廃棄物学会誌
Online ISSN : 1883-8960
Print ISSN : 0917-0855
ISSN-L : 0917-0855
18 巻 , 5 号
選択された号の論文の9件中1~9を表示しています
  • 酒井 伸一
    2007 年 18 巻 5 号 p. 249
    発行日: 2007/09/29
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
  • 若倉 正英
    2007 年 18 巻 5 号 p. 250-257
    発行日: 2007/09/29
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    一般廃棄物処理施設, 産業廃棄物処理施設での最近の事故の発生状況を分類した。その結果, 一般廃棄物処理施設では労働災害の発生比率が高く, 約30%が死亡を含む重傷事故であった。火災はピットなどの貯留施設やコンベアで発生し, コンベア火災では消防職員の死亡事故も生じている。爆発は破砕機での発生が多く, スプレー缶や携帯用ガスボンベなどが起因物であった。
    事故例の分析から, プロセス安全技術に関する対応の遅れ, 労働安全活動の低調さなどが明らかであった。一般廃棄物処理施設では, 一般産業での労働災害の減少に大きな効果を上げたとされている, 「危険予知活動」や「ヒヤリハット報告」などの実施率がかなり低いことが明らかになった。また, 廃棄物の多くは混合物である上, 性状不明物が多いことなどから, 消防法など安全に関連する法律の狭間となっていて, 行政上の指導が十分に行われなかったり, 排出者のモラルが事故と直結する例も少なくなかった。プロセス産業や電力業界では安全を自主的に向上させるための基本理念として, 安全文化醸成への取り組みが始められている。産業における安全文化とは経営者が安全を最重要課題として認識し, それに基づく組織運営や従業員の意識の向上, 安全教育, 組織内外とのコミュニケーションを促進するなど具体的活動を行うことである。
  • 永田 勝也, 切川 卓也
    2007 年 18 巻 5 号 p. 258-265
    発行日: 2007/09/29
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    近年の産業技術の高度化やごみ質の変化に伴い, 廃棄物処理施設は非常に複雑な処理システムとなった。そのため, 施設の設計や操業・維持管理が一層難しくなり, 事故やトラブルが頻発している。そこで, プラントメーカーやオペレーション・メンテナンス企業, 約30社の協力を得て, 2004年10月にシステム安全安心研究会を設立し, 廃棄物処理・リサイクル施設を対象に, 安全面や環境面へのリスクが最小となる将来の廃棄物処理体系実現のための指針を得ることと, 市民の安心醸成のための情報公開手法の検討とそのあり方についての指針を得ることを目指し活動を展開している。
    事故等の事例を体系的に整理するためのフォーマットを作成し, 約3, 300件の事例を有するデータベースを構築した。リスクを定量的に網羅可能な安全設計解析手法SADの開発や操業情報管理支援システムおよび運転員教育支援ツールの開発, 市民の安心の醸成につながる共創型の情報共有システムを開発した。
  • 武下 尚憲, 土井 啓利, 秩父 薫雅
    2007 年 18 巻 5 号 p. 266-275
    発行日: 2007/09/29
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    廃棄物処理の安全管理は, ノウハウの継承の問題や安全衛生に係る国際規格との整合性への対応等の観点から大きく様変わりしようとしている。
    一方, 廃棄物処理では, 顕在的あるいは潜在的な危険有害要因を含んだ作業が多いため, リスクが高く, 全産業に比べて, 災害発生度数率は数倍の状況にある。さらに, 新しい技術の導入によりリスクが高くなっている。
    廃棄物処理のリスクを除去あるいは低減するために, リスクアセスメントを実施することは非常に有効であり, , 法令・指針の改正により, 設計から施設の廃止の段階まで, リスクアセスメントの導入が求められているが, その取り組みは始まったばかりであり, 現状での適用例はあまり見られない。
    本稿では, リスクアセスメントの概要, 手順を述べた上で, これから導入が期待される廃棄物処理施設へのリスクアセスメントについて事例をあげながら, 適用の仕方と留意点について考察した。
  • 荒井 喜久雄, 三木 聡志, 根本 博之
    2007 年 18 巻 5 号 p. 276-282
    発行日: 2007/09/29
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    東京二十三区清掃一部事務組合では, 東京23区内から排出される可燃・不燃・粗大ごみの中間処理を行っている。そのうち不燃・粗大ごみを処理する施設では, 搬入されるごみに発火のおそれがある物が混入しており処理工程中に爆発火災事故等が起こる可能性が高い。そのため各種の安全対策を講じる必要がある。
    そこで, 京浜島不燃ごみ処理センターを例に取り安全対策を紹介する。
  • 藤原 周史, 岡田 光浩, 藤吉 秀昭
    2007 年 18 巻 5 号 p. 283-291
    発行日: 2007/09/29
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    一般廃棄物処理分野ではPFI (的) 手法による民間化と効率化が進行している。これはPFI (的) 手法により事業費の縮減を実現することが期待されているからである。ところが, その効率化によって安全性や信頼性が損なわれる可能性を懸念する声もある。公共がその責任を果たすためにはPFI (的) 手法による場合でも, 民と官との適切な役割分担による安全性の確保が十分検討されなければならない。民間事業者に要求するサービス水準書の書き方, 事業者の選定方法, 建設・運営段階のモニタリングにおいて各種の安全確保に資する方策が検討されなければならない。これらの段階別の方策について先行する考え方やイギリスにおける事例などを紹介して, 安全確保に資する方法と課題を紹介する。
  • 占部 武生
    2007 年 18 巻 5 号 p. 292-303
    発行日: 2007/09/29
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    廃棄物処理施設において, 従来は損傷しても消耗品としての対応で十分とされる使用材料が多かった。しかし, 環境負荷の低減, 熱利用の高度化等で使用条件がきびしくなり, 耐久性, 経済性とも優れた材料の必要性が高まっている。そこで, 主に一般廃棄物の処理における過熱器管材, ストーカ材, 耐火物等の材料問題についてレビューし, 材料問題が環境負荷の低減や資源保全に密接に関係する時代に入ったことを示した。また, 材料問題の今後の課題についても述べた。
  • 香川県豊島廃棄物等管理委員会
    2007 年 18 巻 5 号 p. 304-314
    発行日: 2007/09/29
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
    豊島廃棄物処理事業は本格的な処理事業が始まってから, 約3年半を経過した。この間に種々のトラブルはあったが, 処理すべき廃棄物の約3分の1が処理された。この処理事業については国の公害調停の結果に基づいて香川県豊島廃棄物等管理委員会が全面的に指導, 助言, 評価を行っている。
    本報告では, これまでの豊島廃棄物の処理実績, 処理経費, 発生した事故事例, 環境モニタリング結果などを公表するとともに, 当管理委員会がどのような管理を行っているかを報告する。特に, 当管理委員会が行っている処理作業や運転管理マニュアルの作成, 異常時や緊急時の対応マニュアルの作成, 事故の未然防止対策, 事業の外部評価システムなどは大規模な廃棄物処理事業における適正管理や安全確保に関して参考になるものと思われる。
  • 2007 年 18 巻 5 号 p. 315-316
    発行日: 2007/09/29
    公開日: 2010/05/31
    ジャーナル フリー
feedback
Top