日本養豚学会誌
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28 巻 , 2 号
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  • 押田 敏雄, 諸見 高, 英 俊征, 小西 信一郎
    1991 年 28 巻 2 号 p. 103-113
    発行日: 1991/06/29
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    豚の血液検査において, ドライケミストリー法による測定が可能かどうかについて, 従来法との比較によってその適用性を検討し, さらにドライケミストリー法での測定の精度を同時再現性によって検討した。その結果, 以下のような知見を見い出した。1) ドライケミストリー法と従来法との測定値の比較では, すべての項目で, 相関係数は危険率1%で有意であった。このうち, 相関係数が0.9以上と非常に高い相関を示したものは, K, GOT, Tp, ALP, CPK, BUNであり, 相関係数が0.8以上0.9未満と比較的高い相関性が得られたものは, Cre, Glu, T-chol, LDHであり, 相関係数が0.7以上0.8未満とやや高い相関性が得られたものはTri-G, Alb, GPT, Amy, GGTであった。なお, T-bil, Hb, Ca, Na, Clの相関性はやや低かった。2) 同時再現性試験での変動係数はNaが0.59%と最小で,GGTとT-bilが7.08%と最大で, 全項目平均すると2.71%であった。以上のように, 若干検討を要する項目もあるが, 今回のドライケミストリー法による血液成分の測定は豚の臨床検査には適しているものと考えられる。
  • 杉本 隆重, 新部 昭夫, 高橋 弘, 赤地 勝美
    1991 年 28 巻 2 号 p. 114-119
    発行日: 1991/06/29
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    われわれは, 同期比較法により, 選抜対象となる個体とその血縁個体の推定育種価を求め, さらに選抜指数法に基づく簡便計算法で正確度 (Accuracy) の高い個体の推定育種価を計算する方法をシステム化し, 既に実用に供している。この方法によれば, 小型コンピュータを利用して, 成長速度に関する形質ばかりでなく繁殖関係の形質 (生存産子数や21日齢1腹子豚体重等) についても個体ごとに推定育種価を計算することができるので, 農家での種豚選抜が可能となる。一方, 現在, 乳用種雄牛の選抜方法の主流となっている最良線型不偏予測 (BLUP) 法は, 正確度の点で最も優れてはいるが, 多くの計算が必要である。
    本論文では, これら二種類の方法で, デュロック種の種雄豚45頭について, その子豚4,852頭の検定記録を用いて, 体重が105kgに到達した日齢と背脂肪厚の推定育種価を求め, 能力順位の比較をおこなった。その結果, 上位30%選抜ではBLUP法で選抜された個体の86%~93%が選抜指数法でも選抜されており, 簡便法の実用性が示された。現在, 正確度をあまり落さずに計算量を節減するための研究が行れている。
  • 岡田 光弘
    1991 年 28 巻 2 号 p. 120-125
    発行日: 1991/06/29
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    千葉県内の4つの豚舎から粉塵を採取し, これに飼料, 豚糞とブロイラー鶏舎粉塵各1例を加えて理化学的性状を測定し, 次の結果を得た。(1) 豚舎粉塵の有機分 (84.03~85.62%), 窒素 (4.23~4.69%), 炭素 (37.52~42.78%) は豚糞に近似し, 飼料とブロイラー鶏舎粉塵の中間の成績を示した。ヨード反応は++で澱粉の存在を示していたが, 飼料の+++に比べると弱く, 豚糞と同程度の反応であった。また, 飼料, 豚糞に比べると粉塵のヨード反応には多量のヨードチンキを要した。pHは, 微かながらアルカリ側にあり, 飼料とは異なっていた。(2) 豚舎粉塵の容積重は粗充填時0.404~0.432, 密充填時0.564~0.590, 山中式容積重測定装置による測定値0.498~0.532で, 飼料とブロイラー鶏舎粉塵の中間の成績を示した。安息角は, 41.1°~44.9°であり, 飼料とブロイラー鶏舎粉塵のそれより低かった。(3) 落下時の挙動として, 捕捉割合を測定したところ0.743~0.853で, 最終秤量到達時間は25.3~36.0秒であった。これらの成績も, 飼料とブロイラー鶏舎粉塵の中間を示した。(4) 粉塵の移動風速を, 最初の移動, 次回の移動, 頂部の移動, 1次の安定, 大半の移動の5種に区分し観察した。最初の移動が生ずる風速は, 粉塵間に著差がなかったが, 次回の移動以降風速が大きくなるにしたがい, 粉塵の挙動に差が生じた。豚舎粉塵は, 鶏舎粉塵より移動し難く, 飼料より弱い風速で移動した。これらのことから, 豚舎粉塵は主として豚糞に由来するものと考えられた。
  • 大石 孝雄, 中西 喜彦, 田中 一栄
    1991 年 28 巻 2 号 p. 126-132
    発行日: 1991/06/29
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    わが国で開発されたミニブタであるクラウンミニの遺伝的位置づけを考察するために, 血液型を調査し, 他のミニブタなどの豚集団と比較してみた。現在鹿児島大学農学部で繁殖維持されているクラウンミニの集団の中から, 25頭 (雄13, 雌12) の血液を採取した。調査した血液型は, 赤血球抗原型8座位, 血清蛋白質型5座位, 赤血球酵素型5座位, 血清アロタイプ2座位の合計20遺伝子座位であった。他の豚集団との比較は, すでに血液型特性を報告しているミニブタ3系統, 中国系豚, 欧米種など12集団との間で行った。クラウンミニは, 20座位のうち8座位で多型を示し, 各座位の遺伝子頻度には作出の基礎となったゲッチンゲンまたはオーミニの影響がみられた。しかしHp, Tf型は, 特異な頻度を示し, Tf, PSA-I座位では, 交配されたことのあるLWの影響が認められた。血液型からみた遺伝的変異性の程度は, これまで調べた集団の中では, 金華豚に次いで変異性が小さく, 金華豚とオーミニの間に位置し, ゲッチンゲン, ピッツマンムーアよりかなり変異性が小さかった。遺伝的距離の分析の結果, クラウンミニは欧米系豚とは完全に異なる東アジア系豚のグループに属し, その中ではゲッチンゲンと最も近い距離を示し, オーミニを含む中国系豚のグループとは少し離れた位置を占めていた。
  • 鈴木 文夫
    1991 年 28 巻 2 号 p. 133-137
    発行日: 1991/06/29
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 岡本 昭
    1991 年 28 巻 2 号 p. 138-142
    発行日: 1991/06/29
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 東 量三
    1991 年 28 巻 2 号 p. 143-144
    発行日: 1991/06/29
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 佐藤 正光
    1991 年 28 巻 2 号 p. 145-148
    発行日: 1991/06/29
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 福田 勤
    1991 年 28 巻 2 号 p. 149-150
    発行日: 1991/06/29
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 1991 年 28 巻 2 号 p. 151-167
    発行日: 1991/06/29
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
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