Abstract
JSTが運用する電子ジャーナルサイト(J-STAGE1))は、運用開始から12年が経過し、海外の有力電子ジャーナルサイト等と比較すると、ユーザインタフェースや機能面を中心にその陳腐化が否めない。JSTが現在開発している次期システム(J-STAGE3)では、ユーザビリティーの向上、国際発信力のさらなる強化を目的として、①J-STAGEとJournal@rchive2)3)の統合、②デザイン/ユーザインタフェースの一新、③データベース形式のXML国際標準形式への移行、④運用工数の大幅削減、及び⑤投稿審査システムの改善を実現する。
また、平成22年度末に国内学協会誌の電子化状況について調査を実施した。その結果、国内学協会誌の電子化率は全体で約62%であったが、人文社会系は34%程度と依然遅れている状況であった。また、言語別で見ると欧文誌92%に対して和文誌は55%という結果となった。