画像電子学会研究会講演予稿
Online ISSN : 2758-9218
Print ISSN : 0285-3957
画像電子学会第306回研究会講演予稿
選択された号の論文の6件中1~6を表示しています
  • 小池 崇文, 加納 裕, 濱岸 五郎, 高橋 英也
    セッションID: 23-02-01
    発行日: 2023年
    公開日: 2025/02/20
    会議録・要旨集 認証あり
    RealImage 社は2023 年4 月に創業し,自社独自技術を用いた中では,日本初の裸眼3D ベンチャー企業である.本報告では,裸眼3Dディスプレイのビジネス的観点からの状況整理を行ったあとに,RealImage社と我々が提供する裸眼3D ディスプレイ技術を紹介する.アイトラッキングとパララックスバリアを用いた高画質な裸眼3Dディスプレイである.また,どのようなアプリケーションを有望と考えているか,更に,今後の技術の方向性についても簡単に述べる.
  • 堀 洋祐
    セッションID: 23-02-02
    発行日: 2023年
    公開日: 2025/02/20
    会議録・要旨集 認証あり
    情報と物理世界がシームレスに繋がった世界の実現を目指している. その実現に向けて,折り紙のように自由に形を変えて身の回りに ある物に取り付けることで,その物をメディア化する,折り紙式デバイスを検討し, 折 り紙式メディアデバイス ORIMEの開発を行った. 今回, ORIMEを使ったアプリケーション(触覚提示デバイス, タッチセンサを有した入力デバイス, 球体のデバイス, ぬいぐるみ制御デバイス) の製作を行った. これらのアプリケーションを通じて, ORIMEのメディアデバイスとしての可能性を提案する.
  • ~自然な3次元映像の再生に向けて~
    町田 賢司
    セッションID: 23-02-03
    発行日: 2023年
    公開日: 2025/02/20
    会議録・要旨集 認証あり
    将来の多様な視聴スタイルの実現とテレビの枠を超えた新しい体験の提供を目的に,特別な眼鏡を必要としない空間像再生方式の研究開発を行っている.より深い奥行き再現が可能なホログラフィーに着目し,ディ スプレイデバイス(空間光変調器)の高密度化を進めた.実用上,少なくとも 30°以上の視域角が必要と考えられるため,画素ピッチ 1 μm 以下のデバイスを実現することが可能な磁気光学 SLM を提案し,試作と評価を重ねた.本稿では,磁気光学 SLM に関するこれまでの研究開発について報告する.
  • 武富 貴史
    セッションID: 23-02-04
    発行日: 2023年
    公開日: 2025/02/20
    会議録・要旨集 認証あり
    サイバーエージェントにおけるデジタルヒューマン技術を用いたインターネット広告制作のための取り組みについて紹介する.インターネット広告では,多種多量な広告コンテンツを制作し,ユーザのニーズに合った広告を配信するターゲティング広告の仕組みが用いられている.このような多種多量な広告コンテンツの制作を可能とするために,コンピュータグラフィックスよって制作されたデジタルヒューマンの活用が期待されている.しかしながら,写実的なデジタルヒューマンの制作には,多くの課題が残されているというのが現状である.本講演では,デジタルヒューマン制作の課題に対するサイバーエージェントAI Labにおける研究開発の取り組みについて紹介する.
  • 大坪 誠
    セッションID: 23-02-05
    発行日: 2023年
    公開日: 2025/02/20
    会議録・要旨集 認証あり
    近年では、 2020 年初頭の新型コロナウイルスの発生をきっかけに、「非接触」というキーワードが世界的に脚光を浴びている。空中ディスプレイも有望な技術だ。最近では、公共施設やコンビニエンスストアなどでの非接触タッチパネルの社会実装に向けた本格 的な検討が注目されている。非接触操作に適した空中ディスプレイを日常生活の様々な場面で非接触アイテムとして提供し、車載など他分野への普及を促進したい。本講演では、前半に原理を説明し、応用例や事例を紹介し、最後に今後の可能性を提示する
  • 藤掛 英夫, 中谷 誠和
    セッションID: 23-02-06
    発行日: 2023年
    公開日: 2025/02/20
    会議録・要旨集 認証あり
    電子ホログラフィ立体表示の再生画像の画質を向上させるため、微小領域の液晶配向挙動に着目して、液晶空間光変調素子の構造見直しと開発を体系的に進めている。液晶空間光変調素子では、視覚の有効視野30°に相当する実用的な広視域角が得られる1μm の狭ピッチ画素駆動が必要になる。そこで、液晶配向の弾性連続体解析に基づき、画素間の漏れ電界や液晶配向の弾性伝搬を抑制するため、微小画素を区切る高分子隔壁を挿入した。さらに、微小画素中の配向弾性歪みを間仕切り構造で低減することで、初期配向を安定化させた。一方、隣接画素効果を抑制する別の方法として、強誘電性液晶に両極性電圧を常時印加することで狭ピッチ駆動を実現して、広視域角な再生像を確認した。さらに、光伝搬法を用いた光学シミュレーションに基づき、再生像の明るさ、解像度、コントラスト比、ノイズ強度などの画質は、巨視的な液晶層厚の不均一性、微小画素内の液晶配向乱れ、駆動電圧階調数に依存することを明らかにした。最後に、実用上の支障となる再生像のスペックルノイズを抑制するため、液晶配向揺らぎを伴う光位相撹乱素子を用いた表示光学系を提案して、その改善効果を実験的に確認した。
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