日本養豚学会誌
検索
OR
閲覧
検索
46 巻 , 2 号
選択された号の論文の2件中1~2を表示しています
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
総説
  • 尾野寺 崇, 當眞 嗣平, 西條 由紀, 佐藤 正寛
    46 巻 (2009) 2 号 p. 33-59
    公開日: 2009/12/08
    ジャーナル フリー
    肢蹄障害は種豚が廃用となる主要な原因の1つであるため,肢蹄の強健性は農家にとって最も関心のある事柄の1つである。肢蹄障害には様々な要因が考えられるが,遺伝もその重要な要因の1つである。肢蹄の強健性を評価するためには,肢蹄の外貌を客観的に点数化(スコアリング)する必要がある。肢蹄には数多くのスコアリング法があり,バイナリ型スコアリング法と線形スコアリング法の2つに分類することができる。バイナリ型スコアリング法は問題の有無とその程度を評価するものであるのに対し,線形スコアリング法は形質の変動を効果的に記録するものである。そのため,肢蹄形質の評価にはバイナリ型スコアリング法よりも線形スコアリング法のほうが適しているとされる。肢蹄評価値の遺伝率は,低から中程度の値が推定されている。骨軟骨症スコアの遺伝率も肢蹄評価値の遺伝率と同様に,低から中程度の値が報告されている。また,多くの肢蹄外貌形質における評価値間には高い正の遺伝相関があり,肢蹄評価値と骨軟骨症病変との間にも高い負の遺伝相関が認められている。肢蹄評価値と発育形質や産肉形質との間には,一般に好ましくない遺伝相関が推定されている。肢蹄を改良するためには,肢蹄外貌形質のスコアリング法における統一基準の作成や肢蹄評価値と連産性等との関係の明確化など,解決すべき課題が残されている。これらの課題を克服することで,肢蹄における強健性の育種改良が期待される。
    抄録全体を表示
原著
  • 佐々木 啓介, 本山 三知代, 中島 郁世, 大江 美香, 勝俣 昌也
    46 巻 (2009) 2 号 p. 60-70
    公開日: 2009/12/08
    ジャーナル フリー
    豚肉の外観のうち脂肪交雑ならびに脂肪色,「飼料米給与」表示,および価格が消費者の豚肉選択に及ぼす影響を評点型コンジョイント分析を用いて解析した。脂肪交雑,脂肪色,「飼料米給与」表示,および価格の計4種類の属性を用い,価格については3水準,他の属性については2水準として合計8種類の製品プロフィールを作成した。これら製品プロフィールを回答者に示し,価格についてどう思うか,「安すぎる」から「高すぎる」までの8段階で評価させた。畜産草地研究所一般公開来場者のうち277名分の回答をコンジョイント分析し,その結果得られた各水準の部分効用値から,回答者を4群に分類できた。また,各回答者群について豚肉選択の態様を「飼料米・低脂肪群」「飼料米・高脂肪群」「飼料米高評価群」「価格重視群」のように特徴づけることができた。また,各回答者群における「飼料米給与」表示に対する限界支払意志額は,100gあたり6.9~61.2円と推定された。さらに,「飼料米給与」表示に対する評価は,飼料自給率の現状に対する回答者の意識との間に有意な相関が認められた。
    抄録全体を表示
    • |<
    • <
    • 1
    • >
    • >|
feedback
Top