日本養豚学会誌
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33 巻 , 2 号
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  • 栗原 良雄, 池田 周平, 鈴木 伸一, 祐森 誠司, 伊藤 澄麿
    1996 年 33 巻 2 号 p. 25-29
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    1日当りの積算温度 (温度総量: 温度×時間) を一定に保ち, 環境温度を日内変動させることが, 子豚の成長, 消化率におよぼす影響を検討する目的で試験を行なった。供試子豚は生後53日齢および62日齢のY×Lの交雑種8頭 (平均体重5.7±0.2kg) を用いて, 22日間飼育試験および10日間消化試験を行なった。試験区は各区1日当りの積算温度を504℃とし, 21℃一定 (対照区), 21±3℃区, 21±6℃区の3区を設けた。飼育試験の成績は, 平均増体量 (1日当り) では, 対照区が0.682±0.049kgを示し, 21±3℃区および21±6℃区では, おのおの0.660±0.053kg, 0.602±0.033kgとなり, 対照区との間に21±3℃区は有意の差が認あられなかったが, 21±6℃区は有意に低い成績を示した。平均飼料摂取量 (1日当り) は, 対照区が1.33±0.023kgを示し, 21±3℃区および21±6℃区は, おのおの1.30±0.06kgおよび1.15±0.02kgとなり, 平均増体量と同様の傾向を示した。飼料効率は, 対照区が51.1±2.0%を示し, 21±3℃区および21±6℃区は, おのおの50.5±2.0%および52.3±2.2%となり, 環境温度を日内変動させた影響はほとんどみられなかった。消化試験の成績では粗タンパク質ならびにエネルギーの消化率に対して環境温度を日内変動させた影響はほとんどみられなかった。
  • 山野 裕, 松岡 昭善, 古川 徳, 高橋 強, 山中 良忠
    1996 年 33 巻 2 号 p. 30-40
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    豚肉脂質の脂肪酸組成を明らかにするために, 大ヨークシャー種, バークシャー種およびデュロック種の胸最長筋, 大腿二頭筋および半膜様筋から抽出した全脂質 (TL) を中性脂質 (NL), リン脂質 (PL), フォスファチジルエタノールアミン (PE) およびフォスファチジルコリン (PC) に分画し, 各画分の脂肪酸組成をキャピラリーカラムガスクロマトグラフィーで分析した。その結果は, 以下のとおりである。
    TLの主要な脂肪酸は, C16:0 (22.1~26.7%), C16:1 (2.6~4.1%), C18:0 (9.5~14.5%), cis C18:1 (38.8~45.0%), C18:2 (7.3~11.5%) であった。
    NL画分の主要な脂肪酸は, C16:0 (23.2~27.8%), C16:1 (3.1~4.9%), C18:0(9.3~14.9%), cis C18:1 (46.6~50.8%), C18:2 (3.1~6.7%) であった。
    PL画分では, 全不飽和脂肪酸が約75%前後を示し, モノ不飽和酸のC18:1が7.0~7.7%, 多価不飽和脂肪酸のC18:2が18.2~21.9%, C20:4が12.6~16.5%, C20:5が2.2~3.2%, C22:5が3.3~4.2%, C22:6が2.9~4.5%を占め, 飽和脂肪酸のC18:0が21.1~23.5%であった。またn-3系列の脂肪酸が約8.9~12.2%, n-6系列の脂肪酸が34.7~38.7%を占めた。
    PE画分の脂肪酸組成は, PLと類似した組成を示し, 全不飽和脂肪酸が約74~82%を占め, 不飽和脂肪酸含量が高かった。また, n-3系列の脂肪酸が11.1~15.8%, n-6系列が34.0~37.0%を占めた。
    PC画分では, 全不飽和脂肪酸が65%前後を占め, 多価不飽和脂肪酸は, C18:2が20.8~28.4%, C20:4が10.7~16.6%, C20:5, C22:4, C22:5およびC22:6がいずれも1%以上含まれていた。またモノ不飽和脂肪酸のC16:1が4.1~8.1%, C18:1がcisおよび trans 型を合わせて10.3~12.5%含まれていた。n-3系列の脂肪酸含量は, 4.3~5.5%, n-6系列の脂肪酸は, 39.1~45.0%であった。
    各品種および各部位における脂肪酸組成は, 類似したパターンを示したが, 量的には, 各脂質画分において, 品種間で有意差の認められた脂肪酸が多かった。
  • 杉本 隆重, 新部 昭夫, 高橋 弘, 小野里 幹夫
    1996 年 33 巻 2 号 p. 41-46
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    著者らは養豚経営に大きな影響を及ぼす母豚の更新産次を決定するため, 各産次における平均利益を最大にする産次について検討した。
    分析に用いた繁殖および肥育記録は, 群馬, 新潟, 秋田, 宮城および静岡の5県での合計54戸の農家において, 1987年1月から1991年12月までの5年間に繁殖用雌豚 (母豚) 4,390頭から得られた合計18,217腹の記録である。品種はランドレース種 (L) と大ヨークシャー種 (W) の交雑種 (LW種またはWL種) である。これらの農家においては, 同一系統の種豚, 同一飼料の使用および同一基準による飼養管理が行われている。繁殖および肥育に係わる生産費についても同一の農家における1992年3月から1993年2月までの生産費を調査して分析に用いた。
    各産次における平均利益は, k産次までの平均利益={(k産次までの生存産子数の累計)×(出荷率)×(出荷1頭当たりの販売利益)-(k産次までの母豚分娩間隔における飼料費と管理費)-(k産次までの雄豚の種付け費用)-(母豚購入費と育成費用)+(廃用母豚代)}/kによって算出した。
    全記録から得られた各産次の平均生存産子数を基準値とした場合の平均利益は, 9産次で最も大きな値を示した。また基準値より10%増加した生存産子数を用いた場合の平均利益は8産次で最も大きな値であった。逆に10%減少した生存産子数を用いた場合の平均利益は, 基準値と同様に9産次で最も大きな値であった。しかし, 何れの場合でも5産次までの平均利益は急激に増加したが, 6産次以降の平均利益は微少な増加であることが分かった。
    次に最大の平均利益とそのときの産次が容易に計算できるように, 母豚購入費, 管理費, 枝肉価格, 肥育用飼料費, 廃用母豚代, 生存産子数, 雄豚購入費および雄豚飼養期間を説明変数とする重回帰式を求めた。その結果, 平均利益を最大とする産次の決定係数R2は0.85, そのときの平均利益のR2は0.99であった。
  • 森 淳
    1996 年 33 巻 2 号 p. 47-50
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 和田 治男
    1996 年 33 巻 2 号 p. 51
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • Lawrence A. Johnson
    1996 年 33 巻 2 号 p. 52-54
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 1996 年 33 巻 2 号 p. 55-64
    発行日: 1996/06/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
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