日: 2016/12/20
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.11.02.0_11
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ERPシステムは、1990年代に大手企業で導入され、企業活動を効率的に管理運営し経営にフィードバックするために活用されてきた。他方、小規模の企業では高機能で高価なERPツールを購入することは差し控えられてきたが、最近になって、小規模企業でも活用可能なオープンソースのERPシステムが登場し、グローバル展開を指向する企業からは注目されている。ERPシステムは、従来の会計ソフトに比べ財務以外の多様な企業活動を管理する必要があり、そのために企業活動の分かりやすいモデル化が要求される。本報告ではUMLを用いて企業活動を分析し、その結果をERPシステムに反映させるための検討を試みた。
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(304K)
状態遷移テーブル参照形式による高速算術符号の検討
上野 幾朗, 小野 文孝
原稿種別: 一般
セッションID: 11-02-04
発行日: 2011/10/28
公開日: 2016/12/20
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.11.02.0_19
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再正規化時にフラッシュ(符号確定)を行い下位アドレスの継承を不要とすることで高速化を図ると共に,後続のシンボルを組み合わせてフラッシュに伴うロスの生じない領域に再分割を行うことにより符号化効率の低下を防止する算術符号化の検討を行う.本稿では,以前の提案での再正規化条件を緩和することにより符号化効率の向上を図ると共に,現実的な大きさの状態遷移テーブル(ルックアップテーブル)を参照することにより符号化・復号処理が実現できることを示す.また,低LPS確率での符号化効率の向上のために,システムの複雑化を抑えつつレジスタ長を増大させた場合の設計手法と性能を紹介する.
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(336K)
映像観察時の視線予測特性に関する仮説と評価
飛澤 健太, 青木 輝勝
原稿種別: 一般
セッションID: 11-02-05
発行日: 2011/10/28
公開日: 2016/12/20
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.11.02.0_25
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本稿では、筆者らの提唱する、映像観察時の人間の予測特性に対する仮説及びその仮説に基づいたモデル化を行い、実際の映像観察時の視線計測を行い、その正当性を実証する。人間は映像を観察する際、現在重要な意味を持つ領域だけでなく、その次に重要になるであろう領域を考えながら観察していると考えられる。そこで、本稿では、現在コンテンツの内容的に重要な意味を持つオブジェクトと、数秒先の映像内容から次に重要な意味をもつであろうオブジェクト、その間のイベント情報を用いて人間の視線予測特性のモデル化を行う。
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(181K)
«招待講演» 共同作業における視線行動および身体行動の分析
馬田 一郎
原稿種別: 招待
セッションID: 11-02-06
発行日: 2011/10/28
公開日: 2016/12/20
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.11.02.0_31
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共同作業における作業者の視線行動や身体行動を分析し、作業チームのインタラクション方略の推定を試みる研究を行っている。作業者は状況や必要に応じて異なるインタラクション方略を用いており、その方略を推定することは作業者の行動識別や作業状態の推定において重要な手がかりとなる。本稿では視線検出装置、モーションキャプチャー装置などのセンサによるデータと発話データを用いた研究アプローチについて紹介する。
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(3040K)
画像特徴量を用いた有害アニメフィルタリングの一検討
松本 大輔, 青木 輝勝
原稿種別: 一般
セッションID: 11-02-07
発行日: 2011/10/28
公開日: 2016/12/20
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.11.02.0_33
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本稿では、アダルト情報を含むアニメのみに当てはまるであろう特徴を仮定し、"同一フレームの登場周期" を新たな特徴量として利用するフィルタリングシステムを提案する。"同一フレームの登場周期" を特徴量として記述するため、フレームの局所的な平均画素値を求め、その時間変化を記述する。周波数解析を行い、解析結果に簡単な閾値処理を施すことによりアダルト映像の判定を行うシステムを提案する。映像ソースを利用した実験により、提案した特徴量を用いたアダルトアニメフィルタの検出精度と、提案した特徴量と従来使用されてきた特徴量との独立性を評価し、"同一フレームの登場周期" という特徴量がアダルトアニメフィルタリングに有用な特徴であることを示す。
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(281K)
反射特性を手掛かりとした人間の食品知覚に対する一検討
冨士原 正彦, 青木 輝勝
原稿種別: 一般
セッションID: 11-02-08
発行日: 2011/10/28
公開日: 2016/12/20
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.11.02.0_39
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ある物体が「食べられる物であるか否か」は動物の生命維持に不可欠な本能的判断であり、人も「おいしそうか」といった点で視覚的に瞬時に判断していると考えられる。本研究では、人は食品知覚のため食品物体に関する反射特性データベースを脳内に所持し、鏡面反射により生じるハイライト部分からこの反射率を自動推定し「食べられる物であるか」を瞬時判定しているという仮説を立てる。視線追跡実験を通じて、この仮説の正当性を実証する。実験の結果、同一画像の評価でも食品と関係のない評価より、「おいしそうか」という食品としての評価の方がハイライトを注視しており、人の食品知覚のための反射特性データベース所持の可能性が示唆された。
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(473K)
量子化誤差の制限による多値誤差拡散法
松本 昌平, 田中 宏卓, 越智 宏
原稿種別: 一般
セッションID: 11-02-09
発行日: 2011/10/28
公開日: 2016/12/20
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.11.02.0_45
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誤差拡散法による擬似中間調法は画品質が良く、白黒だけでなく多値の誤差拡散法に拡張できる。しかし、入力画素値が中間量子化レベル近傍で著しく画質劣化する問題があった。改善策もいくつか提案されているが、従来法はいずれも処理が複雑になるとともに必ずしも合理的ではなかった。ここでは、中間量子化レベル近傍で大きくなる量子化誤差を強制的に小さくするように出力値を制御することにより、前記問題を解決する方法を提案し、2値を含む多値誤差拡散法で画品質が向上することを示す。
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(306K)
電子文書中のフォントの特定とヒント制御
鈴木 俊哉
原稿種別: 一般
セッションID: 11-02-10
発行日: 2011年
公開日: 2016/12/20
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.11.02.0_51
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伝統的なフォントは1個の文字に対する描画プログラムを1個の描画ルーチンとして持つ.しかし,漢字など,汎用的な少数の図形的要素を組み合わせて多数の字形データを作ることが可能な文字の場合,現代のフォントは図形的要素を描画するルーチンを複数回呼び出して複合グリフを作ることもできる.この手法をとる場合,できるだけフォントに格納する図形的要素の数を削減するため,それらの拡大縮小にヒント情報を活用するものがある.このような方式をとるフォントはヒントの適用に強い制限があり,ヒント適用の柔軟性がない.電子文書に埋め込まれたこのようなフォントをどのように特定するか,その手法について検討する.
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動線解析によるイベント会場での行動パターン分類と興味推定
本間 謙也, 間所 洋和, 佐藤 和人
原稿種別: 一般
セッションID: 11-02-11
発行日: 2011/10/28
公開日: 2016/12/20
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.11.02.0_59
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本論文では,イベント会場を訪れた人物の動線から行動パターンを分類し認識する手法を提案する.本手法では,始めに1次元SOMs (Self- Organizing Maps)と HMMs (Hidden Markov Models)を用いて動線データをベクトル量子化し人物毎のモデルを構築する.次に動線間の距離情報を特徴量として,2次元SOMsを用いて動線データを教師なし学習により分類する.更にU-Matrix (Unified distance Matrix)を用いて結合荷重間のユークリット距離に基づくカテゴリ境界を形成し,データ間の関係性を可視化することで,興味に基づく典型的な行動パターンと特異的な行動パターンを抽出する.典型的な行動パターンのみを用いて動線データを再モデル化しCV(Cross Validation)により評価したところ,83.3%の認識率が得られたため,行動パターンから人物の興味が推定できる可能性を示唆する結果が得られた.
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可変形状モデルを用いた脳領域抽出におけるパラメータ最適化の検討
小田桐 誠也, 佐藤 和人, 間所 洋和
原稿種別: 一般
セッションID: 11-02-12
発行日: 2011/10/28
公開日: 2016/12/20
DOI
https://doi.org/10.11371/wiieej.11.02.0_67
会議録・要旨集
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本論文では,LSM のパラメータの共通化を検討しGAを用いて最適化する手法を提案する.現在は,可変形状モデルであるLSM(Level Set Method) のパラメータ設定に進化的学習のGA(Genetic Algorithm) を用いた脳領域抽出を行っているが, GAで対象画像毎のGround Truthを用いてLSM の外部パラメータの最適化を行っているのでGround Truthのない未知の画像に対して適用することが困難である.そこで,パラメータの共通化という考え方を追加し,Ground Truthのない未知の画像に対しても提案手法の適用を試みる.脳ドック受診者の30 代から70 代の52症例の頭部MR画像を読影専門医が大津法による2 値化処理実行後の頭蓋内領域の硬膜領域の残り具合に応じて各グループに分類した.評価実験では,提案手法を適用することによってLSM パラメータ の共通化を図った結果,全体の平均抽出率が84.7%となった.しかし,抽出率が低かった症例に関して対象画像に大きく依存するとされている輪郭の更新回数Iは最適化後に調整が必要であると判明した.
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