日本養豚学会誌
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36 巻 , 1 号
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  • 山田 豊, 河合 康夫
    1999 年 36 巻 1 号 p. 1-4
    発行日: 1999/03/10
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    PG生合成酵素阻害剤の投与により, 排卵の抑制が可能かどうかを検討した。30頭の未成熟豚に, PMSG 12IU/kg体重を筋肉内注射し, その72時間後にhCG 6IU/kg体重を筋肉内注射した。hCG投与24時間後に, インドメタシン (22頭) あるいはメフェナミン酸 (8頭) を投与し, hCG投与72時間後に開腹して排卵の状況を検査した。インドメタシンを投与した未成熟豚における排卵率は, 体重1kgあたり0mg投与した対照群では82.9%, 0.76mg投与したものでは39.3%, 2.53mg投与したものでは13.3%, 7.6mg投与したものでは0.0%であった。また, メフェナミン酸を投与した未成熟豚における排卵率は, 体重1kgあたり0mg投与したものでは84.6%, 10mg投与したものでは80.9%, 30mg投与したものでは63.1%, 100mg投与したものでは21.7%であった。
    以上の結果からインドメタシンあるいはメフェナミン酸の投与により排卵は抑制され, その抑制効果は用量依存性であることが判明した。
  • 岩澤 季之, 楢崎 昇, 上野 光敏
    1999 年 36 巻 1 号 p. 5-12
    発行日: 1999/03/10
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    本研究では, 子豚の1日当たりの豚乳摂取量および豚乳からのアミノ酸摂取量を推定した。供試母豚は3頭を用い, 供試子豚はこれらから生産された合計31頭を用いた。子豚の豚乳摂取量の測定日時は出生後3日目, 7日目および14日目のAM10:00~PM6:00の8時間測定し, その3倍した値を1日当たりの豚乳摂取量とした。豚乳サンプルは各測定日の翌日AM10:00に採取し, 一般成分分析および粗 (全) 蛋白質中のアミノ酸量の分析に供した。
    子豚の1日当たりの豚乳摂取量 (g) は, 3日齢の523±218から14日齢の979±182と経日的に増加した。各腹ごとの子豚1頭当たりの豚乳摂取量は, 3日齢のLWを除き, 1腹当たりの子豚頭数が増加するにつれて減少した。豚乳からの1日当たりの粗蛋白質および必須アミノ酸摂取量 (g) は, それぞれ3日齢の35.0および15.7から14日齢の52.7および23.2と直線的に増加した。豚乳中の必須アミノ酸の平均値はバラツキが比較的に小さく, またLysに対する各アミノ酸の比率はARCで示された豚乳中の値とほぼ同様であった。1日平均増体量 (ADG) は経日的に増加し, 7日齢 (体重2.7±0.3kg) で237±50g, また14日齢 (体重4.4±0.3kg) で254±44gを示した。7日齢および14日齢における子豚の必須アミノ酸摂取量を日本飼養標準におけるアミノ酸要求量 (ADGを237gおよび254gとして) と比較した結果, 日本飼養加標準に対する充足率はほとんどの必須アミノ酸が75~96%の範囲であった。しかし, トレオニンは66%および71%と低く, 特にメチオニン+シスチンは7日齢で56%, 14日齢でも59%と極あて低い値を示した。このため, 日本飼養標準における子豚期のアミノ酸要求量は現行の期待増体日量が200g/dのとき, 3kg以上の子豚にほぼ見合うことが示唆されたが, メチオニン+シスチンは高すぎると思われた。
  • 佐藤 正寛, 古川 力, 石井 和雄
    1999 年 36 巻 1 号 p. 13-17
    発行日: 1999/03/10
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    相対希望改良量を達成するための家系情報に基づく選抜指数によって, アニマルモデルによる制限付きBLUP法を用いた選抜による育種価の期待改良量E (Δg) を試算した。改良目標形質は, 1日平均増体重 (DG), 背脂肪厚 (BF) および産子数 (LS) とした。家系の情報は, 選抜候補を第0代とし, 4代祖までの選抜候補の直系およびそれらの全きょうだいと半きょうだいの表型価および血縁関係を用いた。選抜候補世代はLSの表型価を持たないものとした。交配は雄1頭に対し雌5頭とし, 腹あたりの選抜候補豚の頭数は2~4頭とした。DG, BF, LSの遺伝率はそれぞれ0.3, 0.5, 0.1, DGとBFの遺伝および表型相関は0.2, LSとDGおよびBF間の相関は0とした。LSの相対希望改良量を小さくした場合, 制限付きBLUP法による各形質のE (Δg) は, DGおよびBFの2形質の選抜指数とLSの表型価に基づく選抜によるE (Δg) に等しくなることが期待された。また, LSの相対希望改良量を大きくした場合, 制限付きBLUP法によるLSのE (Δg) は, LSのみの BLUP 法によるそれに類似することが期待された。さらに, 改良目標に達している形質がある場合, 例えばBFの集団平均が最適値に達している場合, LSのE (Δg) はより大きくなることが期待された。
  • 田内 静花, 酒井 幹子, 山内 伸彦, 下司 雅也, 永井 卓, 橋爪 力, 桝田 博司
    1999 年 36 巻 1 号 p. 18-22
    発行日: 1999/03/10
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    保存液中への精漿の添加濃度が液状保存ブタ精子の運動性に及ぼす影響について検討した。精液は2頭のランドレース種雄ブタより採取した。遠心分離により精子と精漿を分離後, 精漿を0, 1, 5, 15, 25, 50および75%の割合で Modena に添加し, これらに精子を浮遊させた計7試験区を設定し, 10℃下で保存した。なお, Modena を用いて濃厚部精液を5倍希釈したものを対照区とした。精子の運動性は Motility Analyzer を用いて, 保存1, 7, 14, 21および28日目に解析した。精漿を0, 1および75%添加した区の Motile および Progressiveの値は, 雄ブタA, Bとも, 保存日数の経過につれ対照区の値に対して有意な低下を示した (P<0.05)。これに対し, 5~25%添加した区においては全保存期間を通して有意な変化は認められなかった。
    以上の結果から, 保存液中への精漿の添加は保存精子の運動性保持に有効であるが, その濃度範囲は5~25%であることが示された。また, 常法通りに濃厚部精液を3~5倍希釈した場合その精漿濃度は有効範囲内にあることが確認された。
  • 中村 孝
    1999 年 36 巻 1 号 p. 23-24
    発行日: 1999/03/10
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
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