廃棄物学会誌
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12 巻, 3 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • ―これまで, これから―
    青木 久彌
    2001 年 12 巻 3 号 p. 137-139
    発行日: 2001/05/31
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
  • 嘉門 雅史, 勝見 武
    2001 年 12 巻 3 号 p. 140-149
    発行日: 2001/05/31
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    建設分野は多量の建設資材を必要とすることから, 廃棄物の有効利用先として「最も量を受け入れることができる分野」として期待されている。特に地盤工学の分野では, 廃棄物を土として有効利用するための取り組みがなされてきた。そこで本報告では, まず, 廃棄物を地盤材料としてみたときの工学的特性, 廃棄物や発生土を地盤材料として有効利用するための技術の概要を紹介する。一方, 廃棄物を地盤材料として利用するにあたっては, 地盤環境に悪影響をおよぼすことがないよう十分に配慮しなければならないことから, その評価方法についての議論の現状を述べる。最後に, 廃棄物の有効利用が進まない一因として制度ならびに制度を運用するにあたっての誤解や解釈上の問題点が指摘されることから, 廃棄物の再生利用を推し進めるにあたっての制度の運用のあり方について論じる。
  • 阪本 廣行, 山本 博之, 大原 直
    2001 年 12 巻 3 号 p. 150-160
    発行日: 2001/05/31
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    建設汚泥の利用の促進を目的に, 建設汚泥リサイクル指針が平成11年11月に発刊された。建設汚泥のリサイクルに関しての考え方, 法制度および利用技術を, この指針を中心に最近の知見を加えて紹介する。リサイクルの考え方として, 建設汚泥の定義や性状等の概要を示す。利用における法制度としては自ら利用, 有償売却および再生利用制度があり, これらの解説および利用事例を示した。また, これらの法制度の中で有効利用するための処理土の品質区分, 適用用途標準を示し, その考え方を述べた。種々の処理技術を示し, その選定に関する考え方を示した。これらの状況を踏まえた上で, 建設汚泥のリサイクルが低迷している問題点と課題を, 法制度および技術に関して述べた。
  • 川地 武, 堀内 澄夫, 大森 啓至, 檜垣 貫司
    2001 年 12 巻 3 号 p. 161-169
    発行日: 2001/05/31
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    循環型社会における物質循環を円滑に進めるうえで, 廃棄物を地盤材料として有効利用することはその量的貢献からいっても無視できない。地盤材料としての有効利用促進のためには材料としての品質の安定, 環境影響の適切な評価, 需給バランスに関する情報等が不可欠である。ここでは, 廃棄物の有効利用の環境影響の評価に関して筆者らの実験例を中心に試験方法と結果の評価についての問題点を紹介するとともに石炭灰, コンクリート塊, 発泡スチロールの地盤材料としての有効利用の事例を述べた。
  • 岡田 純治, 小野 諭, 久保田 耕司
    2001 年 12 巻 3 号 p. 170-182
    発行日: 2001/05/31
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    廃棄物により埋立てられた地盤は, 地盤工学で扱う土に比べると埋立てられた廃棄物が多岐にわたることに加え, その性質が経年変化する材料も含んでおり, 地盤工学的な知見がそのまま適用し難いことが多い。一方, 跡地利用に対しては, 貴重な社会資本である土地の有効利用に対する社会的ニーズや廃棄物地盤の性質などが徐々に把握されてきたこともあり, 高度利用の事例が増える傾向にある。本論文は地盤工学的な側面から廃棄物地盤の特性や評価について既往の研究成果をもとに示すとともに, 跡地利用に際して構造物の計画・設計・施工上の留意点を示した他, 廃棄物地盤からの浸出水に対する遮水工の適用法, 跡地利用の事例, 跡地利用に配慮した処分場のありかたなどについて論じたものである。特に, 環境問題に直接波及する恐れのある遮水工に対して, 鉛直遮水壁の透水性の評価とその構造について言及した。
  • 山内 睦文, 伊藤 秀章, 藤澤 敏治, 松田 仁樹, 片山 新太, 恒川 隆生, 齋藤 豊文, 木塚 徳志, 田中 拓, 石原 一彰
    2001 年 12 巻 3 号 p. 183-186
    発行日: 2001/05/31
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    名古屋大学難処理人工物研究センターでは, 処理優先度が高く, かっ処理困難性の高い難処理人工物を特定し, その最適な再資源化・無害化処理法を検索する定量的な評価システムの開発を試みている。そのために, 処理優先度指数 (FTP) と難処理指数 (FUW) の関数であるレスキュー・ナンバー (RN) なる概念を導入し, これらを構成する因子を明らかにするとともにRN, FTPおよびFUWの定式化, RNと処理の多段プロセスとの関係, さらにレスキュ-指数 (RI) = (FTP) / (FUW) を用いる処理法の評価について, その骨子となる考えを述べた。
  • 2001 年 12 巻 3 号 p. 196-197
    発行日: 2001/05/31
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
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