日本養豚学会誌
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46 巻 , 1 号
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原著
  • 佐藤 正寛
    46 巻 (2009) 1 号 p. 1-6
    公開日: 2009/07/07
    ジャーナル フリー
    REML法による産子数の遺伝的パラメーターの推定精度について,豚系統造成規模の集団を想定して検討した。遺伝的パラメーターの推定に用いた記録は,モンテ・カルロ法によるコンピュータシミュレーションにより発生させた。基礎集団における繁殖集団の大きさは雄10頭雌50頭とした。雄1頭に雌5頭を交配し,一腹から雄1頭,雌1~3頭を育成して交配し,分娩後,無作為に50腹を選抜する世代重複のない10世代分の記録を発生させた。産子数の遺伝率は0.1とした。母数効果は世代の効果とし,各条件下で100反復の継代記録を発生させ,遺伝的パラメーターにおける推定値の平均およびその平均平方誤差の平方根(SMSE)を算出した。記録を持つ個体数が500頭未満のとき,相加的遺伝分散および遺伝率は過大推定され,環境分散は過小推定された。各遺伝的パラメーターのSMSEは記録を持つ個体数の増加とともに急激に減少し,個体数が500頭を超えるとその減少量は緩やかになった。一腹あたりの雌の育成頭数が1頭の場合,5世代以上の記録を用いた場合でも,遺伝率の推定値の約3割が0.1%未満となった。
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  • 本多 昭幸, 中里 敏
    46 巻 (2009) 1 号 p. 7-16
    公開日: 2009/07/07
    ジャーナル フリー
    肥育豚の屋外飼養が,豚の行動および産肉性に及ぼす影響について検討した。WL・D16頭(平均体重 ; 試験 (1) 57.7kg, 試験 (2) 70.4kg)を供試し,対照区および屋外飼養区に4頭ずつ配置し,2回の試験を実施した。試験 (1) : 対照区は常時屋内で飼養した(1.8m2/頭)。屋外飼養区は10時から17時まで屋外で飼養し(60m2/頭),それ以外は対照区と同様の豚房で飼養した(1.8m2/頭)。対照区は不断給餌し,屋外飼養区の屋外飼養時は制限(1日1回13時に750g/頭)給餌し,屋内では不断給餌した。試験 (2) : 対照区は常時屋内で飼養した(1.8m2/頭)。屋外飼養区は試験 (1) と同時刻に屋外飼養し(30m2/頭),それ以外は対照区と同様の豚房で飼養した(1.8m2/頭)。飼料給与は試験区を問わず不断給餌した。両試験区の平均体重が105kgを超えた時点で試験終了とし,豚の行動,肥育成績およびと体成績を比較した。試験 (1) : 屋外飼養した豚の行動は,対照区と比較し採食,飲水および休息割合が低く,運動割合が高く(P<0.05),飼料摂取量も少ないため,屋外飼養した豚の発育は対照区より劣った(P<0.05)。また,その枝肉は屋内飼養と比較し,と体長,背腰長およびロース長が長く,ロース断面積が大きく,背脂肪厚が薄い傾向にあった。試験 (2) : 屋外飼養区の豚の行動は,対照区と比べ採食,飲水および排泄割合に差はなかったが,休息割合が少なく,運動割合が高かった(P<0.05)。また試験 (1) 同様に飼料摂取量も少ないことから屋外飼養区の豚の発育は明らかに劣った(P<0.05)。以上の結果より,日中に屋外飼養した豚は,運動行動が多く,休息行動が少なく,かつ飼料摂取量が少ないことが影響し,発育等の生産性は低下するが,その枝肉は背脂肪厚が薄く,背腰長が長く,ロース断面積が大きいことから,赤肉歩留まりの高い豚肉生産の可能性が示唆された。
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  • 佐藤 正寛
    46 巻 (2009) 1 号 p. 17-24
    公開日: 2009/07/07
    ジャーナル フリー
    選抜および集団の大きさがREML法による分散成分および育種価の推定値に及ぼす影響について検討した。分散成分の推定に用いた記録は,モンテ・カルロ法によるコンピュータシミュレーションにより発生させた。雄1頭に雌10頭を交配し,一腹から雌雄各2頭を育成した後,選抜と交配を繰り返す世代重複のない5世代分の記録を発生させた。繁殖に供した雄の頭数は世代あたり1~100頭の100通りとした。形質の遺伝率は0.25または0.50の2通りとし,無作為および表型価による2通りの選抜を想定した。世代の効果を母数効果とし,各条件下で100反復の継代記録を発生させ,REML法により変量効果における分散推定値の100反復の平均およびその平均平方誤差の平方根(SMSE)を算出した。また,分散の推定値を用いて,各個体の育種価および母数効果の推定値を算出した。無作為選抜集団における相加的遺伝分散および誤差分散のSMSEは,表型選抜集団に比べて僅かに小さくなった。集団のサイズが大きくなるとともに,相加的遺伝分散および誤差分散のSMSEは減少した。母数効果のSMSEは表型選抜集団よりも無作為選抜集団のほうが小さくなった。真の育種価と推定育種価との相関係数は,無作為選抜集団が表型選抜集団に比べて大きくなった。
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