日本養豚学会誌
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32 巻 , 3 号
選択された号の論文の7件中1~7を表示しています
  • 佐藤 正寛, 小畑 太郎
    1995 年 32 巻 3 号 p. 171-174
    発行日: 1995/09/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    わが国で行われている豚の系統造成のように, 血統情報として世代の重複のない継代記録が得られる場合の相加的血縁係数行列の逆行列 (A-1) の算出方法について検討した。その結果, 演算時間において, QUAAS の方法は HENDERSON の方法に比べて優れていた。一方記憶容量では, QUAASの方法は HENDERSON の方法の約5倍を必要とした。しかし, その容量はパソコンで記憶できる程度の大きさであった。したがって, 血統情報として世代の重複のない継代記録が得られる場合のA-1の算出には, QUAAS の方法が優れていると結論づけた。
  • 伊藤 米人, 外山 芳郎
    1995 年 32 巻 3 号 p. 175-180
    発行日: 1995/09/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    大ヨークシャー種の雄豚の射出精液中に, アクロソーム中に小胞が形成された形態異常精子 (ノブ精子) が高率に見出された。この射出精液の一般性状, 液状保存性, 凍結保存性および受精能について検討した。
    (1) 射出精液の運動精子率は低かったが, 精液量, 精子濃度および総精子数は正常の範囲であった。ノブ精子の割合は, ノブ精子が見出されてから屠殺されるまで常時高率で, 84.5~92.5%の範囲であった。
    (2) 15℃の液状保存では, 運動精子率は希釈直後に著しく低下し (35.7±18.1%), 2日目で最高となり (52.1±13.8%), 5日目で再び低下 (25.0±13.8%) した。凍結・融解後の運動精子率は19.3±6.7%と, 正常精液の45.4±6.6%に比較して著しく低かった。
    (3) 受胎試験では, 受胎例は得られなかった (0/5)。また, 授精後3~5日後に回収した卵子の全ては未受精であった (0/74)。卵子の透明帯に付着していた精子数は, 極めて少なかった。
  • 秦 寛, 小泉 徹
    1995 年 32 巻 3 号 p. 181-185
    発行日: 1995/09/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    豚の消化率に及ぼす寒冷の影響について, 飼料中繊維含量と飼料給与水準の要因を考慮に入れて検討した。4対の同腹去勢雄 (平均体重37kg) を2群に分け, それぞれ5および20℃の環境調節室内で飼育した。供試飼料は繊維含量の低い飼料L (粗繊維含量2.5%) と繊維含量の高い飼料H (粗繊維含量7.7%) を用い, それぞれ体重の5および2.5%を給与する4つの飼料給与区を設定した。各環境温度下で, 1期10日間の消化試験 (予備期5日, 採糞期5日) を4×4のラテン方格法に基づいて実施した。飼料Lの消化率に環境温度および飼料給与水準による違いは認められなかった。飼料Hでは, 5℃で体重の5%を給与した場合に乾物, 粗蛋白質, 粗脂肪およびエネルギーの消化率が20℃で飼育した場合に比べ有意 (P<0.05) に低下した。以上の結果から, 豚の消化率に及ぼす寒冷の影響は飼料中繊維含量と飼料給与水準によって異なり, 寒冷環境で繊維含量の高い飼料を多給した場合に消化率が低下することが示された。
  • 宮口 右二, 堤 将和, 永山 精美
    1995 年 32 巻 3 号 p. 186-192
    発行日: 1995/09/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    豚血溶グロビンを塩酸で加水分解 (pH2.0, 95℃, 0~60分間) し, 得られた加水分解物の溶解性, 乳化活性およびゲル形成性について検討し, 以下の結果を得た。
    1) グロビンは加水分解されるにつれて, 分子量約6,000, 7,000および10,000の分解物を生成した。
    2) グロビン加水分解物をHPLCで分析した結果, 加水分解物中には, グロビンよりも親水性の強いペプチドおよび疎水性の強いペプチドの双方が含まれていた。
    3) グロビンの表面疎水性は塩酸加水分解により増大した。
    4) グロビンは加水分解時間が長くなるにつれて, 中性域での溶解性は高くなったが, pH4付近では低下した。
    5) グロビンの酸性域での乳化活性は, 20分間加水分解された場合は増大したが, 40分間以上分解された場合は低下した。
    6) グロビン加水分解物は広いpH域 (pH6以下およびpH9以上) でゲルを形成した。また, 30~50分間加水分解されたグロビンは, pH5で強いゲルを形成した。
  • 岩澤 季之, 楢崎 昇
    1995 年 32 巻 3 号 p. 193-199
    発行日: 1995/09/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    新生期の子豚の栄養生理を把握する一環として, 豚乳および子豚血清の遊離アミノ酸の動態を分娩直後から1週間後にかけて調査した。
    初乳の遊離アミノ酸は, Taurine が分娩24時間後まで大部分を占め, 全期間をとおして最も多く存在し, 80μmol/dl (脱脂乳) 以上で推移した。ほとんどのアミノ酸は, 分娩24時間後までわずかな量しか遊離の状態では存在せず, Methionine と Cystine は検出できなかった。しかし, 48時間以降になると非必須アミノ酸, 特に Glycine (Gly), Alanine (Ala), Aspartate, Glutamate および Glutamine が直線的に増加した。このため, 非必須アミノ酸総量 (NEAA) は分娩直後の15.64μmol/dl (脱脂乳) から1週間後には356.49μmol/dl (脱脂乳) と直線的に増加した。
    子豚の血清遊離アミノ酸は, 出生直後ではGlyとAlaが最も多く存在し, アミノ酸総量の40%を占めた。また, 初乳中に遊離の必須および非必須アミノ酸がわずかな量しか存在しなかったにもかかわらず, 出生12時間後では血清の遊離の必須および非必須アミノ酸が著しく増加し, 分娩直後に比べて Tyrosine が8倍, Proline (Pro) が5倍の値を示した。Proは12時間から72時間後まで全てのアミノ酸で最も多く存在した。従って, 子豚の血清遊離アミノ酸は, 初乳の遊離アミノ酸の影響よりもペプチドや乳蛋白質の代謝の影響を強く受けていると推察される。
  • 桝田 博司, 園原 邦治
    1995 年 32 巻 3 号 p. 200-202
    発行日: 1995/09/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 桝田 博司
    1995 年 32 巻 3 号 p. 203-205
    発行日: 1995/09/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
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