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クエリ検索: "きなこねじり"
2件中 1-2の結果を表示しています
  • アンケートに基づく実態調査
    三好 正浩, 吉澄 志磨, 佐藤 千秋, 奥井 登代, 小川 廣, 本間 寛
    感染症学雑誌
    2005年 79 巻 9 号 664-671
    発行日: 2005/09/20
    公開日: 2011/02/07
    ジャーナル フリー
    ヒトに急性胃腸炎を引き起こすノロウイルスには, 多数の遺伝子型が存在しており, 一部の遺伝子型では感受性についてABO式血液型との関連性が報告されている. 2003年1月, 我々は, 小中学校の児童・生徒661名が同一のノロウイルスによって集団食中毒を起こしたと考えられる事例に遭遇した. そこで, 検出されたノロウイルスとABO式血液型との関係を明らかにするため, 発生当時の小中学校の児童・生徒 (小学校2年生-中学校3年生) 1,098名を対象にアンケート調査を行った. このうち. 722名から回答 (回答率65.8%) が得られた. 解析の結果, 最も高い発症率を示した血液型はA型で, 71.1% (187名中133名) が発症していた.一方, 最も低い発症率を示したのはAB型の55.3% (47名中26名) であった [P (Z0) <0.025].また, 児童・生徒の家庭における二次感染発生率は, AB型が192% (26家庭中5家庭) で, A型の41.4% (133家庭中55家庭) およびO型の39, 5% (124家庭 (1家庭は不明) 中49家庭) より有意に低い発生率であった [P (Z0) <0.025]. 以上のことから, 本事例において, AB型保有者は検出されたノロウイルスに感受性が低かったものと推察された.
  • 川井 英雄
    日本食生活学会誌
    2012年 23 巻 1 号 33-38
    発行日: 2012/06/30
    公開日: 2012/08/01
    ジャーナル フリー
    腸管出血性大腸菌, カンピロバクター, ノロウイルスによる食中毒の近年における発生状況, 予防対策について概説した。過去10年間おいて, 腸管出血性大腸菌食中毒は事件数が12~27件, 患者数は70~928名であった。カンピロバクター食中毒の事件数は337~645件, 患者数は2, 092~3, 439名であった。ノロウイルス食中毒の事件数は268~499件, 患者数は7, 961~27, 616名であった。腸管出血性大腸菌とカンピロバクターによる食中毒において, 最も重要な予防対策は食肉類の加熱調理である。ノロウイルス食中毒の予防対策として, 最も重要なのは手洗いである。
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