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クエリ検索: "えびす"
559件中 1-20の結果を表示しています
  • ―『報知新聞』文芸欄を視座として
    谷口 幸代
    出版研究
    2009年 40 巻 125-139
    発行日: 2010/03/20
    公開日: 2019/03/31
    ジャーナル フリー

    大正期の野村胡堂は,『報知新聞』文芸欄で,記事の執筆,新聞小説の企画などの編集作業,自らが連載読物を書く創作,と多彩に活動した.胡堂は,記者や学芸部長の活動を通して把握した文壇の動向と読者の好みに基づき,新聞小説において,新しい書き手の充実,作品の質の向上,既成の枠組みに囚われない新しい分野の開拓をめざした.読者と時代に迎合しない大胆な起用と企画力,これは胡堂自身の文学においても礎となった.

  • ─越喜来・崎浜から,私が歩んだ10年─
    中野 圭
    農村計画学会誌
    2021年 39 巻 4 号 386-387
    発行日: 2021/03/30
    公開日: 2022/03/30
    ジャーナル フリー
  • えびす種の一般成分,総カロチンおよび食物繊維について
    山崎 民子
    帯広大谷短期大学紀要
    1986年 23 巻 A1-A4
    発行日: 1986/03/25
    公開日: 2017/06/09
    ジャーナル フリー
    1.素性の明らかな
    えびす
    種を供試して,一般成分,総カロチンおよび食物繊推量を検討した。2.
    えびす
    種の蛋白質,脂質量は,標準値の西洋かぼちゃより高かった。3.
    えびす
    種の糖質および繊推量は,標準値と比べて低く,灰分量はやや高かった。4.カロチンおよび食物繊維量は,これまでに報告されている数値よりも高かった。5.
    えびす
    種は,他品種に比べて蛋白質,脂質およびカロチン量が多いこと並びに繊推量が少ないことなどから食味の良さが確認された。6.食物繊推量は期待できる。
  • 杉本 温美, 山下 安代, 大盛 美香, 鈴木 睦代, 脇田 裕美, 森下 正博, 不破 英次
    応用糖質科学
    1998年 45 巻 1 号 11-19
    発行日: 1998/03/31
    公開日: 2011/02/23
    ジャーナル フリー
     2品種のカボチャ(
    えびす
    ,小菊)をそれぞれいくつかの生育段階で採取し,カボチャ中の炭水化物含量ならびにカボチャより調製した澱粉の性質について検討したところ,次のような結果が得られた. 1) カボチャの可溶性糖量は,
    えびす
    ・小菊ともに生育とともに増加する傾向が認められたが,グルコース量はカボチャ重量に対して1%前後で変わらなかった. 2) カボチャ澱粉の平均粒径は,
    えびす
    で2 .9~8.8μm,小菊で3.2~8.0μmで,開花1週間位は生育にしたがって大きくなることがわかった. 3) 電流滴定法によるみかけのアミロース含量は,
    えびす
    16.5~22.5%,小菊14.1~18.0%で,
    えびす
    ・小菊ともに生育の初期よりも後期の方が増加する傾向がみられた. 4) DSCによるカボチャ澱粉の糊化開始温度は,
    えびす
    で62~64℃,小菊で62~66℃ で,全期間にわたってあまり大きな変化はなかった. 5) アミログラムより
    えびす
    ・小菊ともに,生育につれて最高粘度ならびにブレークダウンが大きくなることがわかった. 6) カボチャ澱粉のX線回折図は全生育期間ともB図形を示した. 7) α-アミラーゼによるカボチャ澱粉粒の分解性は,トウモロコシ澱粉粒の約40~50%で,
    えびす
    ・小菊ともに生育による変化はみられなかった.また,分解後残った澱粉粒の走査型電子顕微鏡(SEM)によって,カボチャ澱粉粒は粒の表面から浸食されていくことがわかった.
  • 山登 敬之
    児童青年精神医学とその近接領域
    2018年 59 巻 5 号 631-632
    発行日: 2018/11/01
    公開日: 2020/02/28
    ジャーナル フリー
  • ─自閉症当事者とのコミュニケーション─
    山登 敬之
    児童青年精神医学とその近接領域
    2017年 58 巻 4 号 507-513
    発行日: 2017/08/01
    公開日: 2019/08/21
    ジャーナル フリー
  • 重枝 徹
    日本舌側矯正学術会会誌
    1998年 1998 巻 9 号 8-12
    発行日: 1998年
    公開日: 2010/07/22
    ジャーナル フリー
    One of the treatment key in the lingual orthodontic treatment is molar distalization.
    In the correction of class II malocclusion in which an adult orthodontic treatment has been treated previously, it is generally necessary to distalize the posterior molar depending on extraction.
    I will show several later cases and discuss my latest lingual treatment in the molar distalization.
  • えびす種の糖度とでん粉量の経時的変化について
    山崎 民子, 伊東 徳
    帯広大谷短期大学紀要
    1986年 23 巻 A5-A8
    発行日: 1986/03/25
    公開日: 2017/06/09
    ジャーナル フリー
    1.素性の明らかな
    えびす
    種を供試して,精度およびでん粉の経時的変化量を測定した。2.
    えびす
    種の糖度は,収穫時より高い。1週目以降糖分解とみられる精度の低下は時々認められるが,7週目迄は漸次上昇の傾向にある。3.でん粉量は,収穫時が最も多くその後漸減する。4.糖度とでん粉量の合計値は,1,2週目はとびはなれて高いが,それ以降はほぼ平行線上にある。糖度とでん粉量の関係は,でん粉の分解による糖度の上昇が認められる。5.
    えびす
    種の冷凍処理は,糖度も高く,でん粉量も多い収穫直後もしくは糖度が増強する2ヶ月以内に実施することがタイムリーではないかと推定される。
  • えびす茶と広島菜漬のレシピ開発
    *村田 美穂子
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2016年 28 巻 2P-52
    発行日: 2016年
    公開日: 2016/08/28
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】広島県における特産品は牡蠣や瀬戸内レモンがよく知られている。しかしながら,特産品の中で
    えびす
    茶(はぶ草茶)と広島菜漬は,若年者はあまり口にしていない。そこで,栄養士養成施設の有志学生が若年者でも興味を持ち,口にする機会を増やしたいと考え,これらを用いたレシピ開発に取り組み,地産地消のPR活動を行ったので報告する。
    【方法】活動した学生は5名であった。まず,
    えびす
    茶と広島菜漬を使ったPR用レシピを各2品考案した。次に,平成27年9月に広島県安芸高田市向原町の
    えびす茶農家及びえびす
    茶の加工場において農業体験を行った。11月には広島市安佐南区川内の広島菜の生産農家及び広島菜漬センターにおいて,農業体験及びセンター内での加工作業体験を行った。体験活動後は,地産地消PR活動に使用するパンフレットを作成した。11月から12月には,大学祭や大学の学生食堂でのレシピ提供や試食,地元のJA農産物直売所での地産地消PR活動を実施した。PR活動の際には,開発したレシピの試食や作成したパンフレットの配布,試食者対象の食材の認知についてのアンケート調査を実施した。
    【結果】PR活動のためのレシピ開発として,
    えびす
    茶はパウンドケーキとプリン,広島菜漬を用いた餃子と春巻きを考案した。農業体験を経て,食材のPR用パンフレットを作成した後,大学の学生食堂や直売所で試食やPR活動を実施した。試食時のアンケートの結果,
    えびす
    茶(はぶ草茶)は認知していた人は半数もいなかったが,広島菜漬は多くの人が知っていた。食材の作りやすいレシピを紹介してPR活動をしたことにより,若年層や地元住民に食材に興味や関心をもたせることができた。また,栄養士養成課程の学生がこの活動を通して,地産地消を学習する良い機会となった。
  • 富山県城端を事例として
    惣司 めぐみ, 澤木 昌典, 鳴海 邦碩
    都市計画論文集
    2006年 41.3 巻 427-432
    発行日: 2006/10/25
    公開日: 2018/06/26
    ジャーナル オープンアクセス
    本論文で取り上げる富山県南砺市城端(旧城端町)の中心地は無形文化財「曳山祭り」の舞台として有名である。その中心地において、平成9年度から国道304号の拡幅工事が行なわれ、工事の進行とともに、通りの両側の建築物が建替えられ、新しい町並みが出現した。その際、沿道の1商店会および2町会において、各自、紳士協定である外観ルールを作成し、地域の町並み景観と環境の管理を目指した取り組みが行なった。本論文では、外観ルールの内容をいかに建築物の外観のデザインにとりいれるかが、建築協定よりも建築主個人の判断に任されることになる紳士協定としての外観ルールを作成し、その実施にあたった西町商店会、出丸町、新町の3つの地区を対象とし、文字で表された外観ルールが表現する外観のデザインの方向性と、建築主の外観ルールの読み取り方を検証し、外観のデザインの読み取り方の違いと建築主の事業への関心度の違いの関係性を明らかにすることを目的とする。
  • 嘉見 大助, 村上 則幸, 杉戸 智子, 杉山 慶太, 辻 博之
    農作業研究
    2011年 46 巻 2 号 69-74
    発行日: 2011/03/20
    公開日: 2011/12/20
    ジャーナル フリー
    草姿および果実特性が異なるカボチャ3品種の果実を収穫調査し,収穫に適した品種特性について調査した.その結果,‘Bush Buttercup’は‘TC2A’および‘
    えびす
    ’に比べて短時間で収穫が可能であった.その要因として,‘Bush Buttercup’は他品種に比べて株元着果性に優れ,少側枝であることから,果実の発見が容易なことが考えられた.また,‘Bush Buttercup’の果柄が細かったことから,株からの切り離しも容易だったことが推測された.以上から,カボチャの収穫作業の軽労化をはかるには,株元着果,少側枝および細い果柄径などの遺伝的改善が必要であると考えられた.
  • 高橋 敦子, 伊藤 喜誠, 奥嶋 佐知子, 吉田 企世子
    日本調理科学会誌
    1997年 30 巻 3 号 232-238
    発行日: 1997/08/20
    公開日: 2013/04/26
    ジャーナル フリー
    Pimpkin is a green-yellow vegetable rich in β-carotene and has been attracting attention recently as a healthy food. We measured the flesh components of the Japanese variety (cv. Hayato) and western varieties (cv. Ebisu, cv. Miyako and cv. Akazukin)to determine the characteristics of each variety, and examined the effect of the difference in composition on taste. The pumpkin was cooked in three different ways: steamed, boiled with seasoning and made into potage. Taste characteristics and preferences obtained from sensory tests were correlated with physical properties.
    The following results were obtained:
    1. Cv. Hayato had, comparatively high water content, low β-carotene, starch and ascorbic acid content, and high fructose content, a sweetening component. Taste assessment of steamed and boiled dishes was unfavorable but that of potage was favorable.
    2. Among the western varieties, cv. Miyalco had low water content and high starch content and β-carotene and ascorbic acid content were intermediate. Taste assessment of the steamed dish and potage was unfavorable because of the low water content, but that of the boiled dish was favorable because of the high starch content which gave good monthfeel.
    3. Cv. Ebisu had the highest water, starch and ascorbic acid content among the western varieties.. The contents of β-carotene and non-reducing suger were intermediate. Taste assessment of the boiled dish and potage was favorable.
    4. Cv. Akazukin had the highest β-carotene content among the four varietis, and intermediate starch, total ascorbic acid and non-reducing sugar content. The water content ranked second among the western varieties. Taste assessments were favorable for all cooking methods..
  • 鮫島 陽人, 満留 克俊, 德永 太藏, 桑鶴 紀充, 嘉見 大助, 杉山 慶太
    園芸学研究
    2018年 17 巻 3 号 337-343
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/09/30
    ジャーナル フリー

    新しく開発された粉質系カボチャの貯蔵特性を調査した.粉質系品種・系統のうち,‘ジェジェJ’,TC58およびTC59は貯蔵後の果実硬度の低下が遅く,粉質の保持が長い傾向にあった.貯蔵直前の全糖含量は有意に低いが,貯蔵後に急増した.貯蔵直前の果肉色a*値は低いが,貯蔵後急激に高まる傾向がみられ,L*値は貯蔵直前から高い傾向が認められた.一方,対照品種である‘

    えびす
    ’は貯蔵直前でも全糖含量が多く,果肉色a*値が高いが,貯蔵により急激に果実硬度が低下した.貯蔵に伴う品質の変化から分類して,‘
    えびす
    ’は,収穫直後もしくは貯蔵1か月以内の短期貯蔵での出荷に向く品種,また,粉質系品種・系統の‘ジェジェJ’,TC58およびTC59は,1か月以上の長期貯蔵後の出荷に向いている品種・系統と分類された.

  • 平井 剛, 杉山 裕, 中野 雅章
    園芸学研究
    2004年 3 巻 3 号 287-290
    発行日: 2004年
    公開日: 2008/03/15
    ジャーナル フリー
    短節間性を有するカボチャ‘つるなしやっこ’に適した畦幅および育苗方式を検討するとともに,その収量性および省力性をつる性の‘
    えびす
    ’と比較した.
    畦幅は150 cmが収量性,果実品質,作業性などの点で最適であることが明らかとなった.‘つるなしやっこ’は,‘
    えびす
    ’に比べ着果が安定しており,育苗を省力化した場合でも安定して1株当たり1果の収穫が得られ,密植することが可能であるため,収量を損なわずに省力化が可能であることが明らかとなった.育苗方式としては,72穴セル成型ポットで育苗し,本圃に直接定植することで,‘
    えびす
    ’を12 cmポリポットで育苗するのに比べ育苗および整枝・誘引作業に要する時間を約75%短縮できる.
  • 桑原 勉, 石井 義久
    農作業研究
    1983年 1983 巻 49 号 7-16
    発行日: 1983/12/20
    公開日: 2010/02/09
    ジャーナル フリー
  • ―『伊勢物語』第十五段の解釈―
    後藤 康文
    中古文学
    1991年 47 巻 11-20
    発行日: 1991/05/15
    公開日: 2019/03/10
    ジャーナル フリー
  • 聴能言語学研究
    2001年 18 巻 3 号 189-191
    発行日: 2001/12/25
    公開日: 2009/11/18
    ジャーナル フリー
  • *山田 加奈子, 白 ろ, 宮崎 直人, 吉元 寧, 松枝 博明, 川邊 清隆, 西田 毅, 松田 寛子, 白井 隆明, 島本 国一
    日本調理科学会大会研究発表要旨集
    2018年 30 巻 1D-1
    発行日: 2018年
    公開日: 2018/08/30
    会議録・要旨集 フリー
    【目的】我々は、カボチャの主要品種である「
    えびす
    」のでん粉が果実内で急速に糖化し、食味が変化することを報告している。近年、消費者志向の変化をうけて、粉質感が強い品種の栽培が増えている。8品種のカボチャの貯蔵中の成分変化および嗜好評価をおこない、品種の特性を明らかにすることを目的とした。
    【方法】北海道の同一圃場で収穫された5品種(
    えびす
    、北渡交4号、雪化粧、ジェジェJ、TC2A)および産地より調達した収穫日が既知の3品種(くりゆたか、くり将軍、プリメラ115)のカボチャをそれぞれ10℃および常温で貯蔵したものを試料として用いた。各試料について、収穫直後、1ヶ月または2ヶ月後の固形量や遊離糖組成を分析し、でん粉を抽出してラピッド・ビスコ・アナライザー(RVA)粘度特性などを測定した。また、各貯蔵期間における全ての試料を用い、カット後に蒸煮し冷凍貯蔵した試料を解凍して「パンプキンサラダ」を調製し官能評価をおこなった。
    【結果】固形量は、経時的に減少し、でん粉の分解と呼吸により水分が増加したと考えられる。一方の遊離糖は、経時的に増加したが、還元糖とショ糖が同時に増加する「
    えびす
    」型と還元糖の増加が少なくショ糖を増加する「北渡交4号」型の2タイプが見られた。
     抽出でん粉の6%RVA粘度は、「
    えびす
    」では、貯蔵により粘度が低下したが、他の品種では、特有の粘度特性を持つが、貯蔵中の変化が小さかった。サラダの嗜好では、貯蔵と共に糖化が進んだ甘いだけ品種よりも、硬さや甘さのバランスが取れた品種の方が評価が高い傾向にあった。
  • (第6報) カボチャ果実の硝酸塩含量の生育,貯蔵中の変化
    畑 明美, 緒方 邦安
    日本食品工業学会誌
    1976年 23 巻 6 号 257-261
    発行日: 1976/06/15
    公開日: 2010/01/20
    ジャーナル フリー
    日本種「小菊」および西洋種「近成
    えびす
    」カボチャについて硝酸塩含量と貯蔵中の変化について検討した。
    (1)カボチャの硝酸塩量は日本種「小菊」で220ppm,西洋種「近成
    えびす
    」で280ppmと西洋種でやや多く,さきに報告したナス,ピーマン,メロン,イチゴに比べ果菜類のなかでは高含量を示すことを認めた。部位別硝酸含量分布は「小菊」の幼果(開花後10日,20日)では皮部に含量が高く果肉部が少なかったが,適熟果(開花後40日)では部位における硝酸含量の相違が少なくなった。「近成
    えびす
    」は適熟果のみについてみたところ,種子部は最も少なく,果肉,胎座部で多く,その含量差もなかった。
    (2)カボチャ「小菊」の生育中の硝酸塩量は幼果期に高く,完熟期ではやや減少することを認めた。
    (3)カボチャの生育期を4期に分けて採取し,果実を貯蔵(20℃)すると,幼果(開花後10日)では貯蔵中硝酸含量の減少はほとんどみられないのに対し,開花後20日以降の果実ではいずれも貯蔵中硝酸塩の著しい減少が認められた。硝酸塩が貯蔵中減少することは,日本種,西洋種共通してみられる現象で,とくに西洋種「近成
    えびす
    」では1カ月貯蔵(20℃)で約1/10にまで減少した。
    (4)カボチャ果実の貯蔵中の窒素化合物の消長については,カボチャ果肉の全窒素に対する硝酸態窒素の割合が減少し,それに対応して蛋白態・アミノ態窒素が増加した。胎座部でも同様の傾向を認めた。このことから貯蔵中に硝酸態窒素が蛋白態・アミノ態窒素に移行し,そのため硝酸塩含量が減少するものと推察した。
  • 吉田 みどり, 嘉見 大助, 杉山 慶太
    農研機構研究報告
    2019年 2019 巻 2 号 45-55
    発行日: 2019/12/31
    公開日: 2022/02/01
    研究報告書・技術報告書 フリー HTML

    セイヨウカボチャ(Cucurbita maxima)においては,冬から春までの端境期に出荷できる高貯蔵性品種の育成が求められている.本研究はカボチャ果実の糖代謝の特徴から貯蔵性選抜指標を見出すことを目的に,貯蔵性の異なる品種を 3 年間供試し,10 ℃貯蔵中の果実の乾物率,デンプンおよび可溶性糖含量を分析した.試験年を通して,長期貯蔵用品 種の‘白爵’と‘おいとけ栗たん’は,貯蔵中のデンプン含量が高かった.乾物率は収穫年の貯蔵中のデンプン含量の順に値が高かった.生食用の‘コリンキー’を除いた品種は貯蔵中にデンプン含量が急速に減少し,可溶性糖含量が急増したが,乾物率の変化はそれに比較して少なかった.‘白爵’と‘おいとけ栗たん’は貯蔵初期にスクロース含量が急増し,標準品種の‘

    えびす
    ’に比較して貯蔵中のスクロース含量は高く推移したが,グルコース含量は低いレベルで増加した.同様の結果は,2018 年にデンプン含量の高かった‘雪化粧’にも見られた.‘白爵’,‘おいとけ栗たん’,‘雪化粧’の貯蔵前のグルコースと総可溶性糖含量は低い値を示し,この傾向は高貯蔵性品種の選抜指標として利用可能であることが示された.

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