日本養豚学会誌
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原著
  • 古谷 愛奈, 関口 敏, 末吉 益雄, 佐々木 羊介
    54 巻 (2017) 2 号 p. 29-43
    公開日: 2017/10/13
    ジャーナル フリー

    国内の養豚生産農場における防疫体制は,2010年に宮崎県で発生した口蹄疫,2013年に全国で発生した豚流行性下痢などの感染症発生に伴い強化されている。これらの疾病を防除し効率的な生産システムを確立するためには,適切な防疫体制を整えることが不可欠である。そこで本研究では,養豚生産農場における飼養形態および防疫体制の現状の調査を目的とした。調査対象は,日本豚病臨床研究会に所属する獣医師が診察する養豚農場とし,2014年12月に質問票を配布した。その結果258農場より回答が得られた。農場の飼養規模は総飼養頭数に基づいて小規模(≤2,000頭;N=86),中規模(2,001頭∼4,000頭以下;N=82),大規模(≥4,001頭;N=90)に分類した。豚舎構造に関して,無窓豚舎である農場割合は,妊娠豚舎,分娩舎,離乳舎および肥育舎の全てにおいて,大規模農場が小規模農場より高かった(P<0.05)。また,オールインオールアウトを行っている農場割合は,大規模農場が小規模農場より高かった(分娩舎:58.0% vs. 11.1%,離乳舎:80.7% vs. 29.1%,肥育舎:60.5% vs. 12.8%;P<0.05)。シャワーイン·シャワーアウトを行っている農場割合は,大規模農場が小規模農場より高かった(シャワーイン:55.4% vs. 5.8%,シャワーアウト:70.0% vs. 22.1%;P<0.05)。豚積載前のトラック洗浄を行っている農場割合は63.8%であり,大規模農場が小規模農場より約23%高かった(P<0.05)。本研究において,大規模農場では小規模農場より,防疫体制が強化されていることが明らかとなった。

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