内分泌攪乱化学物質は, まだ毒性評価がなされていないたあに, 疑われる物質のリストはあるものの, 本当の意味で毒性物質の特定もなされていない。したがって, この内分泌攪乱化学物質の環境汚染状況を把握するには, 環境試料の内分泌攪乱活性を評価し, 攪乱物質量を推定することになる。内分泌攪乱活性を評価するには, 簡易毒性評価手法である「バイオアッセイ」の利用が有効である。本稿では, 内分泌攪乱性をどのように評価しようとしているか, またいかなるバイオアッセイが環境評価に適用できるかを概説する。
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