日本養豚学会誌
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40 巻 , 2 号
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  • 坂井 隆宏, 花島 大, 羽賀 清典, 鈴木 直人
    2003 年 40 巻 2 号 p. 39-47
    発行日: 2003/06/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    豚舎におけるふん尿混合が悪臭物質の揮散に与える影響を調べることを目的として, 24時間以内に豚ふんおよび豚ふん尿混合物から発生するアンモニア, 硫黄化合物, 低級脂肪酸の発生状況を調査した。豚ふん400gに豚尿をそれぞれ0, 400, 800g混合したサンプルを容積16.5lの容器内部に静置し, 容器内のヘッドスペースを20℃条件下において, 550ml/minで24時間通気した。6時間ごとに排気を採取し, アンモニア, 硫黄化合物, 低級脂肪酸の濃度を測定した。さらに, アンモニアについては2N硫酸溶液を通して捕集し, 総揮散量 (NH3-N) も測定した。また, 通気の開始時と終了時に静置したふん尿サンプルの水分, pH, NH4-N, T-Nを測定した。通気の開始時と比較して, 終了時のpH, NH4-Nは尿の添加量が多くなるほど増加した。アンモニア総揮散量は, 尿を0, 400, 800g混合した試験区でそれぞれ0.28mg, 28.04mg, 73.83mgとなり, 尿の添加量が多くなるほど増加した。また, 通気終了時の排気中のアンモニア濃度はそれぞれ1.1ppm, 202.5ppm, 480.0ppmであった。一方, 低級脂肪酸の揮散は逆に抑制され, 尿の添加量が多くなるほど濃度が低下した。硫黄化合物と尿の添加量の間には一定の関係はみられなかった。また, アンモニアの揮散量とふん尿サンプルの尿由来窒素量との間にR2=0.9804の高い正の相関が見られたことから, ふん量, 温度および空気の流速が一定の場合, ふん尿混合後24時間以内のアンモニア揮散量のほとんどは尿由来窒素量によって決定されると考えられた。
  • 金子 悦史, 菅原 豊, 桑山 岳人, 門司 恭典, 神戸川 明, 百目鬼 郁男
    2003 年 40 巻 2 号 p. 48-54
    発行日: 2003/06/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    標識ホルモンとして peroxidase を用いたEIAにより, ミニチュアブタ血漿中コルチゾール濃度の測定が可能であるか検討した。抗血清は Cortisol-3-CMO-BSA を自作し, 標識ホルモンとして Cortisol-3-CMO-HRP を用いた。抗血清の力価を検討した結果, 抗血清の適正希釈倍率は, 201,000~242,000倍であり, 本EIAにおいては, 200,000倍にて使用した。標準曲線の作成が可能な範囲は0.01~50ngであり, 各濃度における結合率の変動係数 (n=6) は2.32~11.67%, 測定感度は0.012ng/wellであった。ミニチュアブタ血漿のコルチゾール添加回収実験では, 平均96.0±5.5%, 変動係数は10.4%となった。コルチゾール濃度の異なる3種類の雄ミニチュアブタ血漿 (n=6) について再現性の検討を行った結果, 測定内変動係数は5.4~8.8%, 平均7.2%であった。また, 測定間変動係数は6.7~11.4%, 平均9.0%であった。本方法を用い, 妊娠末期から分娩後5日目までの血漿中コルチゾール濃度を測定した。分娩前までの変動は徐々に増加する傾向をが見られ, 分娩日には90.4ng/mlの最高値を示し, 分娩後3日間は25ng/ml前後で推移した。以上の結果から, 本方法を用いてミニチュアブタ血漿中コルチゾール濃度を測定できることが明らかとなった。
  • 大島 浩司, 新枦 修, 高崎 興平, 加田 日出美, 鈴木 伸一
    2003 年 40 巻 2 号 p. 55-64
    発行日: 2003/06/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    分娩後の豚11頭から経日的に乳汁を採取し, 高速液体クロマトグラフィー (HPLC) を使用して乳汁中の5'-ヌクレオチド (CMP, AMP, UMP, IMP, GMP) 濃度を測定した。同時に供試豚の産子について離乳までの育成状況を観察した。
    豚乳中にはCMP, AMP, UMP, IMP及びGMPの5'-ヌクレオチドが検出された。5'-ヌクレオチドの濃度は豚間でばらつきが大きく, 分娩後0日目に総5'-ヌクレオチド濃度が200μmol/100ml以上の乳汁を分泌する豚 (高ヌクレオチド群) 4頭とその濃度が150μmol/100ml以下の乳汁を分泌する豚 (低ヌクレオチド群) 7頭の2群に大別できた。高ヌクレオチド群と低ヌクレオチド群のどちらも総5'-ヌクレオチド濃度は分娩後1日目に最大値を示し (それぞれ250±92μmol/100ml及び102±78μmol/100ml), その後経日的に減少した。分娩後22日目では, 高ヌクレオチド群と低ヌクレオチド群に有意差はなかった (それぞれ32±22μmol/100ml及び33±15μmol/100ml)。なおUMPは, 乳汁中に検出された5'-ヌクレオチドの中で最も高かった。
    高ヌクレオチド群の出生子豚で出生時体重が1kg以下の虚弱子豚はいなかったが, 低ヌクレオチド群では出生子豚の約18%が虚弱子豚であった。離乳時までの下痢及び虚弱治療成績では, 高ヌクレオチド群ではほとんど治療を必要としなかったが, 低ヌクレオチド群では高ヌクレオチド群に対し, 子豚1頭当たりの処置回数が下痢治療で約15倍, 虚弱治療で約3倍となった。また, 低ヌクレオチド群の子豚では死亡原因の50%が衰弱死であったが, 高ヌクレオチド群の子豚では衰弱死がみられなかった。これらの結果より, 豚乳中に含まれる5'-ヌクレオチドは, 新生子豚の発育にとって重要な役割を持つことが示唆された。
  • 山田 未知, 渡部 雄一郎, 佐藤 暁, 山田 幸二, 菅野 廣和
    2003 年 40 巻 2 号 p. 65-72
    発行日: 2003/06/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
    飼育密度の違いが豚の発育性, 産肉性および脂肪組織と筋肉の脂肪酸組成に及ぼす影響について検討した。一日平均増体量および飼料要求率は低密度区 (1群当たり3頭群飼で1頭当たりの飼育面積2.46m2) と基準密度区 (1群当たり3頭群飼で1頭当たりの飼育面積0.93m2) 間に有意な差は見られなかった。
    枝肉成績では, 低密度区に比べ基準密度区で, と体長, 背腰長IおよびIIで有意に長い値を示し (P<0.05), 背脂肪厚 (背および腰) では低密度区に比べ基準密度区で有意に薄い値を示した (P<0.05)。また, 畜試式ポークカラースタンダードを用いた肉色においても低密度区に比べ基準密度区で有意に濃い値を示した (P<0.05)。さらに上物率においても低密度区に比べ基準密度区で低い値を示した。
    腎周囲脂肪と筋肉間脂肪では, C18:2およびC18:2/C18:0比が低密度区に比べ基準密度区で有意に高い値を示した (P<0.05)。また, 筋肉内脂質においてもC18:0は低密度区に比べ基準密度区で有意に低い値を示した (P<0.05)。さらに有意な差は見られなかったものの背脂肪および筋肉内脂質のC18:2とC18:2/C18:0比の平均値も低密度区に比べ基準密度区で高い値を示し, 本研究における低密度区に比べ基準密度区で脂肪の軟化が進んでいる可能性が示唆された。
  • 今田 哲雄, 齋藤 常幸, 須藤 英紀, 石川 俊幸, 池田 等, 川村 信雄
    2003 年 40 巻 2 号 p. 73-76
    発行日: 2003/06/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 川井田 博
    2003 年 40 巻 2 号 p. 77-85
    発行日: 2003/06/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 堀内 篤
    2003 年 40 巻 2 号 p. 86-89
    発行日: 2003/06/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 野口 博道
    2003 年 40 巻 2 号 p. 90
    発行日: 2003/06/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
  • 2003 年 40 巻 2 号 p. 91-105
    発行日: 2003/06/20
    公開日: 2011/06/08
    ジャーナル フリー
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