日本養豚学会誌
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32 巻, 4 号
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  • 伊藤 米人, 近藤 ゆり, 野村 友宏, 楢島 敏男
    1995 年 32 巻 4 号 p. 207-212
    発行日: 1995/12/25
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    北京黒豚について精液の一般性状, Kiev 希釈液による液状保存とストロー法による凍結保存の成績および雌豚の繁殖成績を調べた。精液の研究には北京黒豚の雄豚4頭の精液を用い, 対照としてデュロック種, ランドレース種および大ヨークシャー種についてそれぞれ3頭の精液を用いた。雌豚の繁殖成績の研究には北京黒豚の雌豚6頭 (10腹) を用い, 対照として24頭のランドレース種を用いた。
    北京黒豚の精液性状では精液量は対照豚より少ない傾向にあり (203.0±66.5mlと224.3±52.7ml), 運動精子率は対照豚より低かった (P<0.01, 74.6±8.5%と83.1±7.0%)。しかし, 精子濃度, 総精子数, 浸透圧およびpHは対照豚と差がなかった。液状保存における運動精子率は, 希釈当日に78.8±4.3%であったが5日目に59.2±11.0%となった。この傾向は対照豚と同様であった。凍結保存における運動精子率は, 融解後30分で対照豚より低かった (P<0.05, 31.5±2.3%と36.4±8.6%)。
    雌豚10腹の平均繁殖成績では産子数は12.0±2.7頭, 生時体重は1.20±0.29kg, 離乳頭数は9.7±2.0頭, 離乳時体重は7.76±1.67kg, 妊娠期間は114.0±1.4日であった。これらの成績を対照豚と比較すると産子数では1~2頭多い傾向で, 離乳時体重では差がなく, 妊娠期間は1.5日短かった (P<0.05)。
  • 秋田 富士, 宮本 進, 安藤 四郎, 神部 昌行, 池田 敏雄, 山田 豊, 中井 博康
    1995 年 32 巻 4 号 p. 213-220
    発行日: 1995/12/25
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    梅山豚 (M) の枝肉構成が, 30, 60, 90kgの屠殺時体重によってどのように変化するかをランドレース種 (L) とデュロック種 (D) を対照にして比較検討した。供試豚としてM27頭, L15頭, D16頭の去勢雄を使用した。
    屠体長の体重の増加にともなう増加量はMがD, Lより小さかったが, 屠体幅ではMがD, Lより大きかった。背脂肪の厚さはM%gt;L>Dの順となり, LとDは成長とともに徐々に増加したが, Mは30~60kgの間に急激に増加し, 成長にともなってMとL, Dとの差が大きくなった。ロース断面積はMがD, Lより小さい上に増加量も少なかった。
    枝肉歩留り (%) では, 各屠殺時でMが他の2品種より低かったが, 発育にともなう変化量には品種間で大きな差は認められなかった。枝肉構成の変化ではMはD, Lに比べ30kgでは前躯割合が高く, 後躯割合が低く, 中躯割合は同等であった。30~60kgでMは他の品種より中躯割合が増加した。
    枝肉の赤肉割合は, 発育にともなってMが他の2品種より急激に減少し, 逆に脂肪割合は急激に増加した。骨の割合では各屠殺時体重とも, D>M>Lの順で梅山豚特有の傾向は認あられなっかった。また, 枝肉の全赤肉量に占める各種筋肉の割合では, 経済価値の高い胸最長筋でDとLは発育にともない増加の傾向を示したが, Mでは減少した。
    以上のような枝肉構成の変化から判断すると, Mの出荷適期は60kg以下であると考えられた。
  • 湊 恵
    1995 年 32 巻 4 号 p. 221-228
    発行日: 1995/12/25
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 太田 正熈
    1995 年 32 巻 4 号 p. 229-235
    発行日: 1995/12/25
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 竹内 康裕
    1995 年 32 巻 4 号 p. 236-238
    発行日: 1995/12/25
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 羽賀 清典
    1995 年 32 巻 4 号 p. 239-241
    発行日: 1995/12/25
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 1995 年 32 巻 4 号 p. 242-249
    発行日: 1995/12/25
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
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