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クエリ検索: "やましたひでこ"
5件中 1-5の結果を表示しています
  • ―第二次世界大戦後の『婦人之友』を対象として―
    藤平 眞紀子
    日本家政学会誌
    2023年 74 巻 7 号 378-393
    発行日: 2023年
    公開日: 2023/08/05
    ジャーナル フリー

     本研究では, 婦人雑誌『婦人之友』を資料として, 第二次世界大戦後の1946年から2021年における, 住まいや住生活, 住まいに係わる家計や家事に関する記事を抽出して, その中で住居管理に関する記事に着目し, 記事内容から住居管理の変遷を検討した. その結果, 住まいに関わる記事のうち, 住居管理に関することは時代を問わずコンスタントに掲載されていた. 具体的には, 掃除・清掃, 整理整頓, 補修・修繕, 衛生・清潔に関することが多かった. 戦後の急激な経済成長の中で, 従来からの住生活の見直し, 椅子座や集合住宅居住など新しい生活様式や家電製品などを取り入れながら, 住居管理は従来の方法に加えて新しい生活様式に応えるように繰り返し情報が出されており, それを必要とする生活者が多くいたことが明らかとなった. 戦後のモノ, 住宅不足から住宅取得への住宅に対する生活者の熱い思いが, 管理行動にも映し出される一方で, その対象は段々と住宅内部の狭い範囲に移っていた.

  • 記号・物質・記憶
    松井 広志
    社会学評論
    2013年 63 巻 4 号 503-518
    発行日: 2013/03/31
    公開日: 2014/03/31
    ジャーナル フリー
    近年, デジタルメディアによるコンテンツ受容に関して, 「物質」の対概念としての「情報」そのものに近い消費のあり方が伺える. しかし, ポピュラーカルチャーの現場では, 物質的な「モノ」という形式での受容が依然として観察される. ここには「ポピュラーカルチャーにおけるモノをめぐる人々の活動」という論点が潜んでいる. 本稿の目的は, この受容の論理を多面的な視点から, しかも日常的な実感に即して読み解くことである. 本稿ではその動向の典型を, ポピュラーカルチャーのコンテンツを題材としたキャラクターグッズやフィギュア, 模型やモニュメントに見出し, これらを「モノとしてのポピュラーカルチャー」と理念的に定義したうえで, 3つの理論的枠組から捉えた.
    まず, 従来の主要な枠組であった消費社会論から「記号」としてのモノの消費について検討した. 次に, 空間的に存在するモノを捉える枠組として物質文化論に注目し, とくにモノ理論から「あるモノに固有の物質的な質感」を受容する側面を見出した. さらに, モノとしてのポピュラーカルチャーをめぐる時間的側面を, 集合的記憶論における「物的環境による記憶の想起」という枠組から捉えた. これらの総合的考察から浮かび上がった「モノとしてのポピュラーカルチャー」をめぐる人々の受容の論理は, 記号・物質・記憶のどれにも還元されず, 時間的・空間的に重層化した力学の総体であった.
  • ――特集にあたって――
    山川 肇, 渡辺 浩平
    廃棄物資源循環学会誌
    2017年 28 巻 3 号 168-176
    発行日: 2017/05/31
    公開日: 2019/11/07
    ジャーナル フリー
    本稿では,将来,何かのきっかけで大量かつ一度に排出されるときに発生する問題の観点から,「家庭内に蓄積されている使わなくなったモノであって,潜在的なごみ」を「ストックごみ」と定義した。そして高齢者とかかわりの深いストックごみにより起こりうる課題として,いわゆる「ごみ屋敷」にかかわる問題,遺品整理等に伴う問題,空き家化への影響,3Rされにくいという問題を取りあげ,それぞれの問題の概況を整理した。あわせてストックごみを増やす「ため込み」の要因をごみの出しにくさの面と心理的・精神的要因に分けて概観した。最後に高齢者のもつ3Rに対するポジティブな面をどう活性化していくかという課題について指摘した。
  • 李 炅泰
    商品開発・管理研究
    2019年 16 巻 1 号 3-21
    発行日: 2019/09/30
    公開日: 2022/12/15
    ジャーナル フリー
  • 小形 美樹
    レコード・マネジメント
    2011年 60 巻 12-27
    発行日: 2011/03/31
    公開日: 2017/03/24
    ジャーナル オープンアクセス
    わが国の学校教育では、「記録管理」はファイリングの手法として「文書実務」や「事務管理」などの科目の中で教えられてきた。これらの科目は高等学校の商業科や短期大学の秘書科などでカリキュラムに組み入れられていたが、最近では社会経済情勢の変化や少子化の影響による学科の廃止や再編などに伴い、開講されることが少なくなっている。しかしながら、「記録管理教育」がまったく行われなくなったわけではなく、「情報処理教育」と「初年次教育」において、何らかの形で行われている。本稿では、宮城県内の大学・短期大学における記録管理教育の現状をシラバスから分析することにより、今後の「記録管理教育」の方向性とその効果的方法について検討を行う。
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