徳間書店のアニメ雑誌『アニメージュ』とアニメージュ文庫は,日本におけるメディアミックス,ならびにライトノベルの形成・発展に関わる出版史のなかでどのように位置づけられるのか.本稿では主に1980年代の『アニメージュ』とアニメージュ文庫を対象として,これらの実態を雑誌の誌面や関連広告,文庫本や目録などの同時代資料のほか,編集者や作家といった当事者たちの証言から明らかにしつつ,その歴史的位置について考察する.
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