日本養豚学会誌
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24 巻 , 3 号
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  • 高橋 正也
    1987 年 24 巻 3 号 p. 143-149
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 周 徳政
    1987 年 24 巻 3 号 p. 150-167
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2011/11/21
    ジャーナル フリー
    台湾で普及しているL, W, D3品種を使用し, 混合精液で人工授精を行い, 9交配組合せ延べ150腹1251頭の子豚から得た結果, LとWの組合せが産子数ですぐれた。74腹のL, W正逆交配ではL♀×W♂ の子豚体重と育成率がすぐれた。LWとWLF1♀から作出した3元或いは4元交雑種76腹は, 8交配組合せ間はほぼ同じく, LW母系およびLW×D組合せが子豚数ですぐれた。L系統間交雑74腹について調べた結果, 交雑の子豚体重と育成率がすぐれた。
    純粋種組合せでLとDはLとWより発育ですぐれ, 各組合せ間の飼料要求率と屠体成績では差異がなかった。L×WとW×Lから作出したF1〓の発育と飼料要求率は近似値で, WLのロース断面積, ももの割合はややすぐれ, 赤肉が多い傾向がある。3元或いは4元交雑種も同じく差異がなく, LW母系交雑種の背脂肪は薄く, かた, うで, ももの割合も大きい。父系で見たDとHはDHとHDよりすぐれ, Hはロースが大きく, Dはロース断面積が大きい。Dの他の項目はほぼ同じか, ややよい。L系統間交雑種は背脂肪が薄く, ロース断面積が大きかった。
    以上の結果から, 交雑方法として母系はL×Wの繁殖能力, 父系はDの産肉能力を重視したLW×Dがよいと考えられる。
  • 杉本 亘之
    1987 年 24 巻 3 号 p. 168-171
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    供試豚に由来する消化率の変動要因のうち, その一つとされている供試豚の体重と消化率との関係について, ほぼ同一飼養条件下で体重24kgから74kgのランドレース去勢雄53頭の消化試験を実施し, 得られた消化率の成績を用いて解析した。その結果, 粗蛋白質, 粗脂肪, 粗繊維およびエネルギーの消化率は, 体重との間に有意 (P<0.01) な相関関係を認めたが, 乾物およびNFEでは有意 (P>0.05) でなかった。栄養価と体重との関係については, DCPおよびDEで有意 (P<0.01) な相関関係を認めたが, TDNでは有意 (P>0.05) でなかった。なお, これらの成分のうちで, 特に粗繊維の消化率は, 体重40kg以下で低い傾向がみられた。このように, 供試豚の体重が消化率に影響を及ぼすことが示唆されることから, 消化率測定にあたっては, 供試飼料を実際に豚に利用する時期を十分に考慮した上で, 供試豚の選定をはかることが重要と考えられた。
  • 古谷 修, 梶 雄次
    1987 年 24 巻 3 号 p. 172-177
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    養豚飼料ではリジンが第1制限アミノ酸になり易いが, 最近, 高リジン含量の裸麦が四国農業試験場で開発された。この新系統の裸麦 (四国79号) の豚に対する栄養価を明らかにする目的で, アミノ酸分析, 豚小腸液を用いる人工消化試験および豚による代謝試験を, トウモロコシを対照として実施した。代謝試験は, 体重30kgの子豚6頭を代謝ケージに収容し, 裸麦単味, トウモロコシ単味およびトウモロコシ+大豆粕の3種類の飼料を1日1,200g宛給与し, 予備4日, 採糞採尿4日の8日間を1試験期間として2期にわたって実施した。1) 裸麦の原物中蛋白質 (CP) およびリジン含量はそれぞれ13.4および0.68%で, CP含量は日本標準飼料成分表に示された裸麦の11.2%よりも高かった。CP中のリジン含量は5.1%で, トウモロコシの2.8%よりも著しく高かった。2) 人工消化試験による原物中のDCPおよび可消化エネルギーはそれぞれ11.7%および3.14kcal/gで, トウモロコシのそれぞれ6.1%および2.90kcal/gよりも高かった。3) 代謝試験によると, 裸麦およびトウモロコシのCPの見かけの消化率はそれぞれ83.7および75.2%で裸麦が高かった。また, エネルギーの消化率はそれぞれ86.4および84.6%, DEは3.28および3.17kcal/g, 代謝エネルギーは3.19および3.11kcal/gとなり, 裸麦が僅かに優れる傾向がみられた。窒素の1日蓄積量は, トウモロコシ単味飼料が3.5gであったのに対して, 裸麦単味およびトウモロコシ+大豆粕飼料ではいずれも10.1gであった。4) 以上の結果から, 新たに開発された裸麦は, CPおよびリジン含量が高いばかりでなく, その利用性も優れていると判断された。
  • 鈴木 啓一, 氏家 哲, 浅野 安夫
    1987 年 24 巻 3 号 p. 178-184
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    制限と不断の給餌方法により, 育成豚の発育, 産肉形質およびハロセン感受性等の形質間の相関が異なるかどうかを明らかにするため, 両給餌下で飼育された豚のこれらの形質間の表型相関を比較検討した。また, 遺伝と給餌条件との間に交互作用が存在するかどうか検討した。宮城県におけるランドレース種豚系統造成基礎世代と第1世代の種雄豚計11頭に, 2~6頭の雌豚を交配して得られた計47頭の雌豚から生まれた雄子豚を各腹から不断給餌区と制限給餌区に1頭ずつ振り分け計94頭供試した。
    給餌法と種雄豚を要因とした分散分析の結果, 1平均増体量, 飼料摂取量, 飼料要求率などの発育形質は不断区で優れたが, 背脂肪の厚さとロース断面積は両区で差が認められなかった。また, いずれの形質についても交互作用は認められなかった。各形質間の表型相関の比較から, 1日平均増体量と飼料摂取量および飼料要求率との間の相関は不断区 (r=-0.426, -0.452) より制限区 (r=-0.754, -0.883)が, 逆に1日平均飼料摂取量との間の相関は制限区 (r=-0.504) より不断区 (r=0.751) がそれぞれ有意に高かった。また1日平均増体量と背脂肪厚との間の相関係数は, 有意な差ではなかったが制限区で負 (r=-0.149), 不断区で正 (r=0.097) の値が得られた。第1世代では, 不断区でハロセン陽性豚は陰性豚と比較し飼料の摂取量が少なく飼料要求率も優れていたが, 制限区ではこのような関係は認められず飼料の給与方法によりハロセン感受性遺伝子のこれらの形質への効果が異なることが示唆された。しかし, 第2世代では両給餌区でいずれの形質についてもハロセン陽性豚と陰性豚間に差は認められなかった。
  • 永田 裕, 斉藤 至是, 荒木 昭雄, 真田 武
    1987 年 24 巻 3 号 p. 185-189
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    授乳母豚に ProstaglandinF2α, PMSGおよびHCGを投与し, 経時的に異なる種雄豚の精液を注入し, 受胎・分娩が可能か否かを試験した。ホルモン投与後の授乳母豚の発情徴候は, 外陰部の発赤腫脹は明瞭であったが, 粘液の漏出および背圧反応はあまり明瞭に発現しなかった。
    人工授精はHCG投与18~24時間後に行なうのが最も効率的であり, 受胎率58.3%で授乳中に受胎・妊娠させることができた。
    これにより生産子豚数の増加は認められたが, 生時体重は軽かった。また授乳中に受胎・妊娠しても哺乳子豚の発育には何ら影響はなかった。
    さらに本方法による授乳母豚の反復供用も可能であることから, 受胎率の向上および処置開始時期の短縮により, 一層利用価値の高い技術となろう。
  • 池田 敏雄, 安藤 四郎, 中井 博康
    1987 年 24 巻 3 号 p. 190-196
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    豚肉質の良否を判定する目安となる指標値を設定するため, 肉豚83頭の胸最長筋を用い, 肉色, pH, 保水性, 伸展率, TM-Value について測定値相互の関連性を検討し, つぎの結果を得た。
    測定値相互の単相関係数は0.3~0.8で, a値を除いていずれの測定値間においても1%水準で有意性が認められた。
    ピロりん酸ナトリウム添加保水性と他の測定値との関係はpH, 加熱保水性, 加圧保水性, 伸展率で正の相関, L値, TM-Value では負の相関が認められた。またピロりん酸ナトリウム添加保水性は他の測定値との間で89~93%と高く安定した値を示すものと, 50~93%の広い範囲に分布した値を示す2つに分かれることが認められた。
    ピロりん酸ナトリウム添加保水性の高く安定したグループと他の測定値との関係から好ましい肉の指標値を求めると, L値は48以下, pHは5.45以上, TM-Value は70以下, 加圧保水性は72%以上, 加熱保水性は60%以上, 伸展率は20cm2/g以上となった。
  • 友田 仁, 丸山 智, 松下 秀樹, 和田 直也, 山田 雄一, 中西 潤, 鵜飼 清弘, 豊生 浩一, 松井 賢, 西村 幸代, 池 雙慶
    1987 年 24 巻 3 号 p. 197-199
    発行日: 1987/09/30
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
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