本研究は,東京大都市圏における若者の
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に関連した観光・レジャーの実態と空間的な特徴を明らかにすることを目的とした。Web上で実施したアンケートからは,単に
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に関連した観光・レジャーといっても,その活動の種類によって参加頻度が大きくことなることや,日常的に顔を合わせる友人だけでなく,オンライン上で知り合った友人とも一緒に観光・レジャーを行う層が一定数いることが明らかになった。さらに,アンケートの結果をもとに,来訪されやすい
アニメショップや印象に残りやすいアニメ
の聖地の空間的特徴を概観した。秋葉原や池袋などの
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ショップが集積する場所として有名な場所だけでなく,新宿にもその集積がみられた。また,都心部にも
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の聖地が数多くみられ,多くの若者が訪れていることが明らかとなった。
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