生命現象の根幹を担う核酸、タンパク質、複合糖質などの生体高分子。有機合成化学は、これら天然の精密な構造を構築するだけでなく、その機能を模倣・拡張した人工分子を創製することで、生命科学研究に新たな視座を与え続けています。
本スポットライトでは、1982年から約30年にわたる総合論文から、生体高分子を題材とした有機合成化学の多岐にわたる挑戦を集約しました。分子レベルでの精密な設計と合成が、いかにして生命機能の解明や制御への道を切り拓いてきたか、基礎となる合成研究から生化学への展開を含め、その発展の軌跡をご覧ください。
(編者一同)